cafe au lait
飲むことはないと思っていた
あのひとと出会うまでは
あれほど毛嫌いしていた理由が
苦いのがダメだからだとわかったら
底が見えるほど薄く煎れたコーヒーに
ミルクと砂糖をたっぷり注ぎ込んだ
甘さの中に ほんのかすかな苦味
歩き始めたばかりの恋人同士のようで
悪くないと思った
今でも ふと手にしていることがある
薄い琥珀が満たされたカップ
一口含むたびに蘇る
カフェオレと同じ色に染まった想い出
きっと いつまでも忘れない
あのひとが残した苦味を
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