みけっぴが書いている釣りコラムです。

第21回:テトラの穴釣り(2007/01/06)

今回は僕の最も好きな釣り方の1つであるテトラの穴釣りについて語らせてもらう。最も楽して釣れる釣り方は何か?と聞かれると僕は迷わず答えます。「テトラの穴釣りぃ〜」と。いわゆる釣り方のテクニックなど無く、基本どおりにやれば初めて釣りする園児でも釣れます。よく入門にはサビキでの小アジ釣りが良いと本に書いてありますが、テトラの穴釣りの方が初心者には打ってつけだと思います。それは魚とのかけひきをダイレクトに楽しめるからです。さぞかしハマること必至でしょう。簡単にできるのですが、かなり奥も深く戦略的な釣りです。また、釣れる魚種も豊富でカサゴ、キジハタ、アイナメ、メバル、クロソイ、ムラソイ、メジナ、キューセン、ササノハべラなど様々な魚が釣れるうえにサイズも40cm近くまで来る時があります。ただし、テトラポッドの上にあがって移動できることが必要です。波止場とテトラの際でも粘れば釣れますが、先の他の人が釣り尽くしており小物で数もあまり期待できません。
 
テトラの穴釣りはテトラ上を移動できるなら初心者が最も楽しめる釣りだ!
それでは、テトラの穴釣りの基本を教えよう。釣り方は2パターンある。@1箇所で粘る釣り方、Aたくさんの穴を探る釣り方の2つである。
先ず@について、深い良い穴を知っていることが前提となる。最初に既に居着いているかもしれないので、仕掛けを底まで落としてみる。ゆっくり1秒でリール半回転スピードで巻き上げてくる。ここで、あたりがあれば釣ってしまおう。1匹釣れれば数匹は居るぞ!何も釣れなくなったらその穴にエサを撒こう。オキアミなら6〜10匹ほどでテトラにこびり付かないように沈めよう。3分くらいしたら、また底まで仕掛けを沈めて釣ってみよう。この繰り返しである。3分とは短いと感じる人が居るかもしれないが、潮通しの良い場所であれば付近のテトラから魚が集まってくるには3分待てば十分である。根掛りし難そうなテトラの穴であれば、胴付きの方が良い。この釣りの場合、エサは活きエビもしくはオキアミである。
次にAについて、これはその漁港のテトラの穴全てに仕掛けを落とすつもりでやる機動力の釣りだ。途中で仕掛けの落ち込みが止まってしまう浅い穴がほとんどだが底まで落ちる深い穴がいくつかある。そういった穴は90%たいてい釣れる。こういう穴を探し求めてテトラを徘徊するのだ。時にはテトラの穴に入り込んで横穴を行くと未だ人の入っていないパラダイスに出会えることもあるぞ。ただこのAの方が死ぬ確率は高いと言えよう。機動力を活かすのでエサは青イソメが良い。
 じっくり腰を据えるなら@撒きエサ戦法、機動力を活かすならA全穴調査戦法
ここでオススメの方法を教えよう。初めての場所でAで釣る。知っている場所ならAで深い穴だけ釣り調べてから最もお気に入りの穴で@をすると言う方法だ。テトラの穴釣り師にとって知っている釣り場とは全ての穴の深さや場所を知っていることを言う。仙人レベルまで達すると深さや場所だけでなく、各穴の落とす途中のテトラ構造や根掛りしやすい位置までその漁港丸々1箇所分全て立体的に頭にインプットされている。ボウズなど100%無いのだ。テトラ上を移動するのは危険である。楽勝と思っていてもうっかり落ちてしまう人があとをたたない。僕も濡れた箇所に足を滑らせて1段分落ちたとこがあるが爪は捲れて血まみれ、打ち身になったこともある(僕も運動神経良い方でバク転、バク中もできるのだが運動神経は関係ない)。自分は大丈夫と過信せずに特にAでは必ずスパイクブーツを履こう。
テトラの穴釣りは気軽な釣りだが何が気軽かというと全ての釣りの中で最も軽装備でできる釣りなのである。90cmのテトラ竿も縮めれば50cmくらいだし、両軸リールなのでコンパクトにしまえる。ソフトクーラーバックさえあれば、リュックサックに入れてレーサーバイクでも十分釣りに行けるのだ。バイクで様々な漁港を巡ってテトラの穴釣りができれば鬼に金棒、根魚3ケタ釣果も夢ではないだろう。モトクロスのバイクならテトラのところまでバイクで入って来れるだろうし、渋滞もないぞっ。最後に、テトラの穴釣りで釣れる魚はほとんどが根魚である。どの書籍でも言われていることだが根魚は成長がすごく遅く、どの釣り場でも数が激減している。最低15cm以下、できれば18cm以下はリリースすることがこの釣りをする絶対条件である。


第22回:冬の釣り防寒対策(2007/01/11)

寒いですね〜。去年までなら今の時期シーズンオフで12/1〜2/28は巣にこもっているのですが、今年はクロソイを釣ろうと真冬に釣りをしてしまいました。ギギは雨の日しか釣れないようにワカサギやクロソイのように寒い時期しか釣れない魚もいるので魚種UPには仕方ないですね。冬の釣りをなめてはいけません、動きが少ない分スキーよりもはるかに寒いです(特に海は)。そこで、今回は冬でも何とか釣りできるようにあったかい防寒対策についてコラム書きます。
まず上から順にいきますと、頭&顔はめざし帽が断然オススメです。殺人犯チックですが耳だけでなく顔全体が暖かく快適です。ただ、鼻水垂れるような時は鼻元がグチュグチュになりかえって不快になります。そういった点からMPはでかい耳当て付きの帽子をよく利用しています。次に首ですがネックウォーマーがオススメです。マフラーだとほどけたりしてうっとおしいですがネックウォーマーだとオシャレ感覚で調整もいらず首を寒さから守ってくれます(スポーツショップに売ってるようなやつ)。そして上半身ですがあまり着込んで雪だるまみたいになるとテトラ上など移動しにくいので、Tシャツ、トレーナー、フリース、防寒具上着とせいぜい4枚くらいにしてTシャツの腰にカイロを貼っておきます(必須)。下半身はパンツの上にトレーナーまたはジーパン、に防寒具ズボンをはけばOKでしょう。靴下は分厚いものにするかミニカイロを靴底に貼っておきます。また、指だけ出る手袋をすれば防寒対策OKです。ただ、着太りしてフローティングベストが着れません。でかいフローティングベスト買うしかないですが、万が一、冬の海に落ちたらほぼ死は免れないでしょう。
 
