マウスを使わずキーボードから操作できる。(Windowsの場合)
目的 方法 説明 OSのリセット Ctrl+Alt+Del DOSプロンプトをウィンドウズにする Alt+Space DOS画面をフルウィンドウズにする Alt+Enter デスクトップウィンドウの画面コピー Print Screen アクティブウィンドウズの画面コピー Alt+Print Screen アプリケーションの切り替え Alt+Tab アプリケーションの終了 Alt+F4 アクティブウィンドウの切り替え Alt+Esc タスクマネージャの起動 Ctrl+Shift+Esc グループウィンドウを閉じる Ctrl+F4 Ctrl+タスクバー上で右クリック ファイルの保存 Ctrl+S スタートメニュー Ctrl+Esc またはWindowsキー カット(切り取り) Ctrl+X コピー(複写) Ctrl+C ペースト(貼り付け) Ctrl+V 元に戻す Ctrl+Z 最初に戻す Ctrl+Y すべてを選択 Ctrl+A 印刷 Ctrl+P 語句検索 Ctrl+F 複数の文字を選択する Shift+矢印キー エクスプローラを表示 Windows+E ファイル名を指定して実行 Windows+R すべてのファイルの検索 Windows+F すべてのウィンドウを最小化又は戻す Windows+D
文字変換に使うファンクションキー
キー 変換内容 連打する F6 ひらがな 最初の文字から1字ずつカタカナになる。 F7 全角カタカナ 後ろから1字ずつひらがなになる。 F8 半角カタカナ F9 全角英数字 すべて小文字→すべて大文字→先頭だけ大文字の順に変わる。 F10 半角英数字
ワイルドカードを使って検索する。
検索ダイアログで名前欄に「A*半角空きB*」と入力。探す場所欄に「W*」と入力すると「W」で始まる名前のフォルダーから「A」又は「B」で始まる名前のファイル又はフォルダーが検索される。下表のワイルドカードを利用すると便利。
ワイルドカード 検索される結果 *.* 全てのファイルとフォルダー *. 全てのファイルと名前に半角の小数点を含むフォルダー AAA 名前にAAAが含まれるファイルとフォルダー *.TXT 拡張子が「.TXT」の全てのファイル *AAA* 名前の途中にAAAが含まれるファイルとフォルダー *AAA 名前の最後にAAAが含まれるファイルとフォルダー(拡張子を含まない) *AAA? 名前の最後の文字から2番目までにAAAが含まれるファイルとフォルダー(拡張子を含まない) ?AAA 名前の2文字目以降に含まれるAAAが含まれるファイルとフォルダー ?AAA* 名前の2文字目から4文字目がAAAであるファイルとフォルダー ??AAA 名前の3文字目以降がAAAであるファイルとフォルダー
ルートキー 記載されている情報 HKEY_CLASSES_ROOT ファイルの拡張子、アプリとの関連付け
アプリ同士の連携などの設定HKEY_CURRENT_USER 現在サインインしているユーザーの設定
フォルダーの情報やコントロールパネルの設定などHKET_LOCAL_MACHINE パソコンのシステム全体や接続されている周辺機器のドライバーなどの関する情報 HKEY_USERS ユーザー別の情報。
Windows起動時にサインインしたユーザーの内容がほかのルートキーにコピーされるHKEY_CURRENT_CONFIG ディスプレイやプリンターなどのハードウェアの構成情報
Windows起動時に読み込まれる
HKEY_CLASSES_ROOT は以下の内容と同じ HKET_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes
HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\ClassesHKEY_CURRENT_USER は以下の内容と同じ HKEY_USERS\サインインしているユーザーのアカウント HKEY_CURRENT_CONFIG は以下の内容と同じ HKET_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Hardware Profiles\Current
バックアップ
全体のバックアップファイルを作るには、「ファイル名を指定して実行」と選び半角で「regedit」と入力してレジストリエディタを起動する。
復元
キーを削除したり変更した後で、やっぱり元の状態に戻したくなったときは、このバックアップファイルを使って復元する。「レジストリ(R)」メニューから「レジストリ ファイルの取り込み(I)」を選び、該当するバックアップファイルを指定する。復元が終了したら確認画面が表示されるので、「OK」ボタンをクリックする。
またはこのバックアップファイルからレジストリを復元する場合は、ファイルを選択し右クリックー「結合」を選択する。
Windows95の場合は、MS-DOSモードで起動した後、「cd c:\windows」と入力する。
最後に正しくシステムが起動したときのレジストリファイルが、「System.da0」「User.da0」という名前でWindowsフォルダの中に保存されている。これを使ってシステムを復旧する。
ただし、これらのファイルは、隠しファイルであるため、画面上で確認できない。そこで、属性を変更するために、「attrib -h -s -r *.dat」「attrib -h -s -r *.da0」と入力し、その後、バックアップファイルをWindowsフォルダの中にコピーするために「copy system.da0 system.dat」「copy user.da0 user.dat」と入力すれば終了。これで、システムを再起動する。
Windows98では、レジストリの最新情報は、1日1回自動的にバックアップされている。「rb001.cab」などという名前のバックアップファイルが、Windowsフォルダの中にあるSysbckupフォルダに大切に保管されている。通常、過去5回分のバックアップファイルが保存されており、正常に動作していた日のバックアップファイルを元にして、Windowsのシステムを復元できる。
Windows 95、98場合には、次の方法でレジストリを元の状態に戻すことができる。
1. [スタート]→[Windowsの終了]をクリック
2. [MS-DOSモードで再起動する]を選択し、[OK]をクリック
3. MS-DOSプロンプトで、 scanreg /restoreと入力
4. コンピュータを再起動する
WindowsXPの場合
万一レジストリの操作を誤った場合には、「システムの復元」でレジストリを元の状態に戻すことができる。
システムの復元は、[スタート]→[プログラム]→[アクセサリ]→[システム ツール]→[システムの復元]で起動する。レジストリを操作する前に、復元ポイントを作成しておくこと。
Windowsが起動しない場合
Windows98では、レジストリの最新情報は、1日1回自動的にバックアップされている。「rb001.cab」などという名前のバックアップファイルが、Windowsフォルダの中にあるSysbckupフォルダに大切に保管されている。通常、過去5回分のバックアップファイルが保存されており、正常に動作していた日のバックアップファイルを元にして、Windowsのシステムを復元できる。
レジストリに重大な障害がある場合は、パソコンを起動したときに起動方法を問い合わせるスタートアップ画面が表示される。あるいは、「Ctrl」もしくは「F8」キーを押しながら電源を入れれば、強制的にスタートアップ画面を表示できる。ここで、「5」のキーを押して「5.
