「戯れ言手記」
善悪
善意悪意、善人悪人、正義悪。国、人種、民族、部族、家庭、学校、年齢、性別、人それぞれの正義と悪があるのではないかと思う。
思うと言ったら私が思うのであり確定事項ではない。
根元はあるのであろうか?
絶対的な価値観は存在し得るのであろうか?
答えはNOであろう。
なぜならほとんどのそれが1人では成り立たない事が多いからである。
神の名の下というのはNGである。
神という絶対的な価値観を必要とし、さらに絶対的に全ての人々からあがめている神は僕の知りうる限り存在しないからである。
だから、悪だの正義だのは人が後々に集団生活をする上でその場その場で作り上げたモノなのだろうと思う。
殺人、窃盗、婦女暴行、人種差別、規律違反等は絶対的な悪にはなりえないと思う。
(悪い事ではないと言っているのではない)
人間の本質とは善or悪?という話しを友人(友人と呼んでも良いのかな?違うと言われたら悲しい)としていたとき、友人は人間の本質は「善」であると答えた。
その答えに対して否定的ではあるが、真顔でそう答えられる彼が少しうらやましかった。
ちなみに彼は宗教家ではない。
2001,12,27御南方修蔵」