スキーに行く格好以上の完全防寒防備すべし!
不思議なもので同じ気温、気象条件でも釣れてる日はあまり寒くないのに、釣れないと嘘みたいに寒いです。釣れてる時はきっとノルアドレナリンで脳が麻痺しているからでしょう。たいていの場合風邪をひいてしまうのは前者のように好釣果のときです。温泉に入って体を温めてももう手遅れです。好釣果の時ほど寒さを意識してほどほどにしましょう。
それと無理は禁物です。実はMP、今このコラム書いていますが風邪で死にそうにしんどいです。正月1/2にマラソンに出たのですが直後風邪をひきました。1/4に病院行くとウイルス性の風邪と診断され薬をもらいました。薬飲んでた直ぐ治るだろうと思い、1/5の激寒の中、小浜新港に釣りに行き、そこそこ釣れましたが、その後風邪が悪化してゾンビと化していました。しかも、薬飲んでもいっこうに治らず、病院でもらったものは飲みきって市販の薬を買いあさり、飲む点滴など今年に入って約\6,000分も薬飲んでいます。でも全く治らず。
くれぐれも無理をせず病気の時は釣行しない勇気が必要です。まだ冬に釣りに行ったこと無い人は参考にしてください。
(そう言えば昔、痛風で足が激痛のときに釣りに行ったなぁ、そういうときに限って爆釣)


第23回:釣行に使う車(2007/01/19)

釣りが趣味という人なら、年間釣行回数=10回以上はあると思います(MPは去年22回~~;)が、ほとんどの人は毎回移動ツールとして車を利用していると思います。電車の場合は荷物多く周りに迷惑な感じで座り辛いですし、バイクでは短い竿と小さいクーラーになってしまいますもんね。今回は釣りに行くための車について少し語りたいと思います。
釣りに向いた車のイメージとしては、ごっついSUVやミニバンが必要という感があります。確かに車内で寝たり、待ちの投げ釣りで竿を5本以上も使うような人にとっては便利なのですが、普通に釣りに行くには全く必要ありません。MPは現行版のスズキ「ソリオ」に乗っていまして、車体価格は普通車で最も安い99.8万円ですが十分やっていけます。サイズも全長は軽自動車と同じくらいで横幅が軽より少し広いレベルです。それでも左の写真のようにクーラーボックスもちゃんと詰めるスペースもありますし、仕掛けやタモ、防寒具、バッカン、活エビBOXなど十分に収納できます。重量も1tを切るので燃費も良く何の不満もありません。ということで、初心者の方、大きい車は必要ないですよ(貧乏人の皮肉ではない)。
どの車でも起こることですが積んどいた釣り竿の先が折れることが良くあります。MPも10本近くやってしまっています。バモスで事故った時なんて積んでいた4本の投げ竿が全て折れました。この問題を解消すべくMPが最近利用しているものがあります。それは右下の写真のような天井に付けるタイプのロッドホルダーです。
 
ロッドホルダーは竿を守れて場所も取らない便利な装備だ。オススメ!
価格は\15,000くらいしますが、竿が何本も折れることを考えれば安いものです。しかも、コンパクトカーでもフル定員乗車+荷物たっぷりでも問題なく釣りに行くことができます。ただ、室内高の低い車では邪魔になると思います。ルーフキャリアを付ければテントや机、イスなどのキャンプグッズとクーラーBOXも天井に載せれて完璧なのですが。
昔はMPもタウンエースやセレナといったワンボックスタイプのミニバンに乗っていましたが、釣りで便利と言えば車内で寝れるということだけでした。快適に寝れるサイズの車を購入しようと思ったら最低210万はかかるでしょう。それなら130万円分くらいの車で我慢して80万円分、旅館やホテルに泊まれば、もっと充実した人生が送れると結論付けました。燃費も倍は良いですし、コンパクトカーで十分です。
でも以上の話は3人以下の家族の場合での釣行、または友達と釣りに行く場合です。4人家族以上で釣りに行く場合はでかい方が良いですね。MPもそろそろビッグカーが欲しいところですが、貧乏なので今の車にあと7年は乗らないといけない状況です(とほほ)。


第24回:釣りエサについて(2007/01/27)

昔は他の人より多くの種類や数をたくさん釣ろうとエサをいろいろ試したものだ。釣りの書籍にも対象魚別に様々なエサが紹介されている。シロギスを釣るなら石ゴカイ、大きいマダイを狙うならユムシが良いなど書かれている。そういう傾向はあるかもしれないが絶対ではない。イシダイをウニで狙ったり、大量の撒き餌を使っての釣りに関しては本サイトでは対象としていないので、MPの釣った魚図鑑にあるような魚を釣るのに最適だと思っているエサについて紹介する。いきなり結論を言うと、
 
青イソメまたはオキアミ1パックあれば十分
と言わせてもらおう。エサより場所や時間帯、タナ、天候、気温の要素の方がはるかに影響するのである。MP自身、ネットでしか買えないあやしい練り餌やユムシ、ボケ、本虫、石ゴカイ、キビナゴ、イワシ切り身、コーン、フナムシ、活きシラサエビ、アケミ貝など様々なエサを試したが試すだけ無駄な努力であった。それではなぜ青イソメやオキアミで十分なのかを説明すると「コストパフォーマンス」が優れているからである。青イソメなら1パイ\500、オキアミは\400くらいが相場である。それに対して活きエビは1杯\700、石ゴカイは\500だが量が少ない、本虫は\1,000もする。青イソメより活きシラサエビの方が喰いが良いとよく言われ本にも書いてあるが、MPが根魚釣りにどちらも長い間試したがどっちも釣果についてはサイズ、量ともに変わらなかった。であれば、ブクブクを必要とせず、パックの持ち運びだけで済む青イソメやオキアミの方が機動力あり便利だし安く済む。青イソメは何でも釣れる万能エサであり、ハマチやスズキ、サワラなども喰ってくる。このエサで防波堤で釣れない魚種は無いくらいである。ただエサ獲りの餌食にもなり易いのでそういう時期は1パックでは済まない。ある魚種を専門に狙う玄人でないならこれらお気楽なエサを使うことをオススメする。たま、青イソメやアミエビはどこの釣具屋にでもいつでも絶対置いてあるということで入手のし易い。MPの場合、1箇所で粘っての釣りの場合はオキアミ、投げたり多くの箇所を探る場合は青イソメという具合に決めている。
ただMPはエサを使っての釣りだけでなく、ルアー釣りもやっている。餌代より安く済むのでは?と思われるかもしれないがそんなことはない。根掛りやハリス切れでルアーも良くロストするのである。例えば、イカを釣るのにエギを使うが平均すると1回の釣行で0.8個くらいロストしてしまう。1個\1,000くらいするのでやはり\800かかるのだ。
できるならば安い投資でハイリターンを得たい。青イソメ1パイで魚市場\10,000分の魚を釣りあげるのが目標だ(岸釣りでは根魚でしか実現不能であるが)。現地でイガイやフナムシを捕まえて、それで巨チヌなどを釣るというのも少ない投資で入りターンの究極と言えるが、釣りエサの現地調達はもし確保できない場合、時間のロスが大きくリスクが高すぎるのでオススメできない。


