みけっぴが昔書いた釣りコラムの第1話から第20話までです。

第1回:どこで釣るか?(2007/08/11)
 まず最初に、このホームページでは誰でも簡単においしい魚を釣るためのコラム集にする予定であり、特に岸からの釣りを専門とするでっす(サイト管理者みけっぴが船や筏では酔うことも理由の1つではあるが、船や磯、筏は釣れて当たり前。お金も魚市場で高級魚が買えるほどの値段がかかる。釣堀なんてもってのほか、風情もない)。それもやはり海。コイやバスは食べれたもんじゃないっすし、アユやイワナは入川料が必要、コアユやワカサギをチマチマするのも今イチだからっす。簡単に釣るということで「イカ、根魚、キス、青物」をターゲットに釣り場紹介や釣りに関するHowToについてコラムを週1くらいで書いていくっす。
 食味や釣り味、お金を考えると海で岸から釣るべし!
 防波堤や漁港で子供が海に落下しているのをたまに見かけるが夜だったら確実に死んでしまうっす。まだ小さい子供も一緒で釣りに行く場合は柵で囲まれ・休憩所もあり・トイレも完備の釣り公園に行くべきっす(少々お金もかかるが子供の安全を考えれば我慢)。そうでない場合はやはり防波堤や波止場などのテトラ帯が良いっす。魚は変化のある場所を好むためテトラは海のレストラン状態なのでっす。テトラ上は多少魚の取り込みが難しいこともあるが釣れる確率が高いっす。よって
 
10歳未満の子供と一緒に行く場合は少々お金を出してでも釣り公園に行くべし!
 
子供の心配もない場合は防波堤や漁港のテトラ周辺に行くべし!
釣り公園や防波堤、漁港については実際に釣行、レポートを書いてコラム掲載するので、そのときに見てもらうっす!釣り場への移動については電車の場合、荷物が邪魔だし・行き帰りにどこにも寄る気がしないっす。せっかく海まで行ったなら温泉や観光などに少し立ち寄りたいものでっす(みけっぴの場合、最も近い海でも2時間30弱はかかる)。やはり車が必要っす。ただ1人での釣行の場合、渋滞や爽快感を考えるとバイクでも良いっす。バイクの場合はテトラ竿もしくはコンパクトロッドになるが馬鹿にしてはだめっす。ターゲットや装備にあった、十分に楽しめる釣りをコラムで後々紹介するっす。
チヌやグレなどカートにいっぱい撒き餌や釣具など乗せて重装備で行く人も多いが釣れなかった場合、あまりにも虚しいので軽装備でできる釣りをオススメっす。
 
釣り場には軽装備で車かバイクで行くべし!
釣り公園でもテトラでも潮通しの良い場所を選んだ方が良いっす。大抵は先端の方になるが堤防の曲がり角などもポイントだ。撒き餌を使うようなリッチな釣りはしないので、どれだけ広範囲に探れるかも大切っす。撒き餌を使う場合は流れが速いと撒き餌が散ってしまうので
 釣り座はできるだけ人がいない潮通しの良い場所にすべし!(撒き餌使う場合は別)
最後にサイト管理者「みけっぴ」の移動ツール(今まで乗ってきた歴代の車とバイク)を掲載したページを作成したので公開するっす。⇒こちら


第2回:何を釣るか?(2007/08/13)

ある魚市場のkgあたりの価格
スズキ マダイ メバル カサゴ マコガレイ
\1,300 \3,000 \2,800 \2,000 \3,000
キューセン マダコ キジハタ クロダイ ウミタナゴ
\3,000 \1,800 \4,500 \700 \2,300
アオリイカ マアジ サヨリ ハマチ ハゼ
\3,000 \200 \4,000 \500 \150
ボラ アイナメ コノシロ シロギス ヒラメ
\200 \1,800 \30 \1,500 \3,500

 おいしい魚、やり取りが楽しい魚、大きさなどが一般的に釣りたい魚の指標ではないでしょうか?おいしさは人によって違いますし、やり取りも好みによります。大きさはやはり大きい方が良いですよね。誰もが大きい魚をいっぱい釣りたいはずです。このホームページではもう1つの指標を重視しています。それはkg価格で魚市場でどのくらいの値段で取引されているかです。小さいアジなんかスーパーで15匹\100で販売されており、やる気が萎えます。そこで釣り公園や防波堤、漁港で狙える各魚の市場価格をまとめてみました。
 価値の高い魚を狙うべし!
更にボウズになるのは皆いやなはずなので、手軽に釣れる魚が良いだろう。ということで、このホームページでは
 
カサゴ、メバル、キジハタ、アイナメなどの根魚やイカ、シロギスを狙うべし!(たまに青物)
これでボウズにならずに楽しくお得に釣りができるようになるでしょう。ここで、サイズについてですが15cm以下の場合は必ずリリースしましょう。特に根魚は居付のためすぐに枯渇してしまいます。また、最初から大物を狙うため巨大なハリでやるとボウズになる確率があがります。小さくても非リリースサイズを狙って大物は運試しといきましょう。最もその季節に釣れる魚を狙えばボウズは絶対にありえません。それぞれの対象魚の釣り方や季節については、以後のコラムをご期待ください。
最後にサイト管理者「みけっぴ」が気軽に狙える岸釣り魚図鑑を掲載したページを作成したので公開するっす。⇒こちら

この魚図鑑は「みけっぴ」が釣るたびに自動的に更新されます。


第3回:釣魚「カサゴ」について(2007/08/15)

 今回はカサゴについての話です。その貪欲な性格のゆえ、目の前にエサがあれば食いついてきて普通の釣り人にはまず馬鹿にされている魚の1つだと思います。確かに釣る難易度から言えば、はっきり言って小アジのサビキ釣りと同じようなものです。しかし、冬には釣魚が少ない中でもカサゴだけは季節を問わずに楽しませてくれます。そんなカサゴを紹介します。
岸釣りで釣れるカサゴは13cm〜22cmくらいが多いと思います。たまに28cmオーバーなど釣れているのを見ますがハッキリ言って運です。よって小型を狙うような繊細な仕掛けで狙うのが楽しいですよ。ただし、テトラなど狭いところに潜んでいるので、このサイトではカサゴはテトラの穴釣りで狙う魚として扱います。仕掛けとしてはナイロン2.5号にブラクリというオモリ付ハリを直結してエサを付けてテトラの穴に落とし込んでいきます。ブラクリも様々なものが各メーカーから販売されていますが、テトラの穴の奥まで転がる丸い球タイプの2〜3号くらいが良いです。色はオレンジや赤、黒など様々ありますが、何でも構いません。エサは書籍などで虫エサより活シラサエビの方が良いと書かれていますが、そんなことはありません。いろいろ調べた結果、何でも一緒です。であれば機動力の高い、安価な虫エサを使うべきです。やはり青イソメが良いです。1パイ\500で十分、それでも余るでしょう。
 エサは青イソメ1杯で十分!
 
仕掛けはナイロン2.5号にブラクリを直結!
 
