時林優子(ときばやしゆうこ)
1976年12月15日生
年齢   :23歳
身長   :155p
体重   :45s
血液型  :A型
職業   :英語教師
通称   :ゆう(悪友がそう呼ぶ)
趣味   :散歩、ひなたぼっこ、詩を書く
好きなもの:貞守さん、両親、生徒達、めがね(コンタクトも持っている)
嫌いなもの:いやらしい人、虫
性癖や精神障害その他:無し

私立聖華女学園の新米英語教師
箱入り娘だったので只今生徒と一緒に社会勉強中(笑)。
性格はよいので、人つき合いは得意な方。
あまり目立たない服を好む
その他に服の傾向は得にないようだ
あまりオシャレには興味がないうえに、
城上があまり飾った女性が嫌いのため。
休日一人の時は散歩して公園でひなたぼっこして
気が付くと夕方なんて事を繰り返したりしている。
城上が体を求めてこないことを気にしている。


私は籠の中の鳥だった・・・
両親には年をとってからの初めての子供だった。
年齢の差を考えると孫と呼んでも差し支えないような高齢出産だ。
両親は、とても優しくて家も裕福だったので何不自由なく生きてきた。
不満はなかった、何が不満なのかもわからなかった。
籠の中で生まれ育った鳥は、飛ぶ必要もなくいつでも食事にありつけて外敵からも怯える必要はない。
そんな生活の中で何を不満に思うというのだろうか?
わからない・・・そんな世界で私は高校を卒業するまで育った。

時に時林優子18歳

私は初めて籠の外に出てみることにした。
共学の大学へ通うことにしたのだ。
両親は嫌がるかと思ったが私が自分の意志で進路を決めたことに涙ながらに喜んでくれた。
今でも本当に良い両親の元に生まれたと思う、きっと私は幸せ者なのだろう。
初めて男性の方々とお話しする機会ができたのだがどのように接して良いのかわからなかった。
恥ずかしいことだが、学校の先生とお父様以外の男性と話をしたことがなかった。
その時、自分が他の人と違うことの初め的が付いた。
見えるのだ・・・。
目の前の男性がどんな人なのか。
どんな目的で話しているのか。
私の、知らないもの知らない人への警戒心はこんな状態へと昇華されたらしい。
戸惑いはあったが、解決策がないいじょう仕方がない。
友人達に相談してもおかしくなったとしか思われなおだろう。
人の心の内側が見えるのは辛いことだった。
こんないよい人なのに何で?なんて事が良くあるのだ。
地味目なのであまり目立たないと思っていたのだが逆に結構目立つらしい。
下心見え見えの男性が言い寄ってきたりするが時には友達に助けられたりしながら何とか断って過ごした。
時は過ぎてもうすぐ就職。
私は進路を決めていたので、やることは決まっていた。
学校の先生になりたかったのだ。
両親以外の大人といえば教師以外の人に接したことがないので、こんな良い職業は他にないと思っていた。
私の世界が狭いだけなのだが、それでも夢に向かって自分の足で歩いていることを実感できて嬉しかったのだ。
思い残すことと言えば、素敵な出会いができなかったことだった、しかたがないけど。

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