第25回:ラインの種類(2007/02/02)

今回は釣りでもっとも大切な道具であるラインについて語ります。釣り竿やリールを使わない釣りはありますが、ラインと針だけは絶対使いますよね。ときに場合によってはラインに絡まって魚が釣れているときがありますので、そういった意味ではラインが最も大切な釣り道具なのです。本にも載っているとおり、素材によってナイロン、PE、フロロの3種類に大別でき、投げ用で徐々に太くなっているテーパーラインと通常のラインの2系統があります。ナイロンは伸縮性と柔軟性に富んでいるので使用時にトラブルが少ないけれども太陽光により紫外線劣化しやすい。一報、PEは感度が良く海底の状況がダイレクトに伝わってくるが高価で根ズレには極端に弱い。といった感じでフロロはその中間にくると思っていれば良いです。場合によって使い分けるのが楽しみの幅も増えるがここではコストパフォーマンスを追及して紹介します。本サイトのように防波堤での海の岸釣りを専門とするなら
 
ラインは無色透明のナイロン2.5号を使え!
と言っておきます。確かにPEを使えば魚の感触が大きくナイロンよりやり取りが楽しいことは間違いないし強度も高い。ただ、ラインが強度で切れるときはデカボラを掛けた時くらいで大抵は根ズレや魚の歯で切れることの方が圧倒的に多いのです。岸釣りでナイロン2.5号が切られるような本命魚に出会うことはまず無いでしょう(大物Getよりも釣りを楽しむこと優先)。また、魚をゴボウ抜きにして釣り上げてクーラーボックスに入れる時、PEの方がナイロンより外れて逃がしてしまう確率が高い。例えば、MPの場合、シロギス釣りで昔PEを使っていたがテトラからの投げ釣りでしっかりハリがかりさせているにもかかわらずクーラーボックス直前で外れて落としてしまい悔しい思いをよくしたものですがナイロンラインの場合はかなり減りました。食い込みもよくショックも吸収しやすいからでしょう。値段ではナイロンが圧倒的に安いけど、なぜナイロン2.5号なのか、岸釣りの観点から自論を紹介しましょう。
■テトラの穴釣り・・・まず根ズレ前提のなのでPEを使うことは問題外(PEで穴釣りしたことあるなら分かると思うが一瞬にして切れて全く釣りにならない)。ならナイロンの号数について、ド田舎の全く荒らされていないテトラ帯なら信じられない型もでるが、普段から釣り人のいるテトラ帯で40cmオーバーがでることはない(いても1万匹に1匹)。それ以下のサイズでゴボウ抜きできるといえば2.5号なのである。細いほど楽しいが大物来た時でも釣り上げたい。そんな状況に適しているのが2.5号なのだ。逆に太すぎると流れの影響を受けやすく根掛り率も高くなってしまう。また、カサゴなどには太さは関係ないがメバルでは太いと全く喰ってくれなくなる。
■キスの投げ釣り・・・遠投の本格的な投げ釣りの場合はテーパーラインを利用してラインにはできるだけ細いものを使うのが常套手段だが、本サイトで投げ釣りは10号以内の軽いオモリでハーフキャストすることを想定している。フルキャストだと最低6号ほどの太さがないとテーパーライン必須になるが、10号未満のオモリでのハーフキャストだと2.5号でテーパーラインは不要である。テーパーラインつけると、おもいっきり投げれるのは良いが、結ぶ時間と費用、トラブル率など悪い面もある。お気楽に投げて釣るにはナイロン2.5号ハーフキャストが楽しいのである。結構飛ぶぞ!
■青物やイカのルアー釣り、エギング
アクションさせることを考えれば、できれば伸びの無いPEの方が良いことは明白。だが、最近のルアーやエギはただ巻きで十分に魅力的な動きをしてくれる。感度は無いが、ナイロンの方が食い込みやのりは良いのである。ここでもショックリーダーは使用しない。ナイロンは伸びるのである程度衝撃を吸収できるためだ。サワラなど歯の鋭い魚に対してはナイロン2.5号は切れやすいが太くしても結局切れるのである。朝イチシリーズなど細長いルアーを使うことでハリとラインの距離を離してある程度対応できる(これで歯によるライン切れは15%以下となる)。2.5号でサワラ50cmを簡単にゴボウ抜きできるが、さすがにコウイカ類はNG。タモ必須である。玄人釣り師や名人、プロが聞いたらライン2.5号で全てをカバーするなんて馬鹿げた話だと言うかもしれないが、コストパフォーマンスを追求し、楽しくお気軽に釣りをするにはと試行錯誤した結果、ファミリーフィッシングを前提とした海の岸釣りには最も賢いやり方だと自負している。
最後に、ナイロンラインはUV劣化し硬く切れやすくなるので、年に2回(シーズンインのときと夏)、リールに新しいラインを巻こう!それでもPEよりも安いよ。


第26回:おかずを釣ろう!(2008/02/11)

最近、中国産の加工食品への殺虫剤混入で世間が騒いでいる。知ってのとおり日本の食はほとんどを他国から輸入しており、自国だけで賄うのは不可能だ。この機会に是非少しでも自給自足することを考えよう。野菜は家庭菜園で育てれば良い。マンション暮らしでもベランダにてコンテナ栽培ができるのでたくさん育てることができれば食卓の1割は賄うことができるだろう。さて、おかずはどうする?ニワトリでも飼うか?いやっ、待てっ。このページは釣りのサイトだ。ということで、魚を釣っておかずにすればいいじゃん。今回の本気で食する釣り魚について語る。最初に断っておくが各釣り魚がどういう調理で食べるのが良いかなど一般的なことは他の書籍を見てくれたまえ。ここではちょっとした雑談をする。
 
釣った魚はほとんど食べれる。キャッチ&キルからキャッチ&イートへ。
第2回のコラムで記載したが、一般的な魚を狙って食べるなら岸釣りでは根魚を釣るのが一番だ。キジハタなんてクエに匹敵するほどの超高級魚で1kgあたり\5,000もするのだ。刺身でもうまいが、やはり根魚は鍋か煮物にするのがうまい。一方、青物は焼き物がうまい。シロギスやネズミゴチはてんぷらがうまいし、カレイは煮物がうまい。結局、何でもうまい。今月号の釣りサンデーではゴンズイを刺身で食べる記事があった。三重県では昔から好んで食べるし、激うまという噂であったが記事によると本当にうまいらしい(これからゴズ=ゴンズイがブームになるとのこと、ホンマかいな?)。確かに見た目はグロテスクでもうまい魚はたくさんいる。キューセンもべラの仲間であるが結構うまいし、ギンポも最高だ。MPは代表的な魚だけで、まだいろんな釣り魚を食べたことがないが、このコラムのネタも釣行しないと乏しいので、これからはどんどん変な魚を食べてコラムネタにすることを宣言しま〜す。
釣り魚の食チャレンジで1つ怖いのがシロサバフグだ。敦賀新港でサビキを遠投すれば底付近で釣れる。こいつはたぶんシロサバフグだ。無毒でうまいフグである。しかし、釣り魚図鑑を見るとシロサバフグの横にクロサバフグというのが紹介されていた。写真での見た目はMPには全く分からなかった。何とシロサバフグは無毒なのにクロサバフグは有毒なのである。これが怖くてシロサバフグを食べる気がしない理由だ。また、フグと言えば、以前、小浜新港でクロソイ釣りをしたとき、地元のおじいさん達はトラフグを釣っていた。と言っても20cmくらいのちんまいのであるが、それでも本命が来たとの事で大喜びしていた。これを肴にいっぱいやるとことだが、素人がフグを調理しても良いのだろうか?まあ自分が食べる分に関してはOKか。
変わった魚でも食にチャレンジしてコラムに書くので楽しみにしてね。