Command prompt only」を選択し、「Enter」キーを押すと、MS-DOSのコマンド待ち受け状態になる。
続いて、DOSのプロンプト「C:\>」の後に、「scanreg/ restore」と入力し「Enter」キーを押す。すると「レジストリチェッカ」というプログラムが起動し、保存されているバックアップファイルが一覧表示される。カーソルキーを使って、「起動済み」と記された最新の日付のバックアップファイルを選択する。選択したら「R」キーを押してレジストリを復元する。「状態の良いレジストリの復元
-完了」というダイアログが出たら、「R」キーを押してマシンを再起動する。これでマシンが正常に起動していた状態に戻るはずである。
それでもまだ正常な状態に戻らない時や、Windows95の場合は、MS-DOSモードで起動した後すべて手作業でやるしかない。DOSモードで起動した後、まずはバックアップファイルが保存されているディレクトリに移動する。Windows98の場合は、「cd c:\windows\sysbckup」と、Windows95では「cd c:\windows」と入力する。
Windows95の場合は、最後に正しくシステムが起動したときのレジストリファイルが、「System.da0」「User.da0」という名前でWindowsフォルダの中に保存されている。これを使ってシステムを復旧しよう。
ただし、これらのファイルは、隠しファイルであるため、画面上で確認できない。そこで、属性を変更するために、「attrib -h -s -r *.dat」「attrib
-h -s -r *.da0」と入力する。その後、バックアップファイルをWindowsフォルダの中にコピーするために「copy system.da0
system.dat」「copy user.da0 user.dat」と入力すれば終了。これで、システムを再起動する。
Windows98の場合は、前述の通り、過去5回分の自動的にバックアップされたファイルがSysbckupフォルダに入っている。まずは、最新のバックアップファイルを特定するために、「dir
rb*.cab」と入力してタイムスタンプを確認しよう。キャビネット形式(cab)の「rb」で始まるファイルだけがリスト表示されるので、最新のバックアップファイルを特定できるはずである。続いてファイルを解凍する。例えば、最新のファイルが「rb001.cab」だったら、「extract
rb001.cab *.*」と入力して解凍する。すると、レジストリファイルの「User.dat」「System.dat」「win.ini」「system.ini」が現れる。
続いて、これらのファイルの属性を変更するために「attrib -h -s -r *.dat」と入力する。その後、「System.dat」「User.dat」「system.ini」「win.ini」をWindowsフォルダの中にコピーすれば終了。まず、「cd
\windows」と入力してWindowsフォルダに移動し、そこで「attrib -h -s -r *.dat」と入力し「System.dat」「User.dat」を上書き可能な属性に変更する。続いて「cd c:\windows\sysbckup」でSysbckupフォルダに戻り、「copy
*.dat \windows」「copy *.ini \windows」と入力すればコピー終了。これでシステムを再起動する。
キーボードのバッファサイズ変更
HKEY_LOCAL_MACHINE→SYSTEM→CurrentControlSet→Services→Kbdclass→Parameters→KeyBoardDataQueueSizeの値を変更する。
マウスのバッファサイズ変更
HKEY_LOCAL_MACHINE→SYSTEM→CurrentControlSet→Services→Mouclass→Parameters→MouseDataQueueSizeの値を変更する。
カーネル(仮想)メモリをすべて物理メモリーに展開する
HKEY_LOCAL_MACHINE→SYSTEM→CurrentControlSet→Control→Session Manager→Memory Management
「Memory Management」というキーを選び、右の欄に表示される「DisablePagingExecutive」をダブルクリック。「値のデータ」に半角数字で「1」と入力する。「DisablePagingExecutive」がない場合は「Memory Management」を右クリックして「新規作成」-「DWORD値」を選んで作成。
管理者権限のあるユーザーでログオンし、スタートメニューから「ファイル名を指定して実行」を選び、「regedit」と入力して「OK」ボタンをクリックする。レジストリエディタが起動したら、次のようにキーをたどる。
HKEY_CLASSES_USER→Software→Microsoft→Windows→CurrentVersion→Policies
「Policies」の下に「System」というキーがなければ、「Policies」を右クリックして「新規」−「キー」を選んで「System」という名前のキーを新たに作成する。「System」というキーがすでに存在すれば、これを右クリックして「新規」−「DWORD値」を選び、「DisableRegistryTools」というDWORD値を新たに作成する。これをダブルクリックして「DWORD値の編集」ダイアログを開き、値が「0」であることを確認したら「OK」ボタンをクリックしてダイアログを閉じる。
値が「0」の場合はレジストリエディタは使用可能なので、この状態をバックアップしておかなくてはならない。「System」を右クリックして「エクスポート」を選ぶ。「レジストリファイルのエクスポート」ダイアログが開くので、適当な名前(たとえば、regedit-on.reg)で保存する。保存先はできるだけわかりやすい場所(例えば、ドライブCのルートディレクトリなど)がよい。
再度「DisableRegistryTools」という値をダブルクリックして、「DWORD値の編集」ダイアログの「値のデータ」に半角数字で「1」を入力して「OK」ボタンをクリックする。レジストリエディタを終了すると、その時点でレジストリエディタは起動できない状態になっている。レジストリエディタを起動しようとすると、「レジストリ編集は、管理者によって使用不可にされています。」というエラーメッセージが表示される。
