Cherryblossom
大きな桜の木の下で いつも座って本を読んでるあの人
グラウンドの片隅が まるで違う空間のよう
「好きです」の一言がどうしても云えなくて
手紙を出す勇気も持てなくて
課外授業で誰もいなくなった教室
わざと遅刻して一人たたずむ
はじけそうな胸に手を当てて
あの人の席についた
高鳴る鼓動を抑えながら迎えた昼休み
いつものように彼が本を抱えて出て行く
手作りの栞に託したメッセージ
差出人のない Love Letter
あまり眠れなくて 一番に学校に着いた
机の上に見慣れないもの
桜の花びらで描いたメッセージ
差出人のない「アリガトウ」
静かに教室の扉が開いた
涙でにじんでよく見えなかったけど
差し込む朝日に照らされたあなたの顔は
どこかちょっと桜色
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