ニャンコ徒然草 その5

サマーカット

夏の長毛ネコのお楽しみということで
サマーカットをやってみました。

これが思ったより難しく、ミルクの抵抗もあって
まあ・・結果は、
ライオンよりトラになってしまいました。(^^;)

完敗・・・(T^T)うううっ・・・\(>∩<)/くやし〜〜!!

ミルクのこの頃もっとも冴えた特技は、自力脱出です。
と言ってもマジックじゃありませんよ。
完全力技です。

じつは、昨今の諸事情から、最近はミルクを自由に外には出していません。
それで
我が家では、この暑いのに家の外に通じる窓は、ほとんど鍵をかけて閉めています。
そうしないとミルクが出れそうな所見つけて、
力にものを言わせて開けてしまうのです。
人間の同じ年の子でも、開けれそうもない扉も鍵がかかってなければ
前足と口を使って
努力と根性で開けてしまいます。

それで、一番脱走する経路はうちの玄関
家族の誰かが出る時、閉め方が甘いと
つまり、玄関ドアは、引き戸なので爪が入る程度の隙間が出来ていれば
サッシや襖と同様にお手の物で開けてしまいます。

先日も、この自力脱出を敢行し散歩へ
ご飯も食べてしまった後なので、えさ皿を叩いての呼び戻し作戦(※1)も通じず

長期戦になるとばかりに夜中まで待って
玄関から様子を伺うと裏の方から鈴を鳴らして小走りにやってきました。

私は、いつも子どもたちに対応するのと同じに
「今何時と思っているの!!」
「勝手に外にお出かけしていいと思っているの!!」
と、言うと・・・

私が
何を怒っているのか、怒っているということは雰囲気で分かっているらしいけど
理由が全然分かってないミルクは、先まで入ろうとしていた玄関入り口の所で
ピタリと足を止めました。
「入るの入らないの」とまた怒れば

そんなにうるそう言うんやったら、別に家の中に入れてくれへんでもええわぁ・・
と、ばかりにフイと踵を返して裏の庭の方へと行ってしまいました。
それを見てすぐに
完全に親ばかの私は慌てて追いかけて
さっきよりやさしい態度ミルクを確保・・・・

その態度に満足したのか、彼はおとなしく帰宅・・・・
うううう・・・完全に相手になめられている私でした・・・・


(※1)食いしん坊のミルクは、出かけてもえさ皿をコンコンと叩くと戻ってくることが多いのです


じつはこんな事も出来たんです

自力脱出に引き戸を開けるのを得意とするミルクですが
やはり後の窓やドアは、開けっ放しのやりっぱなし・・・

ミルクが脱出不可能な二階の窓や格子の入った窓には鍵を閉めていないので
散歩が出来ない時は
お得意の前足カキカキで開けて外をうかがいます。
それも、一箇所や二箇所ではなくあちらこちらの開けれる窓は全部回って
開けて、そのままです。
まあ、しかし、夏は蚊が入ってくるし、冬は寒いしで、気がつくたびに閉めてます。
かと言って鍵はかけられない親ばかの私もそこにいます・・・(^^;)

そのあちらこちら開ける場所中でも一番のお気に入りが
今、使っていない台所・・・
(聞こえが悪いので説明しますが、うちは元々二世帯住宅なんです(^^;))
そこは、
流しの上がタイル張りの小さな出窓になっていて
寝るのも、外を見るのにも都合がいい場所なんです。

そこはまた、近所の奥様たちと立ち話をする(*^m^*;)のがよく見えるところでもあります。

ある時、その場所でいろいろ立ち話をしていると、
それを見ていたミルクが話に割って入るように、格子から首を出してニャアニャア・・・

お話相手の方と、二人して「はい、は〜い」「ミルクちゃ〜〜ん」などと、なおざりな返事をして
こちらは、またおしゃべり開始・・・(笑)
するとしばらくして、ミルクはまたニャアニャア・・・
そして、こちらもまた・・・でも、おしゃべりは終わりません。(爆)

それを何度か繰り返し、そうこうしているうちに
突然、バタンとミルクがのぞいていた小窓が閉まったのです。

同時に目撃していた奥様と、えっ?!見た?!と思わず顔を見合わせました。
その閉めた窓がまた開くことはなく、ミルクは家の中のどこかへいった様子で
たまたまの偶然だったかも知れませんが、
それは、また、私達の長話に怒ってどっかに入ってしまったようにも見えました。(笑)

違いのわかる・・・・

ご他聞にもれずミルクの好物はマタダビです。
自分にしてもらいたいことが特に無ければ、
呼んでも、「はいはい・・」とばかりにシッポを振るだけのミルクですが・・・

粉マタダビ入りの小袋を彼の目の前で振ると態度は一変。
ニャーとばかりに飛んで来て、お行儀良くお座り
そして、手のひらに出してやり始めると前足で催促して「もっと、くれくれ」とばかりにせっつきます。
最後には包装してあるアルミの袋まで舐めつくす始末・・・

それに気をよくした親ばかの私(^^;)は
9月のミルクの誕生日にいつもより5倍以上の値段のマタタビを買いました。

「ミルク誕生日プレゼント!」と言って、その袋を前でいつものようにプラプラ・・・
ミルクも、いつもと同じような袋に入っているので、匂いを嗅いでお座り体勢・・・
袋からマタタビが出されると、いつものように舐め始めたのですが
半分もいかない内に、パタリと舐めるのを止めました。

「まだ、大分残っているよ。舐めないの」と催促しましたが、もういいやとばかりに他所に行こうとします。
手の平に残ったマタタビのやり場に困って、ミルクを押さえて口の方に持っていきましたが
彼は頑として口を開けず後ずさりするばかり・・・
「もう!せっかく誕生日だから高いやつ買ってきたのに!!」と言っても彼に通じるわけも無く・・・(TT)
余ったマタタビは、ミルクの餌皿に放り込み、未練たらしくミルクの方を見ても彼は知らんぷり・・・
ところが
試しに残っていた安い方のマタタビには、すごく反応して一袋を文字通りペロリ・・・( ̄- ̄;)
しかし、
高い方は相変わらず最初は飛びついても少し舐めたらまたも知らんぷり・・・
安いのが好みなのはいいけど、あれは誕生日だからケーキの代わりに買ったんだよ!!
本当のケーキと違って、かなり日持ちはするでしょうが、
半年近くたってもまだほとんど残ってます。(TT)

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