第27回:釣り目標の設定(2008/02/23)

ここ数年、釣りに対する熱中ぶりが自分の中で最盛期の3分の1になってしまっているような気がしてならない。最盛期は今から11年前のことでドブ川でも釣りをし、休みの日は必ず釣り。まさに釣り吉と呼ぶに相応しい状態であった。ところが今ではどうか。年間20数回ほどの釣行で、ボウズもほとんど無いが無難な釣りをして漁師のようである。今でも釣っているときはドキドキしているし、釣具屋やエサ屋ではワクワクする。でも昔と何かが違う。4、5年前に100種類突破したからか?いろいろ考えたが自分の中ではこう結論付けた。「知らないことがほとんど無くなり探究心低減、マンネリ化」している。釣りは楽しいがもっともっと熱く楽しみたい。ということで、今回は新たな目標を設定しようと試みた。MPの場合、以下の5点を目標とすることを宣言する。
 
@陸っぱりで150種類の魚種を釣り上げることを達成する(釣堀禁止)
 A陸っぱりで10000匹の魚種を釣り上げることを達成する(釣堀禁止)
 Bフィッシング海上安全指導員の資格を取得する
 C様々な釣り大会に出て1位に10回なる
 D自分の子供も釣り好きにさせる

以上を達成した暁には自分で自分のことを釣り仙人と呼ぼう。というのは冗談で、それぞれの根拠をうんちくする。
@Aについては、現在109種類2226匹(釣りHPを始めてからの分)なので単に増やす。数はきりよく1万、アジのサビキ釣りなどしまくれば楽勝でクリアできるだろうが、種類は100種を越えるとなかなか増えない。いろんな書籍を呼んでいるが船釣りや磯釣り、海外での釣りをしても200種類達成は厳しいものらしい。ということで、陸っぱり(「おかっぱり」と読む)では150種類でも自慢できる数値だ。
B、釣りに関する有名な資格としては釣りインストラクターとフィッシング海上安全指導員に2つがあるが、前者は面接や実技などもあり敷居が高いし奉仕活動をしないといけない。よって、余り役に立つとはあまり思えないが後者(内容)とした。これからの釣り人生を考えると単に釣り吉と思われているだけでなく、何か認められているステータスを持って釣り吉→釣りジェントルマンを目指す。
C、過去1回だけびわこクリーンフィッシング大会で優勝したことがあり景品Getで良い思いをした。1人で釣りをしまくって知識や技量を追求するのも良いが何十年もしているとマンネリ化して釣り師から漁師になってしまうものだと思われる。やはり釣りに関しても各地で様々な大会があるので、どんどん参加すると新鮮な気分を得られるはずだ。
D、これは難しい。最初に良い思いをさせれるかにもかかっているだろう。釣り好きになるかそうでないかは初めての釣りでどれだけ良い思いをできるかにかかっている。将来MPは子供に釣れた魚を買い取ることでおこづかいを与えようと目論んでいるがどうだろう?まだ、1&0歳なのでデビューは遠いがそれまでに施策を検討しておく。
このコラムをご覧の皆さんも一度、目標を掲げ、それに向かって熱中してみれば、「何かが足りない」を解決できるはずだ。


第28回:釣りでのサイドビジネス(2008/03/02)

サイドビジネスと言うとアフィリエイトや家庭教師などやっている人も多いがMPも社会人なってからずっと何かできないかと目論んでいる。給料に大満足しているブルジョワサラリーマンなら別だがMPみたい、ざらに居るザラリーマンなら皆そう思っているはずだ。ソフトウェア開発受託ならサイドビジネスでそこそこの収入を得れる自信はあるが、さすがに休日は目を休ませないと失明しそうだ。やっぱりこのサイトは釣りなので釣りでサイドビジネスできないか?という自分なりの考えを今回のコラムにする。
まず、釣りでできるサイドビジネスは以下の7つだと思っている。
 
@怪しいエサや仕掛けを作って通販する
 Aしょぼい大会で優勝しまくって賞品を売る
 B高級魚を大量に釣って漁港で買い取ってもらう
 C何か釣りのクラブを作って会費徴収
 D出張楽釣りクリエーターでサービス料もらう

 E釣り友紹介ネットのサイト立ち上げ会費もらう
 F無難にコツコツアフィリエイトする
@釣り人たるものエサや道具にちょっとしたジンクスを持っているものである。「このエギなら」「このエサ3種類あれば」「この竿なら今シーズンは」、実はたいした差はない。一種のプチ霊感商法的なところにつけ込むのである。実は効果はあまり期待されていない、結果論なのである。同じ条件であればエサや道具より運による要素の方が大きいので、いかにもという機能をそこそこ謳っておきつつお守り的な心の安心を引き出す文言をそえれば何でも少しは売れるはず(売れないのは集客できている所への販路がないだけ)。これはMPの体験からそう言っている。過去、何度もしなくて良い買物をしたのだが、振り返ってみると釣れそうなら何でも良いのだ(皆が使っている人気商品よりマイナーでもっとすごそうな物が欲しかった)。釣具を作る工作機などもなく手が不器用なので、将来、あやしい爆釣ねりえを作って売ろうと考えている。
A最近、環境をテーマにした楽勝な釣り大会が全国各地で増えている。参加料も無料かわずかであり楽勝の割には賞品もそこそこ定価1万〜2万円相当(型落ち在庫処分で本当は安いだろうが)の釣具などである。そのまま未開封で中古釣具屋に持っていけば\3,000位にはなる。毎週なら年間15万円以上になるではないか!でも毎週は開催されていないので×。近場でやっているときだけにする。
B買い取ってくれるという噂は良く聞くのだが漁港関連に知り合いがいないのでどうしたら良いのかは不明。コラム第2回で書いたような相場の高い根魚が大量に釣れたならやってみる価値がありそうだ。ちょっと誰かに聞いてみます。でも自分で食べて、余るなら近所の人に配った方が絶対良いので×。
C昔やろうと思い釣りクラブ作って1年弱運営してました。最初で会費徴収もしないままに閑古鳥が鳴いて終わってしまいましたが登録人数は30人近くいったと覚えています。クラブ名は「○○ッ○フィッシング」、何でやめたかと怒られそうなので名前はふせます。やっぱり近畿地方と広範囲でやったため釣行も無理があり断念しましたが小浜〜敦賀限定など地域を絞れば長続きすると思います。でも年会費\1,000ほどが精一杯かなぁ。ということで×。
D家庭教師の釣り版、釣り場現地に現れて皆に釣らして楽しくなってもらうという職業。ネットで募集をかけ、お呼びがかかるのを待つ。でもMPはしゃべりが下手なので×。
E需要はあると思うが釣り人の自慢を引き出し自己満足させれるサイトでないといけない。なぜなら、「なぜ釣り友が欲しいか」を考えると1つは釣りに関する生情報を欲しいから、もう1つは自慢を聞いて欲しいからである。うっとおしそうなので却下。
Fこれは昔やっていたがHPのアクセスがあまりなく買うのは自分だけ。虚しいのでやめた。でも、考えてみると損は無いんだからやっときべきだった。ということで来週からトップページの中段にMPオススメ商品としてアフィリエイト販売コーナーを設ける。なので来週はコラムお休みです。


