本来スピンドルの組みたてはプレスを使って行います。
しかし趣味のスピンドルは道具無しでも組めます。
旋盤の主軸も 現地交換と言うことも有ります
ここでは簡単な道具での組み方を行ってみます
逆に道具に頼らない分、慎重さや丁寧さが必要になります
とにかく作業代の上や使用工具はエア−ブロ-して綺麗にして下さい
洗浄してゴミを取るまでは必要以上にベアリングを回さないで下さい。
シリコン系のオイルやグリスを使用の際は 特に綺麗に元の着いている油をとって下さい。
オイルの交換は付属のレンチが有れば簡単に出来ますので、いろいろな条件を試して下さい。
このスピンドルは非接触型(簡易ラビリンス構造)シ−ルを使用しておりますので、エア−等での清掃は絶対しないで下さい
ベアリング部にゴミが入りますと、重大な事故や災害の発生が考えられます。
スピンドルの仕様や 組みたて方は予告無く変更しますので宜しく。
パ−ツリストと部品です、全て有るか確認して下さい
適当な鉄板とモンキ-、ハンマ− 代わりの真鍮などの重い棒
作業開始
作業前にシャフトにコレット部キズ防止の為必ずキャップ装着しておく事
アンギュラベアリング2個を軸に入れる、袋から出して700DBのマ-クのある方を重ねる、(背あわせ) 内径を固定すると外形のガタが無くなる
合わせ面に絶対ゴミを噛ませない事。
袋から出して必要以上触らない、洗浄もしないこと。
内径10ミリ以上12ミリ迄のパイプを用意して
ベアリングの内径を叩いて軸に入れる
出来るだけ真っ直ぐ叩く事、完全 コンと甲高い音がするまで入れる事。
注意 絶対に外輪に力をかけない事。
ベアリングが完全に入ったのを確認して ネジ部に少し油(グリスでも良い)を塗って 14mmスパナと16mmスパナでナットを締める、16mmはモンキ−でも良い
アンギュラベアリングの組立て完了
外輪がガタ無く 軽く動くのを確認する、この工程ではそれ以上回さない
必ず少しゴミが入っているので、動くのを確認するだけにする事。
スペ−サ-の内径の段のある方をアンギュラ側にしてシャフトに入れる
ベアリングをスペ−サ−に当たるまで入れる、軽く当たればOK
ベアリング組立て終了、ベアリングはあまり回さない事
アンギュラ部分だけを 綺麗な灯油などに漬けて指で回しながら洗う
付いている油や その他のゴミを綺麗に落とす
その後パ−ツクリ−ナで仕上げ洗いをし、エア-で綺麗にするする。
この作業時 プ−リ側のベアリングに汚れが着かない様に注意する事。
この作業が終わるとベアリングはガタも無く 軽く動くはずです。
給油
使用目的と 使用回転数でオイル又はグリスの種類を決める
1万回転までの切削なら 私の場合はシリコングリスを全体に薄く付ける
爪楊枝で付けてエア−で両方から全体に回るように吹き付ける、この際絶対にゴミを入れない事。
グリスの場合ベアリングはかなり重くなります。
グリスの入れ過ぎは発熱の原因になり、害が有ります
きれいな手で作業して下さい。
13000以上の場合はグリスを少なめにするか、#10スピンドル油やシリコンオイル ミシン油 等 皆さん工夫なさっています
ゴミが入らない様キャップを下にしてに ケ−スを手で押して入れる
ケ−スをバイス等で挟むと旨く入りません 必ずベアリングの打ち込み時の様にキャップを下にして押し込んで下さい
押さえネジを付けるこのとき ネジに少し油をつけておく、
付属のレンチを使い手で入るまで入れる、ケ−ス端面まで入るはずです。
レンチの上にコレットナットをつけてレンチと押さえネジのガタを無くす
ケ−スをバイス等で固定して専用レンチを使い締める
しっかりと押さえネジを締める
押さえネジとレンチの間ににガタが有ると、押さえネジのレンチ穴を破損するので、コレットナットでガタを取っておく事
使用工具が大きいですが、ねじはM26P1.0ですので締めすぎに注意、こつんと締まればOKです
完成です、グリス使用なら、しっとりと少し重く回ります、オイル使用だけなら
軽くジャンと回ります。
必ず5000rpm以下で30分以上馴らし運転して下さい、その時のボデ−温度が40度を超えるなら何か問題が有ります。
40度以下なら2000ずつ回転を上げて温度を見て下さい。