元の状態に戻すには、先ほど書き出したレジストリファイル(regedit-on.reg)をインポートしなくてはならない。しかし、このファイルをダブルクリックしてもレジストリエディタが起動できないのでインポートできない。
そこで、スタートメニューの「ファイル名を指定して実行」を選び、「名前」に次のコマンドを入力して「OK」ボタンをクリックする(エクスポーとしたレジストリファイル「regedit-on.reg」はドライブCのルートディレクトリにあると仮定する)。
regedit -s c:\regedit-on.reg
「-s」オプションで「regedit.exe」を起動して、ドライブCのルートにあるレジストリファイルの内容を直接レジストリに書き込む。
これで、レジストリエディタが起動できるようになるので、先ほどの「DisableRegistryTools」の値が「0」に書き換えられていることを確認する。当初「System」というキーがなかったなら、これも削除する。
コマンド プロンプトは、MS-DOS (Microsoft ディスク オペレーティング システム) コマンドおよび他のコンピュータ コマンドを入力するためのエントリポイントを提供する、Windowsの機能。
「コマンドプロンプト」ではキーボードを使いコマンド(コンピュータへの指示)を入力することで、さまざまな操作を行なう。あまりユーザーフレンドリーな操作システムとはいえないが、ウィンドウズに何らかのトラブルが発生したとき、ネットワークの詳細を調べるときなどに威力を発揮する。
一般的なコマンドの一覧を表示するには、コマンド プロンプトで「help」と入力してからEnter キーを押す。この各コマンドの詳細を表示するには、「help command name」と入力する。command nameは、詳細情報を表示するコマンドの名前である。コマンドのオプション詳細は「command名 /?」を実行すると表示される。
なお、ウインドウズ98/98SEにはMS-DOSモードという起動モードが用意されており、「MS-DOSプロンプト」と同様にコマンドによる操作が行なえる。ウインドウズMeでは起動用ディスクでパソコンを起動した状態がこれにあたる。
コマンドプロンプトの起動
@「スタート」メニュー→「ファイル名を指定して実行」を選ぶ。
A「名前」欄に半角で「cmd」と入力。
Bウィンドウズ98/Meでは「command」と入力。
C「OK」ボタンを押すと「コマンドプロンプト」または「MS−DOSプロンプト」が起動する。
または。「スタート」ボタン→「アクセサリ」→コマンドプロンプトにポインタを移動して右クリック。表示されたメニューから「管理者として実行(A)」を左クリック。
「コマンドプロンプト」または「MS−DOSプロンプト」を起動したら、
Dプロンプト記号「>」の部分を確認。「>」の左側が現在のディレクトリである。このあとに続けてコマンドを入力する。ここでは
E「ver」と半角で入力してみよう。[Enter]キーを押すとコマンドが実行される。この場合は
Fウィンドウズのバージョンが表示できる。なお、
G「exit」コマンドを実行すると「コマンドプロンプト」および「MS−DOSプロンプト」が終了する
ファィルのフルパス名。ディレクトリ(フォルダのこと)ごとに半角の「¥」で区切るのがポイントである。ファイル/ディレクトリ名にスペースが含まれる場合は半角の「”」(ダブルクォーテーション)でフルパス名を囲む。なお、「カレントディレクトリ」は、自分が現在いるディレクトリを示す(コマンドに続けて半角スペースを入力し、任意のファイル/フォルダアイコンを「コマンドプロンプト」内にドラッグ&ドロップ。これでフルパス名を入力することが可能。
処理が延々と続くときは?
任意のコマンドを実行した際に、画面がどんどんスクロールし、延々とコマンド処理が行なわれてしまうことがある。そんなときは「Ctrl」キーを押しながら「C」キーを押すと処理を中断できる
コマンドオプションを指定する場合は?
コマンドに続けて「/」(半角スラッシュ)と決められたオプションの半角英数字などを入力する。大抵のコマンドは「/?」を付けて実行すれば使い方とオプションの一覧を表示する
ドライブを移動するときは?
「d:」のようにドライブ名だけを入力すれば良い。この場合のみ「cd」を入力する必要は無い
コピー、貼り付け
一度実行されたコマンドは履歴として残っているので「F7」キーを押すことによりコマンドの履歴が一覧で表示されるので参照、実行できる。また「↑」キーを押す毎に以前に入力したコマンドが表示される
文字列のコピーは文字列をドラッグして右クリック、続けて右クリックするとカーソル位置にコピーされる
実行結果をテキストファイルに出力する場合は?
コマンドの後に「>」を付けてファイル名を指定すると現在選択しているフォルダーの中のテキストファイルとしてとして出力される
複数のコマンドを連続で実行する場合は?
コマンドの後に「|」を付けて別のコマンドを入力
ワイルドカード
「*」 現在のディレクトリ内にある全てディレクトリやファイルが対象
*.txt その拡張子を持つすべて
a* 先頭の文字が「a」または「A」のすべて
以下に代表的なコマンドを紹介する。
基本コマンド
systeminfo
システム情報の表示
rstrui.exe
システムの復元を起動
tree ドライブ名:¥ディレクトリのフルパス
階層の構造とファイルのリストアップ
オプション /a
/f ファイル表示
dir ドライブ名:¥ディレクトリのフルパス 例(dir c:\mickey-son /p)
指定したディレクトリ内のファイルとサブディレクトリを表示する
オプション /p 1画面毎に表示
/s サブディレクトリの内容も表示する
/b ディレクトリ名、ファイル名のみを表示
/w ディレクトリ名、ファイル名のみを横並びで表示
/l ディレクトリ名、ファイル名を全て小文字で表示
/v ファイル属性や最終アクセス日時などの詳細情報を表示
/o ディレクトリ、ファイルを以下の順序に並べ替えて表示
/o-d 日付順に表示
/o-n 名前順に表示
/o-s サイズ順に表示
/o-e 拡張子順に表示
/o-g ディレクトリを優先して表示
/o-a 最終アクセス順に表示
/o- 上記の順序を逆順に表示
/? コマンドの説明
cls
表示を消去
cd ドライブ名:¥ディレクトリのフルパス 例(cd c:\mickey-son)
カレントディレクトリを変更する。
ルートディレクトリに切り替えるには(cd \)
cd..