第29回:釣れてるか聞いてみよう(2008/03/29)

釣る前、もしくは釣りの後、車と釣り座間の道中に他の釣り人に話し掛けてみよう。特に地元の人(じもぴー)から思わぬ情報をGetできることがある。見た限りは釣れてなさそうに見えるが実際釣れるのは一時であり、見てるそばからバンバン釣っている状況に遭遇することはあまりないのだ。そこで何人かに話しを聞くと20人に1〜2人は良型を釣っているか大量であることが発覚する。釣り人特有の話パターンを少し紹介しよう。
 
残念そうに「釣れてません」と言う人は本当に釣れていない
波止場釣りは船釣りや釣堀、磯釣りに比べれば食べるに値する魚を釣れる確率は低く(このHPで紹介している釣り方をしてれば確実に満足できるが。。。)、良い日でなければ釣り場にいる多くの人が話すパターンだ。その中でも「今日はダメだけどこの前はすごかった」と自慢そうに誇張して語るおっさんが居るが内容を良く聞いてみると「この前」とは大抵2、3年以上前であることが多い。ということで
 自慢そうに過去の釣れた話をするおっさんの話を聞くな!
他に自分の取り分が減るのを嫌ってか場所を荒らされるのを恐れてか「釣れてません」と言いつつ釣れている輩も少なくない。そういう場合でも他何人か話していると「あの人が○○釣っとったで」と目撃者が証言してくれる。でも嘘つく人から聞こうとしても無駄なので諦め、そいつの不幸でも願うだけにしておこう。
では、どういったことを聞き出せば有効な情報を得られるのか?それは「釣れましたか?」と聞くのではなく。「今の時季何が釣れるんですか?」と聞くと良い情報を得られる可能性が高い。なぜならこのHPでも紹介しているが場所によって旬の魚は若干異なる。旬の魚を狙うのがもっとも簡単に食べるに値する魚を釣ることができるからだ。この質問に対して素人やただ調子の良いだけのおっさんは支離滅裂な回答をするので、すぐ見切りをつけて別の人に聞きにいける。そうして有効な情報を少しでも教えてくれた人に対しては深く話をしていくとその場所の季節ごとの釣り物、釣り方、天気や時間によっては近くの別の釣り場を教えてくれたりする。
 
客観的に詳しそうな話をする人とは深く話をすると雑誌以上の情報をゲットできる
最後に聞くばかりではなく、聞かれれば答えてあげましょう。僕かもしれないですから。


第30回:ちょっと良い話(2008/04/20)

今回は環境について考えてみよう。釣り人が自然界に与える影響は少なくない。例えば、捨てられた釣り糸によって鳥などの生物が死んだり、釣り針でケガをすることもよくある。その中でも極悪なのがオモリである。家電やPCなどの電子機器では鉛は有害なので回路基盤に鉛フリーはんだを使うようにしているし世の中、鉛フリーが常識である。一方、釣りの世界では値段が安いことから鉛のオモリが当然のように使われている。海底には根掛りで残されたオモリが大量にあるはずだ。最近では鉛を使っていないオモリも登場し始めている。が、やはり値段は高くなるので全く売れていないそうである。このままではせっかくの環境に優しいオモリも売れなかったらなくなってしまう。
 
鉛フリーのオモリを使おう!
ただし、小さい釣具店しか売っていませんので、大きい店に行くか通販で買いましょう。
メーカーも生分解性のオモリなど様々なエコ商品を作りもっと安価に提供すべきです。釣り場のゴミ捨てキャンペーンなど偽善ぶってやっていますか、元をたどれば釣りのゴミはメーカーにも原因があるのです。ということでゴミにならない釣具の開発を期待しています。
最後に、仕掛けの袋など平気で置いたまま帰る人を良く見ます。今の時代、そういう人を注意したら2%の確率で刺されるでしょう。怒る気持ちは分かりますが、バカの分まで持ち帰って捨ててあげましょう。でないと、今各地で起こっているように次々と釣り場が閉鎖されることになりますよ。


第31回:目指せ!自給自足生活(2008/06/08)

最近、食の安心が問題視されているだけでなく、食糧全般の値段も上がってきている。日本は食糧のほとんどを海外からの輸入に頼っているが、中国や発展途上国が発展してくると日本には食糧が回って来難くなり、ますます食糧の価格は高騰するだろう。そんな中、MPの家では先々月くらいからプランターでの野菜つくりをしている。今日初めてピーマンを収穫した。魚を大量に釣って保存しておくだけでなく、野菜を育て、果物も育てたら将来夢見る自給自足生活に近づけるだろう。ちなみに、先月はサクランボを収穫した。
 
魚を釣って保存、野菜も家庭菜園で育てよう!
野菜や果樹の育て方は書籍を見てもらうとして、ここでは自給自足のための魚釣りを述べる。大量に釣って持って帰り、腐りそうな分は冷凍するのが鉄則。そのため釣行には大きいクーラーBOXを持っていくことをオススメする。大は小を兼ねるし、入りきらずに魚を捨てることを避けるためだ。また、15cm以下の魚はリリースしてあげよう。よく、「スーパーで売っている魚と釣った魚を比べるなら買った方が安い」と言われるがそんことはない。岸釣りでもスーパーに勝てる釣りが存在する。それは根魚釣りだ。スーパーでも1匹\500以上はする。またシロギスでも1匹\200するので数を釣ればコストパフォーマンスもばっちりである。日干しなどにせずとも下処理をして冷凍庫に入れておけば、いつでも食べれるのである。とは言え、漁をするのが目的で無いのでそんなに目を三角にせずに純粋に釣りを楽しむのが第一だ。魚の持ち帰りについては、
@青魚については必ず絞める
A根魚やイカは絞めなくても味は変わらない(イカは1日冷蔵庫で寝かせると甘味が増す)
B冷凍剤と氷をたっぷり入れる(帰っても解けきらない量を入れる)
釣った一部の魚は現地で調理してBBQするのがオススメだ。おにぎりだけ持って行って楽しもう。
ただ、ガソリンの値段も上がっており、釣行の回数も減らさないと厳しい状況になってきた。そのうち\200/l以上になる日も来るだろう。MPの車はリッター18km走るのでまだましだが、7kmしか走らないごっつい4WDに乗っている人は乗りえるべきだと思う。MPも次回からは釣行回数を減らす分、行った時は長い時間釣りをして大量にみやげをつって帰ることにしよう。