ブラクリは2号〜3号、転がるタイプで色は何でも良い!
テトラの中に潜り込んで釣りをするので竿は短竿を選びましょう。なければルアーロッドでも良いと思いますが、専用ロッドがあると気分も出ますよ。これに両軸リールを装着します。スピニングリールでは片手でちょっとずつ巻けないのでイマイチです。片手は体を押えるためにテトラに手をついて釣るシチュエーションが多いので両軸リールにしましょう。
 
1.2〜1.6mの短竿に小型の両軸をセット!
さて、釣り方ですが至って簡単です。ブラクリを底まで転がして沈め、リール半回転/秒くらいで巻き上げるのです。カサゴが居ればすぐに反応があるので合わせてすぐに抜き上げます。もたもたしていると横穴などに逃げ込まれて根掛りするというのは各書籍に記載されているように本当なので一気に巻きます。反応があったのにエサがやられている場合は同じ穴に仕掛けを入れると必ずまた食ってきます。たまにカサゴの家族が1つの穴にいることがあり、1穴で5匹ほど釣れることがあります。たいていオス・メスで2匹かなぁ。アタリがあるのに何回やっても針がかりせずエサがやられる場合がありますが、たいていは小さいべラが犯人です。この穴釣ではカサゴ以外にもアイナメが釣れることも多いです。また、夏にはキジハタが釣れます。ただし、15cm以下はリリースしてあげましょう。カサゴなどの根魚は居付の魚で、回遊魚とは違い絶対数がテトラでは少ないのです。結局のところ誰も釣りしないようなテトラの穴が型が良いのです。がそこまで行くのが面倒ですね。
 15cm以下はリリースしよう!
 アタリがあれば必ず釣れる、1穴にたいてい複数居る

こんな初心者にも簡単なカサゴですが、魚市場などで値段をみるとビックリします。約20cmのカサゴが\500くらいで売られています。煮付けや味噌汁、鍋にすると絶品でうまいです。ただ処理をするときに硬いので少し難しいです。
 カサゴは煮付けが最高です!


第4回:装備「竿」について(2007/08/19)

 今回は竿についての話です。このホームページではテトラの穴釣り、投げ釣り、エギ&ルアーだけで手軽に初心者でも満足のいく釣りをしようというコンセプトですので、竿もそれに合わせたものとなります。4m〜4.5mの投げ竿、1.2m〜1.6mのテトラ竿、2.4m〜3.0mのルアーロッドの3本揃えればOKです。昔はリールにしても竿にしてもカゴ売りされているような安い海外無名メーカーのもので十分だと思っていましたが、5年ほど前から少しでも良いものを買うようになってきました。例えば今のルアーロッドは定価\42,500。やっぱり気分がちがうのです。機能的には安物と高級品で特筆するほどの差はありません。軽かったり折れ難かったり魚信がとりやすかったりですが、どちらでも釣れます。釣りは気分的要素がかなり大きいので、年3回以上釣りに行く人は良い竿にしましょう。余談ですが僕は昔、釣具メーカー「シマノ」の採用試験(2000年度)を受けたことがあります。見事内定をいただき今もそのときの内定通知書を大切に保管しています(でも釣り業界ではなく某メーカーの研究所に言ってしまいました[涙;])。シマノの最終面接でシマノ社長と話した内容なのですが、普通ならシマノ製品使ってますと言うところをカゴ売りの韓国製の安いものを使ってますと言ってしまいました。すると「ローリスクハイリターンを狙っているんだね」と高い竿が釣れるわけではないことを話ました。その後も学生時代釣りツーリングで全国あちこち言ったことなど釣りの話中心で楽しかったのを覚えています。言いたいのは釣具は機能性で選ぶよりも心で選ぼうということです。釣る前から釣りは始まっています。
 釣るという機能だけなら超安物の竿でもOK!
 
でも楽しい気分になるには良い竿を買おう!
投げ竿については長いほど遠投できるのですが体力がいるだけでなく、穂先に絡まったときの対処や準備でも面倒です。4m〜4.5mにしましょう(初心者は4m)。気軽にたたんで転々と移動できるようにインナーライン型や継竿ではなく、振り出し竿をおすすめします。値段はピンきりですが、投げ竿、テトラ竿、ルアーロッドの中では投げ竿が一番折れにくいので高級なものを選んでも安心です(高いの折れたらショックがすごいですから)。1本で十分です。何本も使って待ちの釣りをしている人がいますが他の人に迷惑になります。

 4m振り出し型の投げ竿
テトラ竿については第3回のカサゴでも述べましたがテトラ上を転々と移動するので短い竿でないと竿がキズだらけになってしまいます。テトラ用の竿はあまり扱っている釣具屋が少なく、ネット通販でもほとんど見当たりません。都会の巨大な釣具屋なら扱っているのでそこで買いましょう。値段は\900〜\6,000であります。テトラと書いてあるのですぐ分かります。
 
1.2m〜1.6mのテトラ竿(1ピースでも2ピースでもOK)
最後にルアーロッドについて。ルアーロッドと言っても根魚用、エギング用、シーバス用、回遊魚用で全く別物です。が、このホームページでは根魚はテトラの穴釣りで釣りますし、メタルジグでの回遊魚(50cm〜60cmのサワラやハマチなど)は投げ竿でやります。よってエギング用、または大型トラウト用のロッドでOKです。エギング用ではインナーラインタイプの竿をよく目にしますが、これは夜釣りが多いからです。夜釣りはしないのでガイドタイプで良いです。折れやすいので少しでも折れにくいように継ぎ型のルアーロッドにしましょう。
 2.4m〜3.0mの継ぎ型ルアーロッド(2ピースor3ピース)
竿は釣りの最も重要な装備です。満足のいく竿を選んでください。また、使った後はラインについた海水が竿にも付着しており汚れてきます。釣りから帰ってきたら必ず水洗いして伸ばして干しておきましょう。
竿先が折れた場合には釣り具屋で補修してくれます。パーツ込み\500くらいでやってくれるので捨てないでください。
振り出し竿の場合、伸びたままで固まったかのように納まらなくなってしまうことがあります。これは温度や湿度により素材が膨張するために起こるようなので、その場で無理にたたもうとせず、時間を置いて閉まってみましょう。洗剤を使っても局部には届かないので意味がありません。


第5回:現地での調理(2007/08/26)

 昨日はキジハタとカサゴを食するために3匹キープしました(あまり釣れなかった~~;)。これをクーラーボックスで持ち帰って煮物などにして食べるのも良いのですが、現地で簡単な調理をし、その場で食べるのも風流です。今回はそのための装備について紹介します。日の出から11:00まで釣りをして、そこから準備12:00には食べれるようにすれば健全にフィッシング&イートを楽しめます。
 釣ったその場で食べてみましょう。最高です!

まず持ち物です。
・ガスコンロ: 写真のようにアウトドアで使えるけれどもガスタイプの方が墨タイプよりも火を付けるのも、後片付けも楽です。墨でないとおいしくないと思われますがそんなことはありません。最近のガスタイプのものは遠赤効果でよく焼けるので全く心配なしです。これちらの方が地球にも優しいのでおすすめです。ガスボンベが1〜2本必要ですが暑い車の中で放置すると危険かもしれません(あまり心配してませんが)。
・串: 魚に刺す串は使い捨てタイプが良いです。であれば木製。魚をひっくり返したり、そのままかぶりつく事ができます。
・塩: 本当は根魚なら煮物、シロギスなら天ぷらにしたいのですがアウトドアで簡易にやるなら塩焼きでしょう。一握りの塩を持っていきましょう。
・水: 魚や手、器具を洗うのに大量の水が必要です。20〜30リットル入るポリタンクに水を入れて持って行きましょう。釣り場に水場やトイレがある場合には必要ありません、
・包丁とまな板: 魚を下処理するためのものです。包丁には保護カバーが付いているものでないと持ち運びが危ないです。出刃包丁は必要ありません。みだりに外にちらつかせないでください。銃刀法違反で逮捕されます。鱗は包丁の背で擦り取るので鱗とりは要らないです。
・おにぎり: 魚だけでは飽きますし、ごはんものがほしくなります。昆布が入ったおにぎりを握って持っていきましょう。
・お茶: ジュースよりもお茶の方が良いです。その理由はもし細菌がいた場合にお茶にも殺菌作用が多少あるので大丈夫だからです。暑い夏の日などは日の出からこの昼食までで1人2リットルくらい飲んでしまうでしょう。
これらの現地食魚セットを持っていって釣りを満喫しましょう。

 現地食魚セットを持って行きましょう!
次に調理の手順です。まず鱗を取って、お知りの穴から包丁を入れて腹を裂きます。内臓を取り出してエラを全てちぎります。水洗いして下処理は完成です。これに串を打って写真のように焼きます。あとはおにぎりやお茶と一緒に食べるだけ。簡単でしょ?25cm以上の魚なら刺身にしたらおいいしいですよ。
やっぱり自分で釣った魚は最高!


