柳ヶ瀬ブルース


あのなじみ深いイントロからはじまるこの歌は、美川憲一の出世作であると同時に叙情演歌の代表作でもある。
伊豆長岡温泉を中心に芸能活動をしていた宇佐英雄さんが、同地を訪れた沖縄舞踊団の踊り子に恋をした。自分の気持ちを伝えられないままに、次の巡業先に行ってしまった踊り子を慕う思いがこの歌の誕生となった。最初は「長岡ブルース」として宇佐英雄氏自身が歌っていたが、のちに美川憲一が題名を変え「柳ヶ瀬ブルース」としてカバーした。題名は変わっても宇佐氏の熱い思いは伝わってきます。
美川憲一があまり思い入れを込めずに淡々と歌っているのが、かえってこの歌の心情を伝えているのかも知れません。
酒を呑んで聴くのに最高の演歌です。



      <正真正銘、変身前の美川憲一>




柳ヶ瀬ブルース

作詞 宇佐英雄
作曲 宇佐英雄
 唄  美川憲一
  

雨の降る夜は 心もぬれる
まして一人じゃ なお淋し
憎い仕打ちと うらんでみても
戻っちゃこない あの人は
ああ柳ヶ瀬の 夜に泣いている

二度と逢えない 人なのに
なぜか心が 又いたむ
忘れたいのに あの夢を
思い出させる この酒が
ああ柳ヶ瀬の 夜に泣いている

青い灯影に つぐ酒は
ほろり落とした エメラルド
もだえ身を焼く 火の鳥が
雨に打たれて 夜に泣く
ああ柳ヶ瀬の 夜に泣いている





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