第32回:防波堤で釣った珍魚たちT(2008/11/02)

今回は近畿の防波堤ではあまり釣れることのない珍魚?について書く。滅多に釣れないと言えば、ギンポやシャコ、ワタリガニなどもあるが狙って釣れる。ここでは防波堤から狙って釣れないものに触れる。今まで釣った中では、以下の3種だろう。
 
狙って釣れない、200回の釣行で1匹釣れるか釣れないかが珍魚 

@スッポン 18cm
ミミズでのブッコミ釣りにてゲット。カメとは思えないほどの速い動きで撮影後に逃げられた。この日はミドリガメもゲット。狙いはコイ釣りであったが思わぬことで楽しめた。それにしても大和川で釣れる魚種の多さには驚かされる。ギギなど10種類以上も釣れるのだから。
(大阪府高井田_大和川)
Aムラサキイカ 80cm
イカなのかタコなのか分からない。頭はイカで足はタコといった感じで、とても珍しいらしい。NHKのテレビでも紹介されており、かなり貴重な生き物とのこと。博物館にもっていったら良かった。海中では各足の間に長い水かきがついており、それを広げると2mほどのマントを広げたようななるらしい。波止際に漂っていたところをタコジグでゲット。タモに水かきがついてどろどろになってしまった。この日は本命のマダコもゲット。
(福井県八代漁港)
Bオニオコゼ 29cm
日中は潮の濁った日にしか釣れることはないらしい。青イソメでゲット。船釣りではよく釣れるのかもしれないが、防波堤ではかなり珍しいはず。高級魚でおいしかったが、背びれには猛毒があり、超怖かった。釣り上げた後、しばらく防波堤上においていたが、遠めでみるととても魚に見えず岩のようであった。
(福井県敦賀新港にて)

何回も釣行していたら誰でも変わった魚を釣ることがあるだろう。正体不明の場合は、素手では触ったりせず、持ち帰って図鑑で調べてみよう。


第33回:ちょっとした昔話〜釣りサークル編〜(2008/11/23)

実はこのホームページ、本日付で読者参加型の企画を2009年から開始すべく、全面リニューアルした。内容はほとんど変わらないがマンネリ解消にはなっているだろう。数ヶ月前にはYahoo!で「釣り日記」と検索すれば最上位で表示される釣りコラムサイトだったのだが。。。
さて、大昔、実は釣りサークルを運営したことがある。会員数約30人(年齢24歳〜48歳)がネットで集まり、関西全域へ釣行した。とは言え、7回の釣行半年ほどで続かず止めてしまった。「ポケットフィッシング」と言う釣りサークルであったが、いろいろ事情があったものの勿体無いことをした。あの時代はスパムメールとかもあまりなく、会員紹介のところでメールアドレスなどの個人情報を出してお互い釣りの誘い合いを推奨していたが、今ではそんなことできないだろう。今回は家族持ちになったし、あまり負荷かけないように釣り大会と日記投稿のみにして、徐々に盛り上げ、ずっと続けようと考えている。
 
宣言:今回は読者参加型企画を2020年までは絶対続けます。
5年後くらいにはウチのチビたちも釣りできるようになっているはずなので、徐々に盛り上げていきたいなぁ〜。さて、その昔のサークルで印象に残っていることと言えば、毎回全員ほとんど釣れない事だ。
例えば、サークル結成初回の釣り大会は明石港3月31のカレイ釣り大会。もうすぐ桜が咲いてもよい時期なのに雪。激寒の中13人が集まり釣りをした。結局、カレイを釣ったのは1人だけで、それも15cmほどの幼児虐待サイズ。ほとんどの人はボウズ状態でみけっぴも小さいアイナメを3匹釣っただけと記憶している。それでも帰りに皆で明石焼き食べに行って何とか形になった。第2回目は余呉湖でのワカサギ釣り、第3回は大阪南港でのアナゴ釣り、第5回は三重県錦漁港での五目釣りだったとウル覚えしている。
4回目の近江舞子でのバス釣り大会では5人集まったが帰りにみけっぴの車の前後輪のタイヤが破裂して悲惨な目にあったのを覚えている。あまり良い思いをしなかった釣りサークルであったが、今では釣りも外れがほとんどない状態にまで上達した。今回は年に1〜2回程度の釣り大会になると思うが、波止場五目釣り仲間の輪を作っていきたい。


第34回:生きている間に達成すること(2008/12/14)

2008年、今年はたったの7回という釣行回数でシーズンオフを迎えることになりそうだ。結果と言うと自分としては6勝1敗だと思っている。今年はクロソイとオニオコゼの2種類を新たに加えた。来年も種類追加だけはできるようにしないといけない。
さて、シーズンオフの間、釣りコラムをお休みするわけにも行かないので、今回はちょっと話を大きくして、生きている間に達成することについて考える。釣りに関しても生きている間にこれだけは達成したいという内容も結構ある。MPは人生で生きている間に達成したい項目99を最近考え、実行に移そうとしているがその中で釣りに関する内容を主に紹介する。
 
人生に課題を与えることで充実を図る
まずは以下がMPが設定した「生きている間に達成したい項目99」である。

項目はコチラ

以上の中で青字にしている項目が釣りに関連した17項目である。94〜99までは子供が小さい間は比較的安全な釣り公園で釣りをしようと思い、その釣り場の選定も兼ねて組み込んである。それ以外については次回以降のコラムで紹介する。


第35回:生きている間に達成することU(2008/12/21)

前回のコラムでMPが生きている間に達成することとして釣り関連の項目を挙げたが、今回は以下の11項目について解説する。
13 日帰りでも良いので孫ができたら一緒に釣りキャンプする
29 日帰りでも良いので孫ができたら一緒に釣りキャンプする
30 三重県七里美浜で24時間耐久で海釣りする(置き竿仮眠OK)
65 親子で琵琶湖にてエンジン付きのボートを借りてブラックバス40cm以上を釣る。
87 波止釣りで150種目以上を釣り上げ、名人になるべく対象魚種を決める。
88 波止釣りで10,000匹以上を釣り上げ、釣った魚の供養のため寺に行く。 
89 淡水での釣り大会は優勝経験ありだが、海での釣り大会にも優勝する。
90 釣り座で釣りあげた魚を5分以内に捌いてその場で刺身で食べる。
91 穴釣りで25cm以上のカサゴを釣って煮魚にして食べる。
92 投釣りで28cm以上のシロギスを釣って骨なし天ぷらにして食べる。
93 海外で釣ったことない魚を岸から3種類釣る。釣堀は禁止。