第6回:釣魚「サワラ」について(2007/09/01)

 今回は漁港や釣り公園で気軽に狙える大物「サワラ」について記します。関西ではサゴシと呼ぶ方が馴染みがありますが、魚図鑑などでは正式名称サワラとなっているので、そう呼びます。漢字で書くと狭腹であり、その名の通り体高が低く細い魚です。釣れた時にタチウオに見えることさえあります。岸から狙うのは50cm〜60cmですが、細いので思ったよりヒキはありません。それでも回遊魚、歯がするどくラインブレイクしやすいこともあり、スリリングなやりとりを楽しめます。近年は敦賀方面などで湧いており気軽に釣ることができるのです。ライトタックルで狙い方が面白いのですが、狙う釣り人も多く、かなりの遠投が必要なため、投げ竿でのフルキャスト&トローリングがオススメ。投げることができればテクニックは何も要りません。仕掛けも28g〜45gのメタルジグだけでOKです。PEライン1号〜2号でゴボウ抜きするのでタモも必要なしです。
 サワラは投げ竿+投げリールで狙え!(遠投必須)
 
PEライン1号あればタモは必要なし!(ゴボウ抜き)
 メタルジグは28〜45gのものを使うべし!

さて、同じ仕掛けでも釣り方は2種類あります。ナブラが起っている時とそうでないと時で切り替えてください。
@ナブラが起っている時⇒ナブラ付近にメタルジグを投げ入れることさえできれば、誰でも100%でヒットさせることができます。こんなおいしい釣りはありません。例えば、左の写真も6時間近く釣りをしていましたが、うち6匹はナブラが起こったときに連発ヒットで釣りあげたものです。投入と同時にヒットしてそのまま引き寄せて取り込みとなります。ちなみにナブラとは魚がエサを追い込み海面上でバシャバシャしている状態です。勘違いしやすいのが追われているアジがバシャバシャしていてもそれはサワラのナブラではなく釣れる確率は低いです。要はナブラとは魚のお祭りパニック状態のことです。
Aナブラが起っていない時⇒ナブラはめったに起こりません。全くない日も多いです。しかし、近年の敦賀方面の海で特に秋ともなれば絶対に居るはずです(ただし、水深のある敦賀新港などにて)。まず思いっきりフルキャストし、着底するまで待ちましょう。着底と同時にフル回転でリール巻きましょう。これの繰り返しです。着底後モタモタしていると根掛りしたり魚にルアーを見切られてしまいます。リールフル回転の速さでは魚が追いつけないのではないか?と考えがちですがそんなことはありません。回遊魚の方がはるかに速いです。魚に追われている気分で必死に巻きましょう。ヒットしたらラインを緩めることなくゴボウ抜きでいっきに釣り上げてください。
ショックリーダーをつけないとサワラの鋭い歯でPEは一発で切れます。が、PEとメタルジグ直結でも最低60%はヒット後キャッチできます。メタルジグでのサワラ狙いは今では敦賀周辺の釣りの風物詩になっています。


第7回:釣方「エギング」について(2007/09/08)

カミナリイカ まだ少し早いですがアオリイカの数釣りの季節がやってきました。数年前から雑誌や展示会などで火がつき一気にブームになっています。そのためどこの釣り場も9月〜10月はエギンガー(エギングする人)でいっぱいです。エギングを始める人は春の大型狙いより簡単に釣れる秋の数釣りが良いでしょう。簡単に釣るという意味では、春は大型のカミナリイカやコウイカ、秋はアオリイカを狙うのをオススメします。
 春は大型のカミナリイカ・コウイカ、秋はアオリイカの数釣りで
エギングと言えばエギを使ってビシバシしゃくっておしゃれな人がやるというイメージがあると思います(雑誌の影響で)。そのため釣り場に行くとカッコだけ一人前で全く釣れない人が結構たくさんいることに気が付きます。でも始めての人でもやり方さえ間違わなければ簡単に釣れます。ポイントは
他の人よりも遠投するべし!
エギに匂いスプレーを振っておくべし!
イライラしゃくりすぎないこと!

です。近い所は他の人のためにイカがスレていますし、匂いで引き寄せるためです。また、本物のプロは水中やイカの反応がイメージできているのでビシバシしゃくっていますが素人は全くでたらめです。それでは初心者でも簡単に釣るにはどうすれば良いのでしょうか?
【アオリイカの数釣り】
アオリイカ 周りが0〜3匹しか釣れていなくても自分だけは2ケタ釣果の時があります。周りはみんなビシバシしゃくっているのですが僕は全くしゃくっていません。ちょんちょんと聞き合わせするこらいの鈍い動きをさせるだけです。ラインはPEの0.6号で2.5号のエギ(ピンクまたはオレンジ)で黒針のものを使います。まず遠投して着底を待ちます。そのあとちょんちょんシャクリして13秒待ちます。それを5回ほど繰り返してあとはゆっくり回収します。近くで追って来ていればイカの目の前でエギを垂らせばのってきます。目の前のイカが反応してくれない場合は即あきらめて遠投のイカを狙いましょう。たいてい釣れる時は1投目の落ち込み、もしくは2〜3シャクリ目で来ます。これで初心者のあなたもアオリイカをゲットできます。
【カミナリイカ】
 大型のコウイカ類で体に目のような模様がいっぱいあるのが特徴です。大きいものは2kgを超えるのでタモが必須となります。アオリイカより更に遠投が必要になりますが、それ以外は同じです。エギは3.5号を使いましょう。
【コウイカ】
 カミナリイカと一緒ですが近場に居ます。遠投は必要ありません。
カミナリイカやコウイカは大量の墨を吐きます。釣り場に墨あとがあればシーズン開始で狙い目となります。5月〜7月初旬まで狙えます。
イカはやはり刺身で食べるのが一番です。コウイカやカミナリイカはコリコリしておいしいという人もいますが、冷蔵庫で1日寝かせると身が柔らかくなり甘味も増します。アオリイカは釣りたてから柔らかく甘味もありますので1日寝かすと逆に甘すぎてどうかと思います。
近年のアオリイカブームのため数が激減しているようです。地元の漁師に話を聞くと「昔は10月10日頃まで獲らないのが暗黙のルールであったが、近年は釣り人がまだ小さい9月初旬から釣るせいでおかしくなってる」と言っていました。ということで数が釣れるからと言って食べきれないほど乱獲するのはやめましょう。
コウイカ


第8回:注意すべき毒魚(2007/09/16)