一つ上のディレクトリに移動
d: Dドライブに変更 例(e:など)
md ドライブ名:¥作成したいディレクトリのフルパス 例(md c:\mickey-son\new)
ディレクトリを作成する。
rd ドライブ名:¥消去するディレクトリのフルパス 例(rd c:\mickey-son\new)
ren ドライブ名:¥変更前ファイルのフルパス ドライブ名:¥変更後ファイルのフルパス
例(ren c:\old.exe new.exe)
ファイル名を変更する。old.exe→new.exe
copy ドライブ名:¥コピ元ファイルのフルパス ドライブ名:¥コピー先ファイルのフルパス
例(copy c:\old.exe d:\after\new.exe)
ファイルを他のディレクトリにコピーする。
ワイルドカード * 任意の文字列を選択 例(copy *.JPG d:\mickey-son) .JPGがつく全てのファイルをコピー)
move ドライブ名:¥移動前ファイルのフルパス ドライブ名:¥移動後ファイルのフルパス
例(move c:\old.exe d:\after\new.exe)
ファイルを別のディレクトリに移動する。
ワイルドカード ? 任意の1文字を表す 例(move IMG_31??.JPG d:\mickey-son ファイル名IMG3100から3199までを選択して移動)
ファイル/ディレクトリ操作コマンド
del ドライブ名:¥削除したいファイルのフルパス 例(del c:\mickey-son)
ファイルを削除する。
xcopy ドライブ名:¥コピ元ディレクトリのフルパス ドライブ名:¥コピー先ディレクトリのフルパス
例(xcopy c:\old.exe d:\after\new.exe)
ファイル、ディレトリをコピーする。
ディスク管理コマンド
format フォーマットしたいドライブ名: 例(format c:)
ドライブの内容を全て消去し、初期化する。
オプション
/c ディスクキャッシュを読み込まないでセットアップを行う
/im メモリのチェックを行わない。
/id ディスク領域のチェクを行わない。
/is Scan diskを実行しない。
/iq クロスリンクファイルのチェックを行わない。
/in ネットワークの設定ファイルなしでセットアップを行う。
/t:ディレクトリ セットアップ時一時ファイルをコピーするディレクトリを指定する。
Windows2000/XP/vista/7系
chkdsk チェックしたいドライブ名: 例(chkdsk c: /f)
破損したファイルがないかディスクが正常化どうかをチェックする。オプションにより修復もできる。
オプション /f ディスクエラーを修正する。
/r 不良セクタを見つけ、読み取り可能な情報を回復する。
注)開いているアプリケーションはすべて閉じて開始すること。またC ドライブでは再起動が必要になる。
実行内容
1)ファイルの検査(files)、2)インデックスの検査(indexes)、3)セキュリティ記述子の検査(security descriptors)、4)ファイルデータの検査(file data)、5)空き領域の検査(free space)を行なう。
Windows 9X系
scandisk チェックするドライブ名: 例(scandisk c:)
ディスク内のチェック、修復を行う「スキャンディスク」を実行する。
注)開いているアプリケーションはすべて閉じて開始すること。
sfc /scannow
「システムファイルチェッカー」というツールでWindowsの動作が不安定になった場合に使う。
本来、Windowsには上書きを禁止しているシステムファイルが数多く存在するが、それがなんらかの理由で上書きされていたり、破損していたりするとシステムが不安定になる。この状態を検出し、必要に応じてキャッシュフォルダ等に保管しておいた本来のシステムファイルを置き換えるなどの作業を行う。
保護されているすべてのシステムファイルを調査して、誤っているバージョンを正しいバージョンに置き換える作業を行う。
注)開いているアプリケーションはすべて閉じて開始すること。
mem
MS-DOSが管理しているメモリの情報を表示する。
cipher 抹消するドライブ名: 例(cipher /w:d:)
対象ドライブのデータ抹消する。空き領域に無意味なデータを書き込み、ハードディスクを廃棄する時に重宝。なお使用中の領域は消去されないため、廃棄の時には事前にフォーマットをする必要がある。
ネットワークコマンド
ipconfig /all 又はipconfig -all
IPアドレスやサブネットマスク、デフォルトゲートウェイ(今いるネットワークのルーター)、DHCPサーバーの情報の表示。
ネットワークの識別、ファイル共有で使うホスト名、ハードウェアのMACアドレス、各端末にIPアドレスに変換するDHCPサーバー、ドメイン名をIPアドレスに変換するDNSサーバーなどの情報表示
物理アドレス(Physical Address)の部分がMACアドレス(各Ethernetカードに固有のID番)。
オプション /all ネットワークアダプタのすべての情報を確認する。
/renew IPv4のIPアドレスをリフレッシュ(再割り当て)する。IPv6の場合はは「renew6」
/release DHCPサーバからネットワークアダプタに割り当てられたIPアドレスなどをすべてクリアする。
ping IPアドレス 又は ドメイン名 例(ping 196.168.10.1)
目的のホストにパケットデータを送信して到着するまでの時間、何台のルーターを通過したかわかる「TTL(Time To Live)」などを確認。
パケットロス測定方法
ping -n 100 IPアドレスでエンターキー
pingコマンドが100回実施された後、最終的に4行の英文が表示され、その中の「LOST = ( % loss)」または「損失 =( %の損失) 」の値がパケットロス
デフォルトルーターの動作確認
ping xxx.xxx.x.x
Webサーバーの確認(Yahooの場合)
ping www.yahoo.co.jp
arp /all 又は-a
各アダプターのMACアドレス(物理アドレス)とそれぞれにDHCPサーバーでネットワーク機器に割り当てられたIPアドレスの対応を一覧表示
pathping IPアドレス 又は ドメイン名
pingとtracetを同時に実行したような結果を表示。途中経路への通信確認や遅延時間、損失率などの表示
tracert IPアドレス 又は ドメイン名
目的のホストまでの途中で通過したルータのIPアドレスや、そのルータまでのパケットの応答時間を調べることができる。pingコマンドで確認してもタイムアウトになるときに使うと途中経過が分かるかもしれない
nslookup IPアドレス 又は ドメイン名
ドメイン名やコンピュータ名からIPアドレスを調べることができる。(正引き)
また、その逆でIPアドレスからドメイン名を調べることもできる。(逆引き)
netstat -a or /a
TCP/IPによる通信状態を表示する。現在どのポートからどんな通信が行われているかを確認。