13は単に孫の顔が見れるくらいまでは長生きしたいということだ。他に意味はない。
29に関しては「釣りインストラクター」という資格があるのでそれを取得しようと思う。残念ながら次は2009/1/17, 18がテストとのことで沖縄旅行のため受験できない。ひたすらボランティアといった資格らしいが、ある種のステータスではあるので再来年は取ろうと思っている。(詳しくはこちら)。
30は昔から1度やってみたいと思っていたこと。時間帯によっても釣れる魚が異なるはずだ。
65は手こぎボートで十分なので近江舞子の内湖あたりで子供とバス釣りしたい。ちなみにMPの釣った最大のブラックバスは42cmである。
87は波止釣りで150種類達成することだが、これはかなり難しいはずだ。10年釣っていても110種類なのだ。意図的に狙っていかないととてもじゃないけど150種類もいかない。船釣りでもできれば楽なのだろうが乗り物酔いが激しいので波止場専門である。
88は10000匹達成だが、サビキでアジなど狙えば楽にクリアできるだろう。現時点で2296匹なので、今のままのペースでは30年くらいかかってしまうが頑張ろう。
89に関して、琵琶湖での釣りたい会では優勝経験がある。海釣りの方が好きなので海の釣り大会でも優勝したい。
90は釣ったその場ですぐに食べてみたいということだ。家に持って帰ってすぐ食べるというのは良くあるが、釣って5分以内に捌いて食べるということがない。釣り座ですぐに食べてみたい。
91、92に関して、好きな釣り魚と言えばカサゴとシロギスである。簡単に釣れて万人受けする魚であるが、実は大きいサイズを釣ったことがない。カサゴ25cm以上、シロギス28cm以上を釣ってみたい。場所によるのだろう。
93は海外で釣りをしたいのだが、これも波止釣りで。ボートでの釣りはツアーとしてよく見るが波止からの釣りツアーは見たことがない。海外での釣りでは魚がすれていないので釣れまくるイメージがあるがそうではないらしい。


第36回:青イソメVS石ゴカイ(2009/01/01)

今回は虫エサで最もポピュラーな青イソメと石ゴカイについて述べよう。よく釣りの雑誌や書籍に本虫(マムシ)が一番良いと書かれているが今まで本虫で釣れたことがない(本虫なんて二度と使うかと思いつつ何度も失敗したことがあり書籍を憎んでいる)。にもかかわらず本虫は1杯\1,000もする。高い、釣れないで最低なエサだと思う。それに対して青イソメや石ゴカイは1杯\500、場所によってんは少なめで\300という低価格で、よく釣れるという初心者にも財布にもやさしいエサである。
さて、それぞれの特徴について、まず青イソメであるがこちらは石ゴカイよりも大きくどちらかというと匂いで魚を誘う系のようである。夜には海中で怪しく光って夜釣りにも使える万能エサである。ただ針につけるときに指を噛んできて結構痛い。1人で釣りをしている人が突然うめき声を出したら、それはきっと青イソメに噛まれたのだ。釣れる魚種も幅広く、シロギスやカレイはもちろんのこと、スズキ、オニオコゼやハマチなども釣れる。
一方、石ゴカイは何でも釣れるというわけにいかないがキスやハゼには抜群の効果を示す。噛まれても痛くないがつるつる滑って針付けしにくいというデメリットがある。青イソメは少し太いのでぬるぬるしていても針付けに支障がでないが石ゴカイは細いのでぬるぬるだと滑るのだ。また、夏の暑い日には、木箱に入れていないからかもしれないが、すぐにパリパリになってしまう。ジューシーなうちがうまそうなのでパリつく前に使いたい。どちらかというと動きで魚にアピールするようなエサだ。
以上からMPの場合は、シロギスを狙うときだけ石ゴカイを使って、それ以外は青イソメを使うようにしている。好みとしては青イソメの方が好きだ。1gあたりのコストパフォーマンスは抜群に高く、1杯あれば半日十分に楽しめる。虫エサは頭を落としてつけないと魚の食いが悪くなると言われているがそんなことはない。むしろ頭に針を刺すと噛まれないし、針もちも良いので頭は落とさないで使うことをオススメする。頭をつけたままでも食いは変わらない。
虫エサと言えば他にもいろいろあるが日本では本虫、青イソメ、石ゴカイがメジャーである。その中でも青イソメは飼うのが比較的楽で入手しやすいことからどこの店でも扱っている。韓国産のものがほとんどらしいが魚には何産であるかは関係ない。以上から青イソメの圧勝であると思う。 虫エサがきらいな人にはバイオワームなど人工エサという選択肢もあるが、本物には全くかなわない。エサと思わずソフトルアーの感覚で使うのが吉だろう。


第37回:The・エサ取り(2009/05/18)

エサ釣り師の宿命、エサ取りについて今回は述べる。本命以外の小魚は全てエサ取りとい人もいるが一般的にはフグやカワハギ、べラ、ヒイラギなどが連想されるだろう。確かに15cm以下の小魚であれば、これらの魚が釣れてもうれしくないが、例えばべラやカワハギの30cmが釣れたらどうだろう。きっとうれしいはずである。(雑誌「関西の釣り」などでステッカーもらえるサイズだし)。それにベラは実はおいしく、釣り雑誌でもエサ取りを見直そうという企画をよく目にする。結局、自分にとって都合の悪い魚は全てエサ取りということである。さて、テトラの穴釣りではエサ取りに悩まされることもないので、投げ釣りに関してのエサ取り対策を考えてみよう。5月以降、虫エサを大量に針付けして投げ込み放置するとかなりの確率で@ハリスが切られている。これは明らかにやつらの仕業だ。(やつらは群れでやってくる。フグ野郎〜!)また、虫エサがついばまれてAボロボロになっていることもよくある。これはベラやミクロのカワハギ、幼児虐待サイズの小魚の仕業である。@は完全に阻止できるし、Aもある程度ましにできる方法がある。それはエサを常に動かすことだ。2秒間で1回転リールをまく速度でさびくと釣果にあまり影響せず、エサ取りを回避できる。これはフグなどつまらない魚は泳ぐのが遅く、本命となりうる魚の方が泳ぎが速いことに起因する。ブッコんで待つ釣りはエサ取りの寝ている夜だけにしよう。(カレイ狙いの場合は仕方がないので諦めよう)。
さて、フグなどのどーしょーもないエサ取りが釣れた時は、皆さんはどーしているだろうか?決してリリースしてはいけない。再度、釣れてしまうこともよくあるのだ。MPの場合、踏み潰して爆死させて地面に並べる。すぐに鳥がやってきて食べてくれる。そう言えば以前、猛毒のゴンズイが釣れて地面に叩きつけていると猫が飛び掛って来て、ゴンズイを咥えて持っていったが大丈夫だったのだろうか。本命魚の幼児虐待サイズであれば、大きくなってまた釣られてねと祈ってリリースしてあげよう。一方、エサ取り撲殺には躊躇いはいらない。皆さんはどうであろうか。