 今回は漁港や釣り公園で釣れる毒魚について記述します。釣りを始めたい人など少し気になるのが、釣った魚を素手で持って良いのかということでしょう。簡単に釣れてしまう毒魚は3種類います。ゴンズイ、ハオコゼ、アイゴです。他の種類はあまり釣れないので、釣れた場合に図鑑などで調べれば良いでしょう。ゴンズイ、ハオコゼは底の方で、アイゴは上層で良く釣れます。アイゴはアジのサビキ釣りをしているとその中によく混じります。以前、横でアジのサビキ釣りをしていたおばちゃんがかっこよく釣った魚を素手でキャッチたのですがそれがアイゴで背びれが手に刺さったらしく、激痛ですぐに帰っていきました。何の魚か分からないのに素手で触るのはやめておきましょう。毒で死ぬことはありませんが、その後釣りを楽しむことができなくなるのは嫌ですよね。
漁港から釣れるアイゴは25cmくらいまで、右写真のような魚で背びれに僕があります。ゴンズイはナマズのような体格で黄色の線があります。ハオコゼはカサゴのようですが小さく、一番前の背びれが長く顔が特徴的です。
 ゴンズイ、ハオコゼ、アイゴには気をつけろ
 
知らない魚は素手で持つな!
では釣れた場合どうするのが良いでしょうか?釣りの本にはよく釣れた場合はハリスから仕掛けを切ってしまいましょうと書いてありますが、それでは仕掛けがいくらあっても足りません。僕もゴンズイが10回以上連続で釣れたこともあります。僕の場合は靴で踏んづけてペンチでハリを外しています。暴れないように事前に地面に叩きつけるか踏んで即死させてからやります。そうでないと暴れて手にささる恐れがあるからです。
 ハリ外しはペンチを使おう!
毒魚と言ってもゴンズイとアイゴはヒレさえ切ってしまえば食べれます。ゴンズイは三重県では味噌汁でおいしく食べるとのことですし、アイゴも九州ではションベンウオと呼ばれ捨てられますが関西では食べるところも多いです。
とにかく知らない魚は素手で持たないことです(食べるのはもってのほか)。1冊くらいは釣り魚図鑑を購入して魚の種類をある程度しっておきましょう。


第9回:釣魚「シロギス」について(2007/09/30)

 今回は投げ釣り師に大人気の魚、シロギスについて語ります。人気の秘密は体の大きさに似合わない強いヒキにあります。シロギスは普段は砂地に住んでおり、虫を食べています。虫を口にすると潜り込まれないように体を左右に振って引きずり出します。これがシロギスのヒキが楽しい理由です。更に本格的な投げ釣りの装備がなくてもチョイ投げでバンバン釣れます。遠投しなくても大きいシロギスが釣れることもあり、この手軽さが人気の理由でしょう。それとパールピンクに光る体も良い感じで高級な感じがします(スーパーで売ってるのは汚い白色してますが、釣れたては本当に美しいものです)。
 オススメの釣り方は、L字型の固定天秤に引き釣り用のシロギス専用4本針仕掛けをセットして遠投し、サビいてくる釣り方です。天秤は20号、PE1号ラインであちこち探ると数が出ます。ナイロンラインでは感度が悪いのでPEの方が断然面白いです。
 L字型天秤20号に引き釣りシロギス仕掛けをセットしてブン投げろ
遠投してサビいてくるわけですが、やはりかけあがりが良いです。巻いてくると少し重くなるところがかけあがりです。フェリーなど船が通るところなど海底がどうなっているかサビいて調べてみましょう。仕掛けを止めるとフグが食ってきます。巻くのが速すぎるとヒイラギの餌食になります。大型リールなら半回転/秒くらいで巻くのが適当かと。かけ上がりのところを通るときは特に集中しましょう。フッキングが甘いとすぐに口から外れてしまいます。市販の仕掛けの場合ハリスが1.5〜2.0号の物を選びましょう。
 
かけ上がりに集中して、フグには喰われるな!
エサは虫エサなら何でも反応良好ですがやはり石ゴカイが最高です。でも他にも魚を釣りたいなら青イソメの方が大物を期待できます。エサ付けもタラシ1cmもあれば十分で虫エサ1杯\500で十分です。針を飲み込まれた場合は爪で口を裂いてやれば直ぐに取れます。針外しなど必要ありません。
シロギスはやはり天ぷらがうまいので、18cmくらいがちょうど良いです。それ以上になると骨が気になるので3枚におろして身だけ揚げるか、大きいものは塩焼きまたは刺身にしましょう。
話は変わって、昔テトラでシロギス釣りをしていた時の話です。テトラにエサパックを落としたのでテトラの下の方に行くと、何とテトラに無数のシロギスの目がこびりついていました。ちょうど手の届かないところにあったのですが、あれは間違いなくシロギスの目です。しかも、黒目も大きく全ての目がこちらを向いていました。それ以来怖いので小さいのはリリースするようになりました。皆さんもシロギスの釣りすぎには注意しましょう。目指せ尺ギス。


第10回:リリースサイズについて(2007/10/06)

 今回はリリースサイズについて考えてみましょう。キャッチ&イートが原則だと思いますのでやはり食べれない分はキープしないというのが一般的でしょう。
釣りを純粋にゲームとして楽しむルアーマンが超大物をキャッチ&リリースするのを見ると「ああ、かっこ良い。彼は本物だ。」と思ってしまいます(なかなか居ませんが)。
中にはキャッチ&キルする人もいて、良い魚だと「ムカっ!」としますが毒魚やフグ、雑魚の場合、「もっとやれ!もっとやれ!プーンパンっ」という気持ちになります。実際、自分もフグなど仕掛けを切られたり被害を及ぼされる魚が釣れた場合には踏みつけて爆死させます。

カサゴ アイナメ メバル キジハタ
16cm 22cm 16cm 22cm
サワラ マアジ ハマチ カレイ
45cm 18cm 35cm 20cm
マハゼ シロギス キューセン ネズミゴチ
15cm 15cm 22cm 22cm

 でもやっぱり基本どおりキャッチ&イートで小さいものはリリース、大きいものはキープということになりますので、そのボーダーライン、つまりキープサイズをどうするかを決めなくてはなりません。人によって全く違うと思いますが僕なりの基準を表にしましたので参考にしてください。
 キャッチ&イートで自分なりのキープサイズを決めておけ
このサイトで対象とする魚もそうですが、僕も海の岸釣り専門なのでそういった魚のみのキープサイズの表となっています。
なぜこのサイズなのかというのにそれぞれの魚が何年で何cm成長するかなどは全く考慮していません。今まで200回以上の釣行での漁港や防波堤釣り経験結果に基づいてキープしたら恥ずかしいし魚にも罪悪感を感じるサイズとしました。
 イカや回遊魚は釣り上げた時点にかなり弱ってダメになってしまう可能性が高いので少々小さくてもキープしてOKでしょう。
一方、根魚など居付の魚は成長が遅いわりに絶対数も釣り人の乱獲により激減しています。本来なら成魚以外は全リリースすべきでしょう。
でも、釣りに来てみやげなしで帰るほど悲しいことが人生で存在するでしょうか?僕の場合、ボウズは年1回あるかないかですが、帰りの車でブルーな気分を通り越して意識が飛んで事故りそうになるほどです。ということで、1匹目は小さくてもキープすることにしていますが、許してちょんまげてください。


第11回:釣りに行けない日は?(2007/10/20)

 釣りに行きたいのに行けない日ってありますよね?僕も今、まさにその状態です。1歳3ヶ月の子供と再来月出産予定の次男のため定期検診で今日はダメ、明日も1年に1回の資格取得の試験で1日潰れます。この最も釣れる時期に釣行できないのはストレス爆発もんです。さて、そういう特殊な状況ではなくとも大雨や病気で行けない場合がありますが、そんなときはどうするかを今回コラムにしてみました。
 自分が釣らなくても動画で他人が釣っているのを見るのも良いものです。また、釣具屋に行って衝動買いや立読みしたり、店員と釣りの話をするのも良い感じです。さらにリールに油をさしたり釣具のメンテナンスをするのも1つの手でしょう。オススメは釣りの動画を見ることです(必ず釣れますから^^;)。
 
