教育長 | 本日は、お忙しい中 又急な事で夕方のこの慌しい時間にお集まり頂きまして、私共主催の説明会といいう事で、本当にありがとうございます。「廃園」の問題につきましては、皆様方に本当に長時間に渡って多大なご心労をお掛けしております事、また 来年度の3歳児の募集につきましても 私共の事情で遅くなってしまいました事 まず心からお詫び申し上げます。 11月18日の夜と26日の夜に臨時教育委員会を開催しまして、この問題について 現時点での一定の結論を出して 昨日ですが市長さん、助役さんにもご承認頂きまし たので、本日 記者発表より遅らましたけれども そのご報告等をさせて頂く事に なりました。 私からまずその報告をさせて頂いた後、大橋市長さんの方から大変過密な日程の中、今日は短時間ではございますが、ご挨拶とこの問題についてのお考え等をのべて頂く 予定になっておりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。 大新幼稚園さんと西山東幼稚園さんの「廃園問題」につきましては、皆さん方とも 市長代理としての射場助役さんにも加わって頂いた事も含め 何度か会を持たせて 頂いてまいりましたけれども、3歳児の募集の時期もせまって参りましたので、という事で すでに説明させて頂いてまいりました様に、この問題につきましては 本年1月9日の 教育委員会における、H17年度末の廃園方針の決定というのは 行政改革の一環と して長年に渡る検討の結果の結論でございます。しかし、廃園に対しましては、大新 からは「熟慮」。それから西山東からは「一考」という事を求める請願がだされて、それを 議会が採択され、また 地元の皆様方の廃園についての同意とか納得を未だに得られて いない。現在の状況にかんがみまして、皆様からの強いご要望もあり、H16年度の 3歳児を募集するという結論に至ったわけでございます。 尚、教育委員会としては、今後も17年度末の廃園について議会や地元の皆様方の同意を 得られるように努力を重ねてまいりたいと思っています。3歳児の募集に当たりましては 教育委員会としては、17年度末の廃園方針で、ご理解を頂いた上で入園の申し込み して頂く予定になっております。そういう事で、今後も皆様方との話し合いも続行しながら この問題の解決に向けて努力して参りたいと存知ますので、ご理解、ご協力方よろしく お願い申し上げます。本日はどうかよろしくお願い致します。 |
市 長 | え〜改めまして こんにちわ。 本当に今日は急な事で皆様にお集まり頂いたのに こんなに多くの方がお忙しい時間に お越し頂いた それほど皆様がこの問題について感心の深さ、強さという事 そして非常に 切実な問題であるという事について、皆様の思いがひしひしと伝わってくるような気が致します。 本当に今日はごくろうさまでございます。 今、教育長もお話を致しました様に、まず最初に私の方からはこの間1月9日の教育委員会 の決定後、それを決定の前に本来地元にご相談を申し上げるべき事について、決定した後に 地元に申し上げた事で、非常に皆様へ行政に対する不信感を与えた事については事実で あってこの事で、ゴタゴタと話がこじれてしまった。行政の責任者として申し訳なかったと 思います。本当に皆様にご心配、ご迷惑をかけたと思います。 今教育長が説明しました様に、11月に定例も含め3回にわたり教育委員会が開かれました 皆様のいろんなご意見があるのをふまえ、3歳児の募集の時期がタイムリミットに迫っている どうゆう風にしていくべきなのかと、忙しい教育委員の方々がお集まり頂いて何度も議論を 重ね1、2回では決まらず、ようやくおとといの深夜まで開かれて、そこでこういう結論になった、という事でございます。 1、18年3月での閉園という方針は変えられない。ただ皆様方地元のご要望は非常によく分かるので特に今この園にいらっしゃって、その下にお子さんがいて当然この園に入って 一緒に通園される方にとっては「寝耳に水」、急に別々の園に行かなければならなくなると いう事は誠に不合理でそれは不本意であるという事につきましては、よく分かる。という事で 「募集はしましょう」 ただしこの幼稚園が閉園になる時は、転園をして頂かなければいけない、そしてさらに話し合いはこれからも続けて、皆様にご理解して頂けるように今後も努力をしていくという風に決められたという事です。私も昨日朝一番で報告を受けまして ま〜そうかなぁ、やむをえないだろうなぁという事を思いました。 条例を提出しない。と教育委員会として判断されたわけで、条例の提出権については市長 にあるわけで私も判断の余地があるわけです、けれども今皆さんの合意を得ていない段階で条例を提出するするという事は、市の姿勢としてもよろしくないということで、私の判断と教育委員会の判断が一致しましたので条例の提出は見送らせていただき、さらに皆様との話し合いは、続けさせていただきたいと私も納得して早速今日地元に説明にうかがわせていただくという事でその場で決めさせていただいたわけで、そういう経緯で非常にあわただしく皆様に集まっていただき、誠に申しわけなく改めて申し上げます。とりあえずのご説明にさせて頂きます。 |