左からプロトコル、自分のアドレス(Local Address)、相手のアドレス(Foreign Address)、通信状態(State)を表示する。
アドレスの右側はポート番号、通信状態はLISTENIG=接続待ち、ESTABLISHED=通信中、TIME_WAIT=接続終了途中を意味する。
オプション
/a アドレスをホスト名にする
/o プログラムノプロセスIDを表示
/n ポート番号をプロトコル名でなく、数字で示す
netsh wlan show
使用している無線LANのチャネルや送受信の速度などを確認
コンテキストのコマンド:
show all ワイヤレス デバイスとネットワークの完全な情報を表示
show drivers システム上のワイヤレス LAN ドライバーのプロパティを表示
show interface システムで構成されているワイヤレス LAN インターフェイスの一覧を表示
route print
宛先とネットマスクを表示。 その範囲の通信がどのゲートウェイとネットワークアダプターを使うか把握できる。表示される宛先とネットマスクを照らし合わせればその範囲の通信がどのゲートウェイとネットワークアダプターを使うか把握できる
その他
msconfig
スタートアップから実行ファイルを削除するには、「スタート」ボタンから「ファイル名を指定して実行」を選び、「msconfig」を実行する。表示された画面の中の「スタートアップ」タブで、該当プログラムを探し、削除する。
tasklist
実行中のプログラムのリストを表示する。
/s システム
/u ユーザー名を表示
/p パスワードを表示
起動ディスク内に収納されているファイル一覧 ファイル名 ファイルの説明 ANK16.FNT 16ポイント用フォントファイル。MS-DOS上で文字を表示する際に使用される。 ANK19.FNT 19ポイント用フォントファイル。MS-DOS上で文字を表示する際に使用される。 ASPI2DOS.SYS SCSIボード及びSCSI接続されたCD-ROMドライブ用のドライバーソフト ASPI4DOS.SYS ASPI8U2.SYS ASPICD.SYS AUTOEXEC.BAT 起動時に実行するプログラム名などが記載されたバッチファイル BILING.SYS MS-DOSを多国語に対応させるために使われる。日本語を表示させる際に必須のファイル BTCDROM.SYS SCSIボード及びSCSI接続されたCD-ROMドライブ用のドライバーソフト。アダプテック以外のメーカ製SCSIボードを使用する際に読み込まれる。 BTDOSM.SYS FLASHPT.SYS CHECKSR.BAT 「システムの復旧」の実行後、トラブルが起きた場合に起動するバッチファイル。これによりシステムの変更を元に戻すことができる COMMAND.COM ユーザーインターフェイスの要となる実行ファイル。これがないとコマンドが実行できない。 CONFIG.SYS 各種ドライバソフトのファイル名を記載されたシステム設定ファイル。起動時にこのファイルの内容を参照し、ドライバソフトを読み込んでいる。 EBD.CAB 各種MS-DOSプログラムを圧縮したファイル。格納されたプログラムは「4.Minimal Boot」以外の起動時にRAMドライブ上に展開される EBD..SYS 起動ディスクを識別するためのドライバソフト EBDUNDO.EXE 起動ディスクによる修復処理をやり直すためのMS-DOSプログラム EXTRACT.EXE 圧縮されたファイルを展開するMS-DOSプログラム FDISK.EXE ハードディスクドライブのパーティション管理を行うためのプログラム FINDRAND.EXE RAMドライブが有効かどうかを確認するためのMS-DOSプログラム FIXIT.BAT 起動ディスクによる起動処理が終了した後に確認メッセージを表示するバッチファイル HIBINV.EXE システムを復元する際、ハイパネーションによって作成されたファイルに関する処理を行うプログラム HIMEN.SYS プロテクトモードメモリをXMSメモリとして利用するためのドライバソフト IO.SYS ハードウェアとソフトウェア間の情報のやり取りを行う起動ディスクに必須のシステムファイル JDISP.SYS 画面に日本語を表示するための描画用ドライバソフト。日本語を表示するのに必要不可欠のファイルの一つ JFONT..SYS 日本語フォントを読み込むためのドライバソフト JKEYB.SYS 日本語キーボード用ドライバソフト。これを組み込むことにより日本語106キー配列のキーボードが使用できる。 JKEYBRD.SYS 日本語キーボードの定義ファイル。「JKEYB.SYS」ファイルが使用する KANJI16.FNT 16ポイント用フォントファイル。MS-DOS上で日本語文字を表示する際に使用される。英語モードの時は使われない MSDOS.SYS 「IO.SYS」ファイルとセットで扱われるシステムファイル。各種プログラムが動作する下地に当たる部分を受け持っている。 OAKCDROM.SYS IDE接続されたCD-ROMドライブ用のドライバソフト RAMDRIVE.SYS メモリを仮想ディスクドライブとして扱うRAMドライブのドライバソフト README.TXT 緊急用起動ディスクのヘルプが記載されたテキスト文書ファイル SETRAMD.BAT RAMドライブを検索するバッチファイル。「EBD.CAB」ファイルを展開する際に使用される。
「EBD.CAB」内に圧縮されたファイル一覧 ファイル名 ファイルの説明 ATTRIB.EXE ファイルの属性を変更するMS-DOSプログラム CHKDSK.EXE ハードディスクの整合性をチェックするMS-DOSプログラム DEBUG.EXE 直接メモリ内を参照/編集するMS-DOSプログラム EDIT.EXE テキスト文書ファイルを閲覧/編集するMS-DOSプログラム EXT.EXE 「EXTRACT.EXE」ファイルを読み出すためのラウンチャプログラム FORMAT.COM フロッピディスクやハードディスクをフォーマットするMS-DOSプログラム HELP.BAT 「README.TXT」を「EDIT.EXE」プログラムで開くためのバッチファイル MSCDEX.EXE MS-DOS上でCD-ROMを認識させるためのMS-DOSプログラム。これと同時にCD-ROMドライブ用のドライバソフトが読み込まれていなければならない SCANDISK.EXE ハードディスクなどの整合性をチェックする。「SCANDISK.EXE」より高度なMS-DOSプログラム SCANDSK.INI 「SCANDISK.EXE」が参照する設定ファイル SYS.COM システムファイル「MSDOS.SYS」、「IO.SYS」、「COMMAND.COM」を他のドライブに転送するMS-DOSプログラム
ウィンドウズXPでは、「スタート」メニューの「終了オプション」を選び、「電源を切る」 「再起動」 「スタンバイ」の中から、目的に合わせて選択できるようになっている。
電源を切る
「シャットダウン」ともいい、全てのファイルを閉じてプログラムを終了する。完全に電源を落とす場合に使う。