釣りしない休日でも釣りを楽しむには釣りの動画を見るべし!
さて、釣りの動画と言っても方法も様々です。ビデオやDVDを買って見るのも良いのですがお金がもったいないですよね。何回も見るものでもないし。また、TSUT○YAなどに行って借りようと思っても釣りのビデオやDVDは全くと言っていいほどありません。そこでオススメなのが無料で釣り番組が見れるUSENのGyaoです。
http://www.gyao.jp/sports/から釣りのところを選ぶと見れます。様々な釣りのジャンル、対象魚があるので必ず自分の見たい動画もあるはずです。(右図は番組の各収録を選ぶ画面)。自分の好きなジャンルだけ裏技でストリーミング録画してコレクションにするのも良いですね。
注意:釣り番組の動画では釣れていて自分でも簡単に釣れるという錯覚を抱きますが、そのとおりには絶対なりません。僕も何度失敗したことか。動画で釣った気になって行って痛い目に会うと、現実とのギャップに怒りさえ覚えることがあります。ので、あくまで参考程度にしましょう。
ということで、今回のコラムは短いですが、是非一度見てみてください。また、こんなとこにも良い無料釣り動画サイトがあるという情報があれば、miyai_keikichi_mikeppi@leto.eonet.ne.jpまで教えてください。


第12回:釣行時の温泉の入り方(2007/10/27)

 遠い海まで釣りに行ってそれだけで帰るのはもったいないですよね。交通費も馬鹿になりません。MPの場合は滋賀県大津の瀬田川付近に住んでいるので、海まで最短でもほぼ2時間は絶対かかります。よって、毎回釣りのあとは温泉に入ることにしています。600円くらいですが体の1週間の疲れを取れれば安いものだと思っています。
 
折角海まで行ったなら釣りだけではなく何かすべし!温泉がタオル1枚で気楽。
さて、友達や会社の人と釣りに行って温泉に一緒に入るとき、皆カラスの行水のごとく温泉を堪能せずにあがってしまいます。あれで体を癒せるわけもなく勿体無いの一言です。ではMPの場合どうしてるのか紹介しましょう。
 初めて言った温泉施設ではサウナも含め全ての湯を周るべし!
これは自分にあった(1番リラックスできる個所はどこなのかを景色なども含めた)場所を把握するためです。中には体に塗る塩釜があるサウナなど楽しい個所もあります。次に
 1番リラックスできると感じた湯に入って、これ以上力を抜けないというくらい脱力するべし!
具体的にはタオルを湯船の枠に置いて枕代わりにします。そこに体が浮かないように寝て、口を空けて上を向き死んだ状態になります。周りから見るとアホですがそんなことは気にしません。これをすることで温泉が体に効いている感じを堪能できます。ポカポカ陽気だけど適度に涼しい風が吹く露天温泉が最高です。そのまま寝てしまわないように注意しましょう。
福井県南部の和田〜敦賀新港をホーム釣り場とし滋賀県大津に帰るので、よく行く所としては、アミーシャン大飯(安い)、小浜濱の湯(薬湯)、三方きららの湯(雰囲気)、今庄365温泉(景色)、マキノ高原温泉(雰囲気)、朽木天空温泉(雰囲気)くらいがオススメです。皆さんも温泉で貧釣果による意気消沈した気力を回復しましょう。
最近、釣りそのものではなく、関連した話材をコラムにしていますが、100回以上の掲載を予定しているのでお許しください。次回からは釣り場紹介も含めて有用な内容にしていきます。


第13回:珍しい釣り方(2007/11/11)

 どの雑誌や本にも載っていない自分だけの釣り方ってありますか?誰もが教科書どおりの釣りを目指すのでそれが答えと思われがちですが、理屈さえあっていれば何だって釣れるのです。私ことMPも独自の釣り方が2つあります。1つは「エギサビキ」、もう1つは「カゴ天吹流し仕掛け」です。この話をすると、まともな釣り人であればバカにすると思いますが、どちらも強力な釣り方で、釣り場では「変わった仕掛けやのに釣れますね。」とか、「どうやって釣るのですか?そういう釣り方もあるのですね。」と周りが釣れてなくても、このやり方では釣れるので大絶賛!僕も鼻高々の釣り方です。もうコラム掲載13本目ということで、特別にここで紹介しちゃいます。
 
キスとイカを同時に狙うならエギサビキをすべし!
MPは欲張りです。誰もがそうだと思いますが、色々な魚を仕掛け変えずに釣りたいと思ったことがあるでしょう。そんなビッグな夢を叶える仕掛けがこのエギサビキです。まず、市販の3本バリサビキ(幹糸5号、枝ハリス3号くらい)をラインに結びます。次にエギ3.5号をサビキ下部のスナップサルカンにセットします。そして、スッテ(コウイカ用のもの)をサビキ上部のスナップサルカンにセットします。あとはサビキの各針に青イソメをタラシ1cmほどエサ付けするだけでできあがり。仕掛けが絡むのでは?と思われた方もいらっしゃると思いますが、サビキが太く、スッテは軽いのにエギは重いため全く絡みません。釣り方は、まずキャスティングして着底を待ちます。次に2段シャクリ、15秒ほど待って、また2段シャクリ。これを繰り返して仕掛けを回収してきます。ぐっと重くなったらイカかタコがのった証拠です。ビクビクっときたらキスなどの魚がきているでしょう。ここで注意が必要なのは魚が喰ったのにほったらかしにしないことです。その場合、さすがに仕掛けが絡まってしまいますので。
 ヒットしたら2連、3連を待たずに即回収すべし!

アオリイカが上のスッテと下のエギでダブルヒットで2匹いっぺんにゲットすることもありますし、コウイカとシロギスが一緒に釣れた事もあります。上のスッテより下のエギの方がヒットが多いですが、上のスッテでも釣れます。僕が考える理論は、@賑やかな仕掛けに魚やイカが発見しやすい。A雑魚どもがサビキの青イソメに群がってイカやシロギスの活性があがる。シロギスは底より1m近く上側で喰う場合が多いのでサビキの高さがちょうど良く、この時点で喰ってしまいます。Bごちそうに見えるエギやスッテが青イソメを追って油断しているところを俺(イカ)が喰ってやろうとのってくる。まぁ、妄想は置いといて、是非試してください。きっと面白い釣りになりますよ。ただ、根掛りの激しいところでは使えない仕掛けなので、覚えておいてくださいね。
もう1つの「カゴ天吹流し仕掛け」については次回のコラムを期待してください。これであなたも脱素人!


