城上貞守(しろがみさだもり)
1973年1月18日生
年齢   :26歳
身長   :195p
体重   :113s
血液型  :AB型
職業   :無職
通称   :貞ちゃん・貞さん
趣味   :現在無し(元ゲーム)
好きなもの:母・妹・霧香・形見の革ジャン
嫌いなもの:おばけ・夢(楽しい夢を見たことがない)
性癖や精神障害その他:刃物恐怖症・死体恐怖症・マザーコンプレックス・その他

現在恋人無しオセロット事件の直後に分かれた
特別愛していたわけではなくただつき合っていたという感じ

家族構成
両親はすでに死亡
妹:竹上美由姫(旧姓:城上美由姫)

1973年1月18日大阪は豊中市で生まれる。
父と母の駆け落ちの途中の出来事であった。
定職に就かず喧嘩師で生計を立てる様な男
城上良守に、好きこのんで娘を渡す親などいるはずもなかった。
母である竹上美貞は両親との縁を切ってまで父良守についていった。
しかし、母には母の考えがあったのだ。
−天命−
彼女には残された時間がなかったのだ。
ただ無駄に生きる時間をのばすくらいなら
ぱっと咲いて散ってしまいたい
何もない、そんな時間を過ごしてきた母の最後のわがまま。
それを知るまで、私はきっと父を憎んでいた・・・きっと。

母が生きていた頃は良かった
妹と母、三人で待っていた。
父が仕事で出かけるときは決まって母は悲しい目になる
だから父の仕事が何であれ嫌いだった。
僕は母が好きだったので、母を悲しませる全てが嫌いだった。
でも、その時は母を独り占めしているようで少しうれしくもあった。
母が死んだとき、妹は母方の家に引き取られたが、僕は父についていった。
是非引き取りたいと言われたが、見届けたかったのだ。
この男の最後を。
母が見られなかった良守の最後を・・・。
そのころには父が何をしているのかもしっていた。
いつか無様に、殴り殺される姿を見てやる。
母を早死にさせた報いを受けるのだ。
そう思っていた・・心のどこかでそれが間違っているとわかっていたのだが。
だがその時はこなかった。
トラックに跳ねられ死亡。
あっけない最後だった、その日は暖かく壁に掛けてあった皮のジャンバーだけが遺品になった。
大きな、革ジャンだった・・・。
一人になったが、生活には困らなかった。
いつかこの日が来るのを知ってか、父は結構な額を貯金していたのだ。
それに、非合法と思えるほどの保険金
(上記のお金には手を着けていない美由姫が成人になったら分けようと思っている)
一人になって、初めて気づいた。
自分の中でどれほど父の存在が大きかったのか。
孤独
高校に通うようになって友人もできた
恋人も何人かつき合っては分かれた
それでも満たされない
満たされない何かがあった。
満たされないままに、大学を出て
教師になって数年
満たされない何かを
目に見えない何かが満たしていった
そう少しずつ・
確実に・・
オセロット事件以来・・・
暴力と狂気という非現実的な現実が・・・・
実際は本人は望んでいない
ただ生きているという実感を与えてくれる
−狂気・暴力−
それを必要としなくなるまで
その世界から救ってくれる者が現れるまで
続くのだろう・・終わらない終わった世界が

It’s peaceful day.
     −それは、平穏な日−

一人の女性にであった
その何も見つめない瞳は
俺の中の黒い心の穴を見つめているようだった。
まず最初に惹かれたのはその瞳
しかしもっと驚いたのは
彼女の顔だった
母親そっくりの
瓜二つ、いやそれ以上かもしれない
自分の中で勝手に作られた
母のイメージそのものだった
なぜか忘れていた
事件が終わって初めて思い出したのだ
光を失ったその目に
もし光を取り戻せるなら
私も取り戻せそうな気がする
その為ならこの命惜しくはない
だがその日まではいかなる犠牲を払ってでも
生き残ってみせる

明るい病室でぼんやりとそとを見つめながら
「霧香・・今日はいい天気だよ・・霧香 ・・・」
何も答えてくれない彼女に微笑みながら
彼女が僕の方を向いた
目の奥に微かに光が見えたような気がした
「霧香今日は帰るよ・・」
彼女の頬に手を当てた
俺の頬を大粒の涙がつたう
唇を重ねる
卑怯なのはわかっていた
今、確たる意識のない彼女に
こういう行為を行うのは
部屋を出てため息をつく
これをあいつに見られたら殺されるな
久しぶりに自分が微笑んだことに気づいた
ある良く晴れた平日の午後だった。
・・・あいつ学校行ってるのかな

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