電源を一度落としてから、すぐに自動起動させたい時に選ぶ。
再起動
休止状態
メモリーではなく、ハードディスクに作業状態を記憶して、完全にパソコンの電源を切ってしまう。次にスイッチを入れると、ハードディスクからメモリーの内容を読み出し、スイッチを切る前の状態に復元してくれる。普通にWidowsを起動するより起動時間が短く(スイッチオンから操作可能な状態になるまで数十秒かかる)、前の作業の続きから始められる。休止中は「スタンバイ」のようにメモリー電力を消費しないので、ノート型パソコンをバーテリーで使う場合などに役立つ。パソコンから長時間離れるときに重宝。外出先から戻って電源ボタンを押し、作業を再開できる。
「休止状態」は終了画面に表示されない。コントロールパネル」の「電源オプション」でこの機能を「有効」にすると、終了画面から「SHIFT」キーで選択できるようになる。
スタンバイ(スリープ)
パソコンならではの機能といえる。立ち上げているソフトや開いているファイルなど、作業状態をそのままメモリーに保存して終了し、CPUやメモリ−など中心部の部品だけを動かしでおき、後は電源を切ってしまうもの。消費電力を大きく節約できるがスタンバイ中でも少しずつ電力は消費する。再開時には、メモリーからその状態を呼び出すだけなのでスタンバイ前の操作画面に復帰してくれる(機種によってはキーボードやマウスに触るだけで復帰するものもある)。作業を一時中断したい場合などに便利。
ちょっと席を外す」なら「スリープ」を選べば、席に戻ってすぐに続きの作業が行える。
終了方法 状態 起動にかかる時間(目安) 消費電力 シャットダウン パソコンの作業状態を完全にクリアして、電源をオフにする。 パソコンを最初から起動するため、1分程度の時間がかかる。 電力をほぼ消費しない。 休止状態 作業中の内容をいったんハードディスク内に待避して、電源をオフにする。 数十秒で作業中の状態まで復帰する。 電力をほぼ消費しない。 スリープ 作業中の内容をメモリに維持し、CPUなど使用しないハードウェアの電源だけをオフにする。 2、3秒で作業中の状態に復帰する。 わずかな電力を消費する。
プログラムの終了
- タスクマネージャーを起動させアプリを停止させる。
スタートボタンから起動→アプリケーション→該当のアプリを選択→タスクの終了。- Cntl+Alt+Deleteボタンを同時に押す。
- Alt+F4ボタンを同時に押す。
強制終了
- パソコンがハードディスクにアクセスしていないか確認。(ランプが点灯・点滅していないこと)
- また、ハードディスクドライブの動作音がしていないことを確認する。
- しばらく放置してランプが消えたら電源ボタンを長押ししてパソコンを強制終了させる。
- 強制終了後は、10秒間待ってから電源を入れる。起動に成功すれば、作業を再開できる。
再生中のウィンドウをキャプチャする
「動画再生中のウィンドウをキャプチャする」では、ビデオ・オーバーレイを利用しているソフトで動画を再生しているウィンドウをキャプチャする方法があるがメディアプレイヤー9以降ではもっと簡単に再生中の場面をキャプチャできる方法がある。
「ツール」−「オプション」を選んで「オプション」ダイアログを開き、「パフォーマンス」タブの「詳細」ボタンをクリックする。「ビデオ アクセラレータの設定」ダイアログが開くので、「ビデオ アクセラレータ」と「DVD ビデオ」にある「オーバーレイを使う」のチェックを外して「OK」ボタンをクリックする。
これで、「Alt」+「PrintScreen」というキー操作やキャプチャソフトで動画の部分をキャプチャできるようになる。
外国で日本語のHPを見られない時
英語版 Windows やドイツ語版 Windows などで、日本語の Web ページを見たり、日本語のメールを送受信するために、マイクロソフトから Global IME が提供されている。
Global IME を導入すると、Internet Explorer や Ooulook Express、Word 2000 のような Global IME 対応アプリケーションで日本語、韓国語、中国語を読み書きできるようになる。(日本語版 Windows に日本語オプションは導入できない。韓国語と中国語オプションは導入可能である。)
http://www.microsoft.com/windows/ie/ie6/downloads/recommended/ime/install.mspx
OS再インストール時のアクティベーションを省略
Windows XPでは「プロダクトアクティベーション」という認証機構がある。これは、30日以内にマイクロソフトの認証を受けないと、継続利用できない仕組み。インターネットや電話で認証は受けられるが、システムの調子が悪くなりOSを再インストールしただけでも、再度アクティベーションを受けなくてはならない。既にアクティベーションが済んでいる場合は、次の方法でそれを省略できる。
まずは、システムをインストールしたドライブの、\Windows\System32フォルダにある「wpa.dbl」というファイルをバックアップする。OSを再インストール後、同じ場所にある「wpa.dbl」ファイルを、バックアップしたファイルで上書き保存すればよい。
ただし、PCのハードウエア構成が変わった場合は、再度アクティベーションが必要になる。
ネットワーク設定をワンタッチ切り替え
例えば、自宅と会社でノートPCを使う場合を考える。まずは、自宅用のネットワークの設定にして、Windows XPのコマンドプロンプトを起動、次のようなコマンドを実行する。
netsh -c interface dump > c:\home.txt
これは、「netsh」コマンドの「interface」オプションで、現在のネットワーク構成を取得。「dump」オプションで出力した情報を、Cドライブ直下の「home.txt」という名前のテキストファイルに保存するスクリプトである。基本的には、ネットワークのプロパティのTCP/IPの設定に関する部分が保存される。 続いて、会社用のネットワーク設定に変更して、同様に次のコマンドを実行する。
netsh -c interface dump > c:\office.txt
それぞれ、home.txt、office.txtというファイルに、自宅と会社のネットワーク設定が保存された。設定を切り替えるには、コマンドプロンプトを起動、切り替えたい設定を記したテキストファイルを指定して、次のコマンドを実行すればよい。
netsh -f c:\home.txt
いちいちコマンドを入力するのが面倒ならば、バッチファイル化するのがよい。上のコマンドを記したテキストファイルを用意し、拡張子を.batとして保存すればよい。保存したファイルをダブルクリックをすれば、自動的にコマンドが実行される。
ワイヤレス ネットワークの切り替え
- タスクトレイの [ワイヤレス ネットワーク接続] アイコンを右クリックして [利用できるワイヤレス ネットワークの表示] をクリックする。
- [ワイヤレス ネットワークの選択] 画面が開き、ネットワークの一覧が表示されるので接続したいネットワークをダブルクリックする。
