佐野良太参上!
正義感の強い少年佐野良太君
ある日練習の帰りに路地裏で襲われている少女と出会う。
あれは運命だったのだろうか?
〜路地裏〜
??「あのマスターになっていただけますか?」
男達「この女頭いかれてんじゃねーか?」
??「駄目でしょうか?」
男1「汚れてるけどよく見たらなかなかだぜ」
男2「やらせてくれたら俺達がマスターになってやるぜ」
??「あの〜マスターは一人しか選べませんが・・・」
男2「うるせえなぁ〜このいかれ女は!」
そういって数発蹴りを入れた
??「うっ!」
彼女は声にならない声を上げて痛みでのたうち回った。
その声が通りまで微かに届いた・・・そう彼の元まで・・・
〜通り〜
良太「ん?何の音だ・・女性のうめき声のような・・」
そう思ったとたん良太君は路地裏へとかけ出した
そこで、彼女と運命的な出会いをする
運命が彼を選んだのだろうか?
彼が運命を呼び起こしたのだろうか?
〜再び路地裏〜
良太「やめろ暴漢ども!」
今時少年漫画でも言いそうにない台詞を真顔で言ってのけた
男達「・・・またいかれたのが増えたな・・」
ある意味こいつらの方がまともそうなのは気のせいか・・?
人数で上回っているため良太をふくろにすることに決まったのだが・・・
良太「やるのか?身の程知らずの悪党め!」
一昔前のヒーローでも・・・みなまで言うまい・・
数分後男達は良太君の木刀にのされていた
良太「大丈夫かい君?怪我はないかい?」
??「ありがとう御座います・・・あの・・」
良太「なんだい?」
まったく不自然さを感じさせない笑みで彼女に問いかけた
??「わ・・私のマスターになって下さい・・・駄目でしょうか?」
良太「・・・・ん〜」
??「やっぱり駄目ですね・・・」
良太「それで君は幸せになれるのかい?」
??「え?」
良太「それで君が幸せになれるなら「マスター」になってあげるよ」
??「あ・・ありがとう御座いますマスター」
そう言って彼女は抱きついてきた
良太「うわ!ああ・・は・とりあえずはなれて」
初めて女性に抱きつかれて赤面する良太君・・
高鳴る鼓動を押さえつつとりあえず自己紹介をすることにした
良太「僕の名前は佐野良太君の名前は?」
??「沙耶・・見鶴城沙耶ともうします」
良太「で「マスター」って何をするの?」
沙耶「それはですね・・・」
良太君の新たな生活が始まった・・・



以下さらに
駄文
父:佐野良男
母:佐野良子
姐:佐野良江

良太:「ここが僕の家なんだ、どうぞ入って」
沙耶:「はいマスター、失礼いたします」
良太:「あの、マスターって言うのはやめてくれないかな?」
そう言いながら家の扉を開けたそこには・・・
良子:「お帰り良太君お腹空いた?」
良男:「おや?そのお嬢さんはどうした良太?」
良子:「もう、お父さんたらデリカシー無いわねぇ」
良男:「おお、そうかガールフレンドか、しかし偉く汚れてるな」
良子:「お風呂の用意をしなくちゃちょっとまってね」
良太:「あの、お母さん・・・」
良男:「震災で家を無くしたのかな?なに心配いらんよ」
良太:「お父さん・・・」
良男:「おっと、着替えがいるね、良江〜」
良太:「ああ・・・」
沙耶:「マスターのこと少しだけわかった気がします」
良江:「マスター?良太もすみにおけないねぇ」
良男:「おお、もうそんなに深い仲だとは」
良太:「いや・・違うんだ・・」
沙耶:「え!違うんですか?」
良江:「良太遊びだったのかい?」
良太:「いや、そうじゃないんだ・・」
良男:「とりあえず良江の服を貸してあげないさい」
良江:「はい、御父様」
良子:「お湯が出ましたよ」
良男:「さ、どうぞ遠慮なくお風呂を」
沙耶:「ご厚意に預かります」
良男:「なかなか礼儀正しくて良い子じゃないか何という名前だい?」
良太:「見鶴城沙耶って言うんだ危ないところを助けて・・・」
良男:「そうか流石我が息子よくやった」
そう言って良男パパは居間の方に歩いていった・・・
良太:「御願いだから僕の話しを聞いてよ・・・・」
良太の受難は続く・・・

        おしまい