自治会 | 3歳児募集についてですが、「H17年度末をもって廃園」の条件をつけて誰が入園しますか?市長は保護者の気持ちが分かっているのか!この問題は、いったん白紙に戻した上で 話し合ってこそ本当の話し合いというものではないですか! |
教育長 | 今までの会に私どもが申し上げてきたように、幼稚園の廃園問題については市のおかれている行政改革を断行しなければならないという一貫の中で考えてきた事で、大前提がそこにあります。 だから、その点についてこれまで何度もご理解得られていませんが、申し上げてきた方針という ものはかえられない。しかし、市長も少し言われたように、ここで打ち切ってというのが1月9日に 出した方針でございました。 しかし、ご兄弟があって2つの園に送り迎えの不都合もあるという事で そういう事を考えて しかし、H17年度末の方針は変わらない。どうしても私共の中では行政改革の市全体に考えた 時にどうしても必要だという事で お願いしているわけで多少の矛盾はもちろんありますがけれど お願いしたいと思います。 |
自治会 | 今の問題について市長の答弁を頂きたい。 |
市 長 | 教育委員がお決めになる権限を持っております。 この幼稚園の廃園問題の事とかは。 条例を出すのは、市長ですけれども教育委員が1月9日に 決めた事について「廃園の方針は変えない」というふうに決めたという事は、これは当然 皆様方のご意見を踏まえたうえで、そして教育委員が勘案したうえで決断したことに 私としては譲渡することになります。 |
自治会 | 廃園について市長は議会に提出するという事ですね?あなたの展開は!? |
射場助役 | 条例をだすかいなかについては、当然 学校の設置・管理・廃止については 教育委員会での職務権限になります。 大新幼稚園を廃園にすると決めて、その時に廃園にする以上 事務手続きが上 条例を改正しな ければいけない。条例を改正するかいなかについては、またこれも意思決定をしなければいけな い。そういう中で、条例を改正すると議会に出してほしいと結論がでて、依頼があれば その依頼 を受けて市長が依頼に基づいて出すかいなかを判断する。という事務的な事をご理解賜りたい と思います。 |
| ・・・中略・・・ |
保護者 | 1月からこの活動を続ける中で、6月に市長にお会いした時に「幼稚園へ来て下さい。」とお願い。あいた時に「しかるべき時がきたら」と言われました。ストレートに聞かせてもらいます。 今日は、何故ここへ来たのですか?今日が着地点ですか? |
市 長 | 議案に出さないのだから。まだ話し合いは続けると言ってるのだからその言葉を解釈して頂くしかないです。 |
自治会 | 先ほどから市長の答弁を聞いたら、教育委員会を隠れ身にして、ひとつも自分の意見を言っていないように聞き取れます。 H8年からこの問題を考えているのであれば、もう少しましな意見が出ていなかったのか? 予算がないとかあいまいな事ばかり言って、にわかに地震がくると言っているのに50年にもなる のに改築もできていない。 しかも、廃園条件を出していて3歳児募集するとは そんなあきれた募集の仕方はおかしい。 もっと、真剣に考えるべきではないか! 子供さんの教育がどれだけ大事かという事を根本的に考えて、教育委員会も議会の推移をみながら市長の顔色を見ながらのような事はしてほしくないんです。 独立機関なら独立機関らしくもっとはっきりした決断をしてほしい。 この決まった事も当事者を先に呼んで発表するべきだ! |
教育長 | 市全体の事を考えるのが行政改革なので、もともと「教育」というのはなじむか?という問題もありましたが、市長さんも何回か変わる中でいろいろ経緯はありました。 その中で3歳児保育の導入もあり、和歌山市の中で公立幼稚園は15園しかありません。 公立幼稚園は、アンバランスになっていて、もともとそういう意味では不公平な配置になっている。 公立幼稚園がないところもいっぱいある。 もともと民間に頼ったわけで、幼児教育が進められた経緯の中で、そこで公費の問題で税金の の問題で、2園となってきたこれも市長部局も教育委員会も苦渋の選択でありました。 しかし、断行しなければいけない状況になっている。 条例が出せない状況の中では募集を続けざるをえないと言うと 言い方はまずいですが「募集 をしていく」事で市の全体の問題として市長部局にもお尋ねしたうえで、昨日の時点になった わけであります。 |
| ・・・中略・・・ |
| 神屋敷会長が市長に質問状を渡す。市長退席 |
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| (大半の保護者の方が参加していただいたので省略が多くなっています。すみません。) |