- セキュリティがかけられていないネットワークなら、ダブルクリックするだけですぐに接続が切り替わる。
- WEP や WPA などのセキュリティが有効になっている場合は、ネットワーク キーを入力して、 [接続] をクリックする。
XPに「Administrator」でログオンする
「Administrator」(管理者という意味)というアカウントは、Windows XPのインストール時に自動作成されるアカウントだ。Windows NT/2000ではおなじみの最高権限を持つアカウントだが、Windows XP起動時の「ようこそ画面」には表示されないし、管理権限を持つアカウントでログオンしても、コントロールパネルの「ユーザーアカウント」には表示されない。
これは、初心者ユーザーでも手軽に扱えるようにするために、Administratorという考え方をなるべく隠したいための措置だろう。しかし、Windows NT/2000に慣れたユーザーは、緊急事態に備えてAdministratorでログオンする方法を説明する。
Professional Editionの場合、「クラシック ログオン プロンプト」表示すれば、Administratorでログオンできる。ただし、上記テクニックのように設定を変更しなくても、「ようこそ画面」で、[Ctrl]+[Alt]+[Delete]を2回押すと、このログオン画面が表示される。この画面で、「ユーザー名」に「Administrator」と入力してパスワードを入力すればよい。
Home Editionでは、上記方法ではログオンできない。セーフモードで起動したとき以外は、Administratorでログオンできない仕様になっている。そのため実質Home EditionのAdministratorアカウントは意味が無い。
「F8」キー(機種によって異なる)を押してセーフモードでシステムを起動すると、「ようこそ画面」に「Administorator」のアイコンが表示される。パスワードは初期状態では未設定のため、アイコンをクリックするとログオンすることができる。
パスワードを忘れてしまった時の対処
●Windows9x/Meのログオンパスワード
Windows9x/MeのWindows ログオンパスワードは、Windows フォルダにあるパスワードリストファィル(*.pwl)に記録されている。
次の手順でpwlファイルを削除すると、ログオンパスワードを再設定できる。
ただし、パスワードリストファイルが記録しているダイヤルアップパスワード、ネットワークパスワ一ドなどもリセットされていまうので注意すること。
PCを起動し、Windows ログオンの画面でESCキーを押す
↓
【スタート]→[検索]→【ファイルやフォルダ]をクリック
↓
名前に英数半角で*.pwlと入力して、「検索開始」ボタンをクリック
↓
見つかったファィルを全て削除する。
↓
[スタート]→[Windowsの終了]からWindowsを再起動
↓
ログオン画面でお好きなユーザー名と、設定したいパスワードを入力してログオンする。
●Windows NT/2000/XPの管理者パスワード
通常のユーザーアカウントのほかに、「Administrator」という名前のユーザーアカウントも用意されている。このアカウントを使ってWindowsXPにログオンし、設定を変更する。
Windows XP Home Editionの場合、標準ではAdministratorのアカウントにはパスワードが設定されていない。このため、Windowsをセーフモードで起動し、ユーザー名に「Administrator」と人力するだけでログオンできる。
続いて、コントロールパネルの「ユーザーアカウント」を開き、問題のアカウントからパスワードを削除する。セーフモードを終了してパソコンを再起動すると、問題のアカウントでも、パスワードなしでWindows XPにログオンできるようになる。
WindowsXP Professionalも手順は同様だが、Home Editionとは異なり、OSのインストール時に「Administrator」のアカウントにパスワードを設定する操作がある。ここで設定したパスワードも忘れてしまった場合は、他にAdministratorsグル一プのメンバー(管理者権限のユーザー)が存在すれぱ、管理者権限のユーザーでWindowsにログオンして設定を変更する。ログオン可能な管理者アカウントが1つもない場合は、残念ながらOSを再インストールしなければならない。
この場合、以下の手順でAdministratorのパスワードを再設定(リセット)することができる。
管理者権限のユ一ザーでログオンする。
↓
[スタート]ー[ファィル名を指定して実行】からcmdを起動する。
↓
以下のコマンドを実行する。
↓
net user Administrator〈新パスワード〉
例
net user Administrator password
●パスワードリセットディスク作成
このようなトラブルを未然に防ぐためにも、「パスワードリセットディスク」を作成しておく。万が一、パスワードを忘れてしまった場合は、この「パスワードリセットディスク」で新しいパスワードを設定できる。
「パスワードリセットディスク」を作るには、コントロールパネルから「ユーザーアカウント」をクリックし、ユーザーアカウント設定画面を開く。管理者権限を持っているユーザーでログオンしている場合は、ユーザーー覧が表示されるので、自分のユーザー名を選択する。管理者権限を持たないユーザーの場合は、すぐに自分のユーザーアカウントダイアログが表示される。後はダイアログの左端にある「パスワードを忘れないようにする」をクリックし、ウイザードに従うだけ。なお、USBフラッシュメモリーに「パスワードリセットディスク」を作成するときは、あらかじめUSBメモリーをセットしておくこと。
Windows XPを高速にシャットダウンする
Windowsのシャットダウンは、通常スタートボタンから「終了オプション」を選んで行うがワンタッチでシャットダウンする方法がある。
デスクトップの何もないところを右クリックして「新規作成」−「ショートカット」を選ぶ。「ショートカットの作成」ウィザードが起動するので、「項目の場所を入力してください」に「shutdown -s -f -t 0」と入力して「次へ」ボタンをクリックする。「このショートカントの名前を入力してください」に適当な名前(例えば、「高速シャットダウン」)を入力して「完了」ボタンをクリックする。
デスクトップにショートカットができるので、これをダブルクリックすれば、確認のメッセージなしてWindowsがシャットダウンする。タスクバー上のクイック起動バーにこのショートカットを登録しておけば、シングルクリックで高速シャットダウンできる。
ちなみに、「shutdown」コマンドに付けたオプションに意味は
-s:コンピュータをシャットダウンする
-t 0:シャットダウンのタイムアウトを 0 秒に設定する
-f:実行中のアプリケーションを警告なしに閉じる
このほかに、次のようなコマンドのショートカットを作ると、ログオフや再起動がワンタッチで行える。