第38回:根魚は波止の英雄だ(2009/08/13)

子供が2人小さいので今年に入って釣行2回と全然釣りしていないが、キャンピングカーを買ったので9月からはボチボチ本領発揮である。今回は波止釣りの英雄とも言うべき根魚について述べよう。
カサゴを筆頭にアイナメやメバルなどが根魚としては有名であるが、クロソイ、ムラソイ、キジハタなど実に多彩である。虫エサが良い魚、生オキアミが良い魚など様々だが基本的には何でも食べる貪欲な魚ばかりだ。何より波止場から釣れる魚としては、魚市場では根魚が最も高額で取引されているのだ。また、アジやハマチなどの回遊魚は回遊してこないと釣れないし、カレイなどの底物は待って待って時間との闘いである。そんな根魚を魚種別に少し紹介しよう。
まず1月、厳寒のテトラ帯で元気な根魚がいる。クロソイだ。大きさは平均でも30cm弱はあり波止釣りファンにはありがたい。エサは何でもOKで普通のテトラ穴釣りで釣れてしまう。大きさの割りにヒキが弱いが寒いからなのか?砂地にあるようなテトラ帯が良さそうで小浜新港で釣れる。
(左写真がクロソイ28cm)次に8月、猛暑のテトラ帯で元気な根魚がいる。キジハタだ。大きさは平均でも30cm弱はあり波止釣りファンにはありがたい。あれっ?クロソイの書き出しと似たような表現になってしまった。そう、キジハタはクロソイとは超対照的な魚で夏魚なのだ。エサは生オキアミが最高で虫エサでは反応が悪い。ヒキは強烈で底にグイグイ引き込まれるような感じでカサゴのビクビク感とは全く違うのでかかった瞬間にキジハタであると分かる。関西ではアコウと呼ばれ、kg\5,000の超高級魚である。釣って良い、食べて良しの好敵手である。(右写真がキジハタ35cm)他、代表的なカサゴは年中釣れるので紹介するまでもないだろう。メバルやアイナメも然り。ただ、メバルやアイナメはテトラの穴釣りではあまり釣れない。メバルは胴付で、アイナメは投げ釣りで狙った方が効率的である。全般的に根魚は一時しか自分の定置から動かないので、一箇所で粘って釣るより様々な所を探ると釣果が伸びる。根魚は足で稼げ!である。
根魚は回遊魚と違い数が少ない、成長に何年もかかるためだ。だから希少価値も高く、魚市場では他の魚に比べて高額なのだ。そのため乱獲は是非避けたいもので、自分以外には釣ってほしくないのが本音である。15cm以下は必ずリリースすること。


第39回:自分の子供の釣りデビュー(2009/09/22)

釣り吉であれば、誰でも自分の子供と一緒に釣りすることを夢見ているはずだ。となれば、我が子の釣りデビューも楽しいものである。昨日、淡路島への家族旅行ついでに道の駅「あわじ」でアジ狙いのサビキ釣りをした。飽きてきたところで次男に釣りをさせてみた。と言っても手を添えてあげての釣りだ。生まれてはじめて釣った魚はべラ。なんだべラかと思いきやアジは周りもたくさん釣っていたがべラを釣ったのは次男だけ。1歳ながらも釣った魚を素手でつかんだのですかさず写真を撮った。普通は生きた魚を素手で持つのはためらうと思われたが全く大丈夫、釣り吉の血が流れているのを確かに感じた。フローティングベストも最も小さいものを買ったが1歳では少し大きく感じる。
よく親子で釣りをしている場面をみるが憧れるものである。中には本気で子供に叱り付けて教えている親も見かける。それでは楽しくない。自主的に釣るように、こづかいは釣った魚を買い取るようにすれば面白いことになりそうだ。小学生になったらマイロッドを買ってあげようと思っている。(もちろん、お年玉で)
長男の方は3歳だが魚を見ただけでパニックになるほどのビビリ屋なのでまだまだデビューは遠いようだが、皆揃って釣り大会する日もそう遠くはなさそうである。それまでにどのように釣りを好きになってもらうか心配である。


第40回:フィッシングショー大阪2010(2010/02/06)

 本日2010年02月06日(土)、インテックス大阪にて開催されているフィッシングショー大阪に子供2人連れて行ってきました。当日入場料は1200円で中学生以下は無料、相変わらず人が多く息苦しい展示会だったのですが今回はその中で気になったことを数点述べます。
 まず、何やらヒューマンカレッジが大卒資格の対象となる講座を開講したことに衝撃を覚えました。実釣ベースの釣り大学で学費も一般の私立大学に比べると3分の2程度。何でも金儲けにつなげる時代なので、ついに来たかと思いました。MPは大学院卒なので学歴には興味が全くないですが、こういう釣り学校には何を教えているのか興味があり体験受講してみたい気分です。まぁ、子供には行かせたく無いような気が。
 次にイベントについて。イベントゾーンでは和歌山マリーナシティから来た人たちによるマグロの解体ショーが行われていました。あまりに人が多くぎゅうぎゅうだったので何かもらえるのかと思いきや切り身ブロックの販売で幻滅しました。10年くらい前のフィッシングショーと言えば、サンプルで仕掛けがもらえたりしたものですが、今ではそれもなくお徳感は皆無になってしまっています。でもマグロの解体ショーがあるためイベントホールが活気づいていました。各メーカーの展示場では製品カタログが200円〜500円で販売しており、ダイワ、シマノ、がまかつ、ハヤブサの分だけ買いました。他にも子供にポテトを食べさせたり、小銭ジャブの応酬で、知らない間にお金が減っていくのであります。
 今年はボート免許を取りたいので、免許関連やボートについて情報を集めましたが、免許不要の2馬力未満モデルばかりで全く参考になりませんでした。でも、ある意味、免許は必要ないのかも。でも2級ボート免許とって子供と琵琶湖を爆走してバスフィッシングをするというミッションがあるのであきらめません。さて、子供には退屈させないようにエビ釣りをさせましたが、全くダメ。自分でやってみても1匹も釣れませんでした。実際の釣りよりも遙かに難しいと思っていましたが、周りのガキどもがバンバン釣っているのを見て自分が情けなくなるのでありました。
そんなこんなでもう少し子供が大きくなってからまた来ようと思うのでした。