釈迦ヶ岳
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山歩日時 2005/06/04(土) 天候 晴れ一時小雨
交通アクセス 車:(R24)→五条→(R168)→旭口→(林道)→旭ダム→(林道栗平線)→峠の登山口(新登山口) 

山域 大峰山脈 登山口 奈良県大塔村
ルート 峠の登山口(7:30)→(8:40)古田の森→(9:05)千丈平→(9:31)釈迦ヶ岳頂上→(11:33)峠の登山口
総所要時間 4時間 歩行時間 4時間 休憩時間 15分
ルート概要 新登山口(峠の登山口または太尾登山口とも呼ばれる)は、標高1300mと高い位置にあり、釈迦ヶ岳への最短ルートである。登山口から釈迦ヶ岳まで明瞭な道がついていて迷うことはない。登山口から少し登った地点から緩やかな起伏の明るい尾根道になり、大峰の山々の展望を楽しみながら気持ちよく歩ける。


釈迦ヶ岳 1799.6m
大峰山脈第一の秀峰といわれ、山頂には、明治時代に大峰一の強力と呼ばれた岡田雅行が担ぎ上げたと伝わる、高さ3.6mの大きな釈迦像が立つ。山頂からは、大峰の山々を360度展望できる。

峠の登山口 1300m
林道栗平線を上り詰めたところにある。車を10台ほど駐車できるスペースがあり、山小屋風の綺麗な水洗トイレが設置されている。


(1) R168旭口の交差点を左折する。


(2) 旭ダム付近。


(3) このあたりから道が狭くなってくる。

(4) 林道脇に立つ旧登山口の標識。


(5) 新登山口の駐車場、すでに何台か車が止まってる。


(6) 新登山口の水洗トイレ、今年新設されたようで大変綺麗。
 早朝に車で自宅を出発。途中、24時間営業のセルフGSで給油して、コンビニでおにぎりと寿司を買う。R24五条本陣の交差点からR168へ入り新宮方面に進む。R169に比べると道路整備が遅れていて、途中まだ道の細い箇所が随分ある。大塔村夢の湯の手前あたりでR168が崩落のため通行止め。架設の橋で川を渡り、対岸の道路を走る。途中崩落箇所が良く見える。大きく崩れて道路自体が崩落しているようだ。夢の湯の少し先で川を渡りもとのR168へ戻り、しばらく進むと旭口へ着く。

 西吉野発電所の案内標識、釈迦が岳登山口の案内標識に従い三叉路を左折する。ここから旭ダム(西吉野発電所)までは、ほぼ対向できる広さの舗装された林道が続くが、旭ダムを過ぎると道は極端に細くなり、ほとんど対向できる場所がない。道路の片側は切り立った谷で、片側はいつ崩れてもおかしくない切り立った水が染み出ている崖。ガードレールもない箇所が多い。道には小さな落石が多数散らばっていて、気をつけないと床下をこする。こんな道が延々続いたあと、急に道幅が広くなるが、相変わらず小さな落石が多数散らばっている。旭口から約1時間ほど走ると急カーブのところに釈迦ヶ岳登山口の標識があり車が何台か駐車している。これは旧登山口なので通り過ごし、もう少し進むと駐車スペースと綺麗なトイレがある新登山口に到着。トイレは今年作られたようで水洗で非常に綺麗。早朝にかかわらず駐車スペースには、もう何台か車が止まっている。

 登山口からほんの少し階段を上がると、2m程度のスズタケが両側に茂る見通しの悪い道になる。朝早い時間で、熊が出ないとも限らないので、鈴を鳴らしながら登っていく。旧登山道の分岐を過ぎた辺りから、笹薮が切れて道は明るい雑木林に変わり、緩やかな起伏の道が前鬼への分岐まで続く。途中、右前方に大日岳の鋭い山容が見える。ふり返ると今来た登山道を野生の鹿が2頭横切っていくところが見える。急いでカメラを向けるが余りうまく撮れず。前鬼への分岐手前の水場、ちょろちょろしか水が出ていないが、手に受けて少し飲んでみる。それほどきつい登りもなく、前鬼への分岐に着く。釈迦が岳へ10分の道標が立つ。ここから最後の登り、一気に登って頂上へ着くと男女二人連れの先客が、ほどなくして年配のご夫婦も登ってこられた。

 狭い頂上には大きな釈迦像が建っていて360度展望がきく。男女二人連れに記念撮影を頼まれ、弥山、大台ケ原をバックにシャッターを押してあげる。ただ、頂上には動物の糞が多いのか、大量のハエがぶんぶん飛び回り、まとわりつくので、ゆっくり景色も見ていられない。男女2人連れは前鬼のほうへ下っていかれた。私は、頂上で昼食をとるつもりであったが、このハエでは到底無理なので、変更して早々に退散して往路を戻ることにする。先に下っていかれたご夫婦を途中で追い越す。帰り道では、登ってくる人が増えてくる、単独、グループのほか観光バスの団体ツアー客か多数の人とすれ違う。奥駆道出合いのところまで戻り休憩していると、先ほど追い越したご夫婦の登山者が追いついてきた。しばらく一緒に休憩して話をする。ご夫婦は姫路から来られたらしい。

 奥駆道出合から登山口まで戻り、車の後ろで湯を沸かし昼食にする。雨が一瞬パラパラと落ちてくるが、すぐにまた晴れてくる。ここは、風もあって、またハエもおらず、快適に食事をすることができた。昼食を終え雨がひどくならないうちにR168まで戻ることにする。往路より速いペースで林道を走り旭口に到着。R168を五条方面へ、途中、大塔温泉の夢の湯に入る、綺麗な設備で気持ちがいい。時間も早いので、すいてて貸切り状態。さっぱりして、少しロビーで休憩したあと一路帰宅する。


(7) 登山口につけられた木の階段。

(8) すぐに両側が高いササタケに囲まれた道になる。

(9)こんな道を登っていく。

(10) 旧登山口からの道との出合。

(11) 明るい尾根を歩く。

(12) 古田の森。

(13) 千丈平。

(14) 初めて登山者と出会う。

(15) 前鬼への分岐。

(16) もうひと登り。

(17) 釈迦ヶ岳頂上。

(18) 帰路に撮影したR168号の崩落現場、道路が完全に崩れている。