・ログオフ
shutdown -l -f
・再起動
shutdown -r -f -t 0
アカウントの移行
- 移行先と作業用のアカウントを作成。作業用は必ず管理者(Administrator)として作成のこと
- 移行先のアカウントでログインする。これにより移行先のアカウントにデータ保存用のフォルダーなどが作成される
- 作業用アカウントでログオンして、設定内容をコピーする。この時、作業用以外のアカウントはログオフしておく
- 「コンピューター」のプロパティ画面で「システムの詳細設定」をクリック
- ユーザープロファイルの「詳細」をクリック
- 移行元のアカウントを選択して「コピー先」ボタンをクリック
- 「参照」ボタンをクリックしてCドライブの「ユーザー」フォルダーにある移行先アカウントを指定する。
- 使用を許可する「ユーザー/グループ」の変更ボタンをクリック
- 移行先のアカウント名を入力して「OK」ボタンをクリック
- 「コピーの確認」が表示されたら「はい」をクリック
- 移行先のアカウントでログインし、メールやアドレス、お気に入り、ドキュメントフォルダーが正しくコピーされているか確認
- 移行元と作業用のアカウントを削除する。コピーの場合は移行元のアカウントは残す
クイック起動バーに [デスクトップの表示] アイコンを再登録する方法
- メモ帳で、以下のテキストを個別の行に入力する。
[Shell]
Command=2
IconFile=explorer.exe,3
[Taskbar]
Command=ToggleDesktop- [ファイル] メニューの [名前を付けて保存] をクリックして、"デスクトップの表示.scf" という名前でデスクトップに保存する。
- マウスを使用して、[デスクトップの表示.scf] アイコンをクイック起動バーか、またはショートカットを表示する別の場所にドラッグする。
Quick Launchの存在場所
Microsoft Windows 95 および Microsoft Windows 98 の場合
Windows\Application Data\Microsoft\Internet Explorer\Quick Launch
Microsoft Windows NT、Microsoft Windows 2000、Microsoft Windows XP の場合
C:\Documents and Settings\username\Application Data\Microsoft\Internet Explorer\Quick Launch
IEで表示しているページを一つのファイルで保存する
IEで表示しているページを残しておく時、IEで「ファイル」−「名前を付けて保存」を選び、ファイル名を入力して「保存」ボタンをクリックすると、テキスト部分(HTMLファイル)と、画像ファイルなどテキスト以外の情報が別々に保存されてしまう。後者は自動的にフォルダが作られ、その中に保存されるが、ファイルとフォルダの組になっていると後々混乱したり、扱いにくくなる。
このようなときは、「ファイルの種類」で「Webアーカイブ、単一のファイル(*.mht)」を選んで一つのファイルとして保存するとよい。これならコピーや移動が容易で管理するのにも便利だ。
WindowsをSafeMode(セーフモード)で起動するには
[セ一フモード]って何?
セーフモードとは、オペレーティングシステム自身、またはユーザがその不具合を診断して、問題を解決するための 起動方法である。
言わば、Windowsが正常に起動できなくなった時のための緊急起動モードで、コンピュータの稼動に必要最低限 のプログラムしか読み込まないので、利用できる機能はほんのわずかである。
Windowsをセーフモードで起動することで、何らかのトラブルを起こしているシステムであっても、そのシステム設定 の確認や変更を行うことができようになる。
しかし、ユーザ自身がシステムを診断しなけれぱならない場合は、操作の難易度が極めて高いため、中・上級 ユーザにしか作業を進められないこともある。 万一、セーフモードですら起動できなくなると困るので、設定などの 操作には十分注意しなければならない。
なお、セーフモードで起動すると、通常より起動時間が長かったり、画面の解像度も最低構成になるため、文字 やアイコンが大きく見え、動作不良のように感じるかもしれないが、これで正常なので心配する必要はない。
また、もしも何らかのトラブルによりセーフモ−ドすらも起動できない時は、システムの再セットアップが必要になる。
●Windows95 の場合
電源投入後、[StartingWindows95..]と画面に表示されている間に、[F8キー]を押すことでスタートアップメ ニュー(Startup Menu)を表示させることができる。
↓
スタートアップメニューから[Safe Mode]を選択する。
↓
画面の指示に従い、システムを起動する。
●Windows98以降のOS の場合
Windows98/Meまたは、それ以降のWindowsOSでは、起動中に[Starting…]が表示されない。
その場合は、以下の操作でスタートアップメニューを表示させることができる。
電源投入後、[BIOS]画面が消えた直後、[F8キー]を何度も押す。(スタートアップメニューが表示されるまで)
↓
スタートアップメニューから[SafeMode]を選択する。
↓
画面の指示に従い、システムを起動する。
[BIOS]画面は、多くのメーカー製コンピュ一タの場合、メーカーのロゴマ−クで表示されている。
(例)NEC製のPCならば、ねずみ色の画面中央に影付きで白のNECマ−ク。 SONY製のPCならば、黒の画面中央に白でSONYマーク、と言う具合である。
もし[F8キー]を押すタイミングが難しいならば、電源投入直後から[Ctrlキー]を押し続けることで、スタートアップ メニューを表示させられる。
起動時に常にスタートアップメニューを表示するには
●Windows 95/98/Me の場合
[スタート]→[ファイル名を指定して実行]から、msconfigを起動。
↓
[システム設定ユ一ティリティ]が表示されたら、[全般]タブの[詳細設定]ボタンをクリック。
↓
[アドバンストラブルシューティングの設定]が表示されたら[スタートアップメニユーを使用可能にする]にチェックを付けOKをクリック。
↓
画面の指示に従い、再起動する。
●Windows XP/2000の場合
[スタート]→[ファイル名を指定して実行]から、attrib -s -h -r C:¥boot.iniを実行。
↓
[スタート]→[ファィル名を指定して実行]から、C:¥boot.iniを起動。
↓
メモ帳が開いたら、Windows2000ブートエントリを追加し、次のブートスィッチを設定する。
セーフモード /SAFEBOOT:MINIMAL/SOS/BOOTLOG/NOGUIBOOT
コマンドプロンプト /SAFEBOOT:MINIMAL(ALTERNATESHELL)/SOS/BOOTLOG/NOGUIBOOT
↓
変更を保管してメモ帳を閉じる。