第14回:珍しい釣り方U(2007/11/16)

 前回のコラムでは珍しい釣り方として「エギサビキ」について紹介しましたが、早速試してみた人はどうでしたでしょうか?そうでしょう、そうでしょう、釣れたでしょう。良かった良かった。もし意見あればこちらまでメールください。さて、今回はもう1つの変な、いや珍しい釣り方である「カゴ天吹流し仕掛け」について紹介します。この釣り方は超強力ですので絶対に真似してください。キスやカレイなど何でも釣れますが主に青物を狙うのに有効です。
 
カレイやキス、青物を狙うなら「カゴ天吹流し仕掛け」で攻めるべし!
これは名前のとおり、カゴと天秤、吹流しサビキを用いた釣りですが、遠投サビキと違うところはウキを使わないことです。右図のようなシンプルな仕掛けですがそれだけお気楽だということです。天秤カゴは天秤とカゴが一体型になったもの(たぶん第一精工のが安いがそれでも350円くらい)を用います。吹流しサビキがポイントですが、これも市販のもので仕掛けの長さが1.8m以上のものを選びましょう。仕掛けが短いとコマセと仕掛けが同調せず全く釣れません。ハリスも幹糸も2号くらいで、ハリはアジ針7号くらいのものが良いです。タモなしでの大物は諦め、その分仕掛けを細くして25cmから30cm級の魚が喰いやすいようにしています。この仕掛けでゴボウ抜きできるのは35cmくらいまででしょう。ラインもなるべく細いものを使って中型魚の小気味良いヒキを楽しみましょう。ラインも3号ほどあれば十分ですが遠投が必要なのでテーパーラインを使ってください。ハリの本数については絡まってぐちゃぐちゃになりたくなければ3本までにしときましょう。
 
25cm〜30cmサイズを中心で狙う装備が最も楽しめる釣り方です。
着水でコマセが出てしまわないように、なるべくカゴにはコマセをギュウギュウに詰め込んでください。また、各ハリには青イソメをたらしなしで小さく付けておきましょう。さて、釣り方ですがこの釣りは待つ釣りではありません。常に仕掛けを動かす攻めの釣りです。まず思いっきり遠投して着底を待ちます。着底したら直ぐに大きくしゃくってカゴのコマセを出し切ります。5秒数えてまた大きくしゃくります。次は3秒待って大きくしゃくります。この3秒待ってしゃくるのを3回〜4回繰り返してあとはただ巻きで回収します。カゴの抵抗力でしゃくる時重く感じますが、いつもと重さが違うときはヒットした証拠です。小さく合わせて釣り上げましょう。
このままでは仕掛けの落下速度が早めなので、カゴの真上にちょっとしたシモリを付ければ自然な落下速度にできます。
これで中アジなんかも朝飯前です。


第15回:釣魚「アジ」について(2007/11/25)

 今回はアジについてのコラムです。海釣りをしたことない人が最初にするのはアジのサビキ釣りが圧倒的に多いのではないでしょうか?防波堤で良く初心者がアジのサビキ釣りをしているのを見ます。最近ではソフトルアーで狙う人もわずかにいますが、防波堤でのアジといえばサビキです。本来、アジは船釣りの対象魚なので、防波堤では大きくても25cmほどのアジしか釣れません。大きさより数で勝負ですね。
 
アジは大きさより数で勝負!
でも10cm以下の豆アジでは調理が面倒でキープ&テイクアウトする気がおこらないでしょう。25cmクラスの中アジを狙うのが正解の釣りと言えます。足元で釣るアジは小さいですが投げて釣るアジは25cm級が釣れます。釣り方は前回コラムの「珍しい釣り方U」でも良いのですが、正当な釣り方としては遠投カゴサビキでしょう。これは大きい玉ウキとカゴ、サビキを使います。胴付タイプでも吹流しでもどちらでもOKです。
 
遠投カゴサビキで25cm級のアジを狙え!
サビキの針サイズは狙うアジの大きさに合わせて変えます。10cm未満の豆アジなら3号、15cmクラスなら5号、25cm級なら7号くらいが良いでしょう。針の数は多いほど絡まる可能性が高くなるので、初心者や遠投する場合は3〜4本くらいのサビキにしましょう。また、竿は短いと取り込み難いので3m以上。各針にエサをちょこっと付けると釣果がアップします。活性が高いときはコマセもいらないくらい釣れますが、いつもそうとは限りません。
よっぽどでない限りアジは簡単に釣れるのですが、日によってムラがあります。今日はダメだと感じたらその日はダメでしょう。すぐに見切りをつけましょう。回遊魚なので粘っても無駄です。
また、25cm級でもスーパーで1匹\100ほどで、小アジなら10匹で\100ほどです。よって、MPの場合、アジは専門に狙うのは嫌いで根魚の方がはるかに好きです。下図の釣果は2人で数時間、200匹以上アジを釣ったもので、真中のキジハタは38cmありました(敦賀新港)。このようにアジを狙っているとたまにラッキーなことが起こりますので、やめられないのでしょう。
さて、アジの調理についてですが、壷抜きすると簡単に下処理できます。まず、割り箸を割って口から差し込みましょう。次に割り箸を握って捻り引きます。これで簡単にエラと内臓が取れるので包丁も必要ありません。楽ちんですので1度試してみてはいかがでしょう。まぁ、防波堤から釣れるアジなので、南蛮漬け、塩焼き、フライくらいにするのが良いでしょう。
サビキでの小アジ釣りは初心者の匂いがして、ちょっと恥かしいのですが、やるとハマってしまうんですよね。


第16回:釣り場「日向湖周辺」について(2007/12/01)

 コラム始まって以来初の釣り場紹介、本当は釣り場紹介を1番充実させるつもりなのだがコラム第16回目にしてようやく登場といった感じ。さて、今回紹介する釣り場は福井県南部にある三方五湖の1つ日向湖(ひるがこ)周辺だ。MPがよく行くのは「日向湖南岸」と日向湖北部の「日向漁港」の2箇所である。日向湖は湖のくせに海とつながっているので海水魚が釣れる。いやむしろ日向湖は海と捉えるべきだろう。当サイトで日向湖南岸の釣果を検索してもらったら言っている事が理解できるだろう。先ず日向湖南岸から紹介する。本コラム最下部に日向湖の地図を付けた。
 
日向湖南岸は山に囲まれ風に強い釣り場で量より質の釣り場なのだ!
場所としては下の画像を見ていただくと分かるはず。左側画像Cには海上釣堀の白い建物が見える。右側Bには筏が浮いている。そう、ガードレールを跨いだところだ。足元は水深が浅いので少し投げることになる。ただ、遠投するとロープが入っており根掛り率90%の難所のため、ちょい投げかウキを使うべし。山に囲まれた海釣りとは異なった、景色も良いし風情のある釣り場である。@の山と山の間が今回のコラム下部で紹介する日向漁港が位置する。Bの右側に曲がったところに車を止めるところがあるので道路に止めないようにしよう。多人数は入れない釣り場なので先客が居たら日向漁港の方にでも行こう。

  @釣り場の正面を撮影した画像      A釣り場の足元を撮影した画像

  B釣り場の右側を撮影した画像      C釣り場の左側を撮影した画像
釣れる魚は本当に多彩である。MPがここで釣ったことのある魚と言えば、ザッパ、シロギス、アイナメ、カサゴ、メバル、マアジ、サヨリ、ハマチD、マコガレイE、マダイF、クサフグ、クロダイなどなど、信じられない巨大アナゴ(腕の太さ)が釣れたのも見たことがある。これが湖の釣果だからビックリする。いろんな書籍にはアイナメで有名とあるが、MPとしてはマコガレイがよく釣れる場所だと思う。下写真のような大物もたまに来るし、数もでる。また、ハマチも狙って釣れる場所である。ここに来る地元の人はたいていハマチ狙いである。ただこの釣り場は当り外れがあり外れると坊主の可能性高い。MPの経験上、この釣り場春から夏が良い。カレイも変わっているが夏が良い。

D40cmを超えるハマチ            E35cm級のマコガレイ
ここに来たら狙いたいのがこの3種類。
F25cm級のマダイ(チャリコ)
次に日向湖北側の日向漁港であるが、こちらは人気の釣り場である。特に9月のアオリイカシーズンなどすごい数の人で釣りがし難い。
 
日向漁港はアオリイカ、根魚狙いで人気が高く、シケに弱い釣り場だ!
GJは日向湖と海を結ぶ水路になっているため船の往来がかなり激しくあります。遠投しない大きいシロギスやカワハギが釣れないので、耳を常に澄ませて船近づいたら直ぐ巻き上げましょう。Lのように\500徴収されそうな看板があるのですが、今まで取られたことがありません。よっぽど運が悪くない限り大丈夫です。Kの防波堤に上がる階段で上りましょう。海が荒れるとこの釣り場は高潮や強風、向かい風により釣りになりません。

G防波堤先端から正面の画像      H先端から右側

I先端から左側               J防波堤根元付近から先端の方向を撮った画像

K車を止めるところ             L清掃料\500とあるが。。。
さて、何が釣れるのかと言いますと、MPがここで釣ったことのある魚は、アオリイカ、シロギス、カサゴ、メジナ、ネズミゴチ、キューセン、タコ、マアジ、イシダイ、アイゴ、メバル、オハグロベラ、カワハギ、イサキ、クロダイ、キジハタなどなど。先端に遠投するとシロギス20cmオーバーばかりきますので、船通り激しいのについついやってしまいます。9月はアオリイカはうまい人1日で30匹くらい釣っています。アオリイカ初心者ならばJ画像の右側曲がっているところがオススメです。根魚は先端のテトラ帯が良くてMPもお気に入りの穴3つあります。荒らさないでね。

このコラムを見て紹介した釣り場に行った方は是非、感想や釣果を教えてくださいね。

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第17回:釣り場「敦賀新港」について(2007/12/08)

今回は福井県南部で最もファミリーフィッシングで人気のある敦賀新港にターゲットを当てました。何回か行ってみた人は皆、豆アジやカタクチイワシ、小アユなど小さいものばっかり釣っている人が多いので小さいのしか釣れない釣り場なのかと思われがちですがそんなことはありません、水深が深いため大物もよってきており防波堤なのにマダイ80cmオーバーが釣れたということも聞きます。トイレや洗い場などとても便利な釣り場であり、福井県南部で防波堤から回遊魚を手軽に狙うならこの釣り場をオススメします。
 
回遊魚を手軽に狙うなら敦賀新港で決まり!
フェリー乗り場を更に突き進むと左カーブで行き止まりになっているところに駐車場やトイレ、洗い場があります。そこからテラスに沿って歩いていくと1段高くなっている場所が釣り公園になっています。大波止場には左写真のような柵が立っており立入禁止になっています。海に落ちないように1.3mほどの柵がありますので子供を連れて行っても安心です。
どういう魚が釣れるかを紹介すると、MPが釣ったことある&見たことあるのだけで、マアジ、キジハタ、サワラ、マダイ、タチウオ、ダツ、カイワリ、シロギス、サヨリ、メジナ、メバル、クロダイ、アイナメ、ササノハべラ、キューセン、ハオコゼ、シロサバフグ、クサフグ、ショウサイフグ、カワハギ、ウマヅラハギ、カタクチイワシ、ヒイカ、アオリイカ、イシダイ、ワニエソ、イサキ、カサゴ、コアユ、ホンベラ、ヒガンフグ、カマスなど多種多様です。水深も16ヒロあるので何がいてもおかしくない状態です。以下にMPがここで釣った魚の一部を紹介します。

キジハタ38cm               サワラ50cm                マアジ23cm〜25cm

キジハタは滅多に釣れませんがサワラは数釣りができます。初冬の数釣り時期には50cm級が初心者でも10匹以上釣れます。釣り方などはコラムの第6回を見てください。アジも良型が多く、少し投げれば写真のように25cm級の数釣りが楽しめます。
30mより先は根掛りないですがかけあがり付近から手前は根掛り最強です。
僕も何箇所も北海道から沖縄まで何箇所も釣りしていますが、この根掛りぶりは僕の知る中では日本一です。テトラポッドに投げ込んでも回収できる次世代オモリ「ロック」ですら何度もここで回収不能になってしまうほどです。でもその分でかい根魚は多いです。
アジや根魚を狙うなら底の方、サヨリを狙うなら表層、サワラはどっちでも居れば釣れます。でもいろんな魚を狙うなら30m付近にあるかけあがりを攻めるのが面白い釣りになります。
様々な魚種が釣れるのですが、水深があるので回遊魚が面白い釣り場です。足元にはハオコゼが多く、投げるとイトヒキハゼが多いところがたまにキズですが、年間通して楽しめます。
魚影は濃いですが、風が強いと釣りにならない釣り場なのでそれだけ注意すれば楽しい釣りになるはずです。
また、駐車場は防波堤側だけでも20台止めれますがいつもいっぱいです。早朝3時には駐車場は埋まっていますが、8時ごろになるとポツポツ空いてきます。
トイレは大便器室にはトイレットペーパーも付いており、洗い場やゴミ箱まであるので、釣りをしながらデイキャンプも楽しいところです。

子供が遊べるフェリオス        中心に見えるのがトイレ(洗い場付、ゴミ箱付)
最後に、猫がたくさん住み着いているので大量の時は2,3匹魚をあげてください、気分が更に良くなりますよ。
下のマップは敦賀新港を示すGoogleマップなので写真表示にして拡大すると全貌が良く分かるよ。


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第18回:奇人はカワハギ釣り師に多い?(2007/12/14)

今回はHowTo的なコラムではなく、今まで見た変わった釣り人について語ります。テトラポッドの中に落ちて擦り傷だらけになった中年おじさんや子供が海に落ちてパニくっている親子、毒魚と知らずに刺されて「痛い!痛い!」と騒いでいるおばちゃん、知らずにサビキを背中に引っ掛けたまま歩いている若者、など岸釣りでも今まで様々なハプニングの場面に出くわしました。でも、ハプニングについて語るのではなく、釣り場で見たちょっと変わった人たちについての体験談を書きます。何か変だなぁと感じた人を今まで防波堤で4人見たのですが、いずれも全てカワハギを専門に狙っている人なのです(全て別人)。船や投げでカワハギを狙う人は多いです。一方、防波堤でカワハギを狙う人を最近ではあまり見かけなくなっていますが 周りをよく見てください、短竿でハゲ掛けという一風変わった仕掛けで釣っている方々がたまにいます。見かけたなら彼らをよく観察してみてください、何か変わったことをしているはずですので勉強になります。
 
指の間にカワハギ挟んだまま釣りをするカワハギ釣り師
大阪貝塚港でカワハギ釣りをしているおっちゃんがいましたが、何か左手が変です。よく見てみると釣れたカワハギを各指の間に4匹挟んだまま釣りをしているのです。しかも全て同じ方向を向けており、たまに4匹のカワハギとにらめっこしています。なぜクーラーボックスに入れないのか聞くと、特に意味はないそうです(たぶん、周りに見せびらかしているのでしょう)。
 僕のう○こを蹴り飛ばすカワハギ釣り師
大阪のどこか忘れましたがある防波堤で、夜が明ける30分ほど前、急な腹痛で我慢できず、あたりにトイレもなかったので、また未だ暗いということで、ズボンをおろして防波堤からおしりを突き出し、下痢ってしまいました。そこまではたまにある話です。海に落下するのが怖くておしりを突き出しきれず大量のう○こ汁を防波堤の際に大量に付着させてしまっていました。夜明け寸前にカワハギ釣り師がその現場に来たのですが、何とそのう○こ汁を蹴飛ばして全て海に落としているではありませんか。薄暗かったので捨てられたアミエビと間違ったのだと思うのですが、その後、その人はそこで平気で釣りをして、う○こだと全く気付いた感じはありませんでした。釣りに夢中で嗅覚もやられていたのでしょう。一緒に釣行していた僕の友達T氏に「おまえのう○こ、蹴られてるぞ」と腹を抱えて笑われ、何か屈辱的な気分でした。
 釣ったその場で数珠式に干し物にするカワハギ釣り師
福井の敦賀新港でのことです。カワハギ釣り用の竿以外に長いのべ竿を出しているおっちゃんがいました。先っぽから何か10個以上の物体が数珠式に釣るさげられていたので気になって近くで見ると全てさばかれたカワハギでした。まるで戦利品を見せしめのように吊るさげていました。見てるうちにまたカワハギが釣れて、その場で一瞬でさばき、追加によりカワハギそろばんが長くなりました。指の間に挟む人もそうですが、防波堤のカワハギ釣り師は釣果を見てもらいたいという願望が特に強いようです。包丁捌きは手馴れたものでしたが。ちなみに僕の祖母は母に「カワハギも調理できへんのか、情けない」と偉そうに言っていましたが、皮も剥がずにぶつ切りにして鍋に入れていました。
 ハゲ掛けのシャクリが勢いよすぎて、自分にかかりかけたカワハギ釣り師
ハゲ掛けとはボラ掛けのデカイ版(針本数はもっと多い)で中央にコマセカゴが付いています。そのコマセカゴにエサを入れ、やってきたカワハギやウマヅラハギをしゃっくて引っ掛けます。そんな釣りもあるのですね、と素人さんに声を掛けられてカッコをつけたかったのでしょう。浅棚に仕掛けを垂らしているのに特大のシャクリで、海面からハゲ掛けが勢いよく飛び出してきました。ベアークロー顔面に炸裂しそうでしたが大丈夫でした。その後、すごい恥かしそうにしていましたが。
といことで、たまにはこういう話題でも良いですよね?20回に1回はエピソード的なものを入れるようにします。防波堤での専門カワハギ釣り師は要チェックです。


第19回:初めての釣りとハマッていく過程(2007/12/24)

今回は題目のとおり初めての釣りと釣り吉になっていく過程についてです。さて、釣り好きの方に問います、なぜ釣りが好きなのですか?私の場合は@ぴくぴく小気味良いヒキA食べておいしいB持って帰って喜ばれるC釣り始めまでのワクワク感D大物釣った時のドキドキ感Eコレクション感覚の釣り日記くらいでしょうか。
@Aは皆同じだと思います。Bに関しては僕の先輩T氏は奥さんに怒鳴られるので一概には言えません。Cは遠足の前の日のあの気分です。Dはまさにフィーバーといった感じ、Eは僕くらいでしょうか。しかし、良く考えてくださいCを除いて@ABDEは釣れたから楽しいのです。釣れなかったら、行きのワクワク感だけで、帰りは惨めなもんです。何が言いたいかというと、友達や息子を釣り好きにするには最初に必ず釣れるようにしてあげることです。釣れなければ、もう2度と一緒に行ってくれませんよ。
 
初めての人と釣行するには、最高の季節、最高のポイントで必ず釣れるようにしてあげるべし!
僕の場合、最初の釣りは中学生のときにT氏の親父さんに連れて行ってもらった大阪南港でのサバのサビキ釣りです。でも、1匹しか釣れなかったので印象に残らず大学生になるまで、ちゃんとした釣りをすることはありませんでした(小学校の時にはモンドリでのモロコ獲りやザリガニ釣りはやっていました)。大学の時に折角、琵琶湖の近くに住んでいるのにちょっと釣りでもしてみようとぶらっと出かけたのが釣り吉への序章でした。ギルやバス、ナマズを釣りあさり、コイやフナはもちろん、挙句の果てにドブ川でヌマチチブまで釣って自分で言うのもなんですが、おかしくなっていました。村上晴彦のビデオも何本も買ったり、ありとあらゆる本も買いあさりました。
大ハマリの最初は淡水魚だったのです。食べるという楽しみを重要視して、これが海水魚になっていきました。大学時代、バイクが趣味ということもあり、釣りツーリングで北は北海道、南は沖縄まで、各地の漁港などで釣りをしたものです。大学院を卒業してからはその熱も一般人レベルになり今に至っています。

      でかナマズ(50up)                  巨ゴイ

  尺ブナ          でかバス            スッポンまで釣った
最近、Fつめの釣りの楽しみ方を知りました。それは自然を感じて心を癒す、すなわち、のんびりするということです。これは釣り場に居た見知らぬ人と話したことがきっかけです。その人は「釣れなくても、のんびり景色を見ているだけで楽しい」と言っており、当時の僕には「このおっさん頭おかしいんちゃうか?」と思ったくらいでした。自分は釣ろうと常に焦っているのに釣れず、その人はのんびり、しかし30〜40cm級のキジハタが入れ食いでした。今までは、行きの道中、車ぶっ飛ばしていましたし、そのせいで大事故も起こしてしまいました。また、釣り場に着いたら「自分の取り分がなくなる」という妄想に刈られてダッシュでポイントまで走っていました。
ゆっくり、のんびり釣りしても、焦ってせかせか釣りしても釣果は全く変わらないことを今更知りました。
これって、釣りに限ったことではないのかもしれません。
皆さんも心にゆとりを持って釣りをしましょう。


第20回:釣り場「小浜新港」について(2007/12/29)

今回は福井県小浜市にある小浜新港について紹介する。ただ、波止場の方ではなく、フィッシャーマンズワーフ裏のテトラ帯について。この場所は駐車場もあり、近くのフィッシャーマンズワーフで休憩や食事もできるのでファミリーにはもってこいの釣り場である。
右の写真が駐車場、赤っぽい車が見えているところに止めれる。また、左写真はテトラの付け根からフィッシャーマンズワーフの方を撮影したもの。網を沈めてのワタリガニ獲りが盛んである。小さい子供も釣りをする場合は右写真駐車場を向こう側に進むと足場の良い波止場もあるので、そっちに行こう。ただ、やはりフェリー通るかけあがりも近いテトラ帯の方が実績が高い。
さて、何が釣れるかと言うとMPが」釣った魚種を並べると、マアジ、コノシロ、マダコ、メバル、カサゴ、カミナリイカ、コウイカ、ヒイラギ、シロギス、ヒガンフグ、スズキくらいだ。ホウボウやテナガダコ、アイナメ、サヨリを釣ってるのを見たこともある。オススメは5月〜7月にエギで狙うカミナリイカだ。この時期産卵シーズンで2kg級が狙える(タモ必要)。コウイカも釣れるが、コウイカはテトラ周り、カミナリイカは遠投が必要。また同時期にシロギスも熱い。テトラ先端からまっすぐちょい投げすると20〜25cm級が釣れる。フェリーが良く通るのでそのかけあがりを狙っても釣れるがサイズは20cm未満だ。完全な砂地なので根掛りも皆無でストレスゼロで数もでる。5月〜7月以外はあまり良い話を聞かないが、1月に大きいクロソイが釣れるらしい。そのうち狙おうと思っているが寒いので・・・。
 
イカとシロギスを狙うにはオススメの場所だ!
テトラの先端まで行かなくとも、例えばシロギスやイカも左上写真の内港でも十分釣れている実績があるので安心しよう(人気が高い釣り場なのでベストシーズン中の先端はいつも人がいる)。水深は全体的に浅く、すぐに底をとれて釣りやすい。

        カミナリイカ

   テトラ先端から向こう側の写真       テトラ先端から根元の方向      テトラの根元から先端の方向
このテトラの穴を探れば当然、根魚を釣ることができるのだが、深い穴が少ないし、これだけテトラがあるのにおいしい穴は先端付近にしかない。たまに沈みテトラ上をヒラメが泳いでいるのが見えるので狙ってみたいと思っている。