関節リウマチ

《メリーの場合》

この記録は、あくまでメリー個人が体験したものです。
関節リウマチの発病、症状、経過等は、十人十色と言われており
リウマチ患者全員が、同じ様な体験をしているとは限らない事を、おことわりしておきます。
早期治療で、かなり回復した一患者の体験談です。




末っ子の長男が大学生になり、やっと自分の時間が持てるようになった矢先、
突然「リウマチ」を発病してしまいました。
2002年の春先でした。


2月中旬、母の希望で娘や姪とハワイ旅行を楽しみました。
旅行中、心臓に持病がある母のことがかなり気がかりでした。
旅行から帰って直後、かなりの疲労感がありましたが、
疲れだと思いそのうちよくなると軽く考えていました。


4,5日経っても良くなるどころか、ひどくなる一方。
そのうちある朝、目覚めて起き上がろうとしたが、起き上がれなくなりました。
夫にかかえてもらって立ち上がろうとするのですが、
体中が痛くて動かなくて、なかなか上手くいきません。
やっと立っても今度は歩く事がかなり辛く、階段は1段下りるのに大変でした。
腕も思うように動きません。自分で食べる事、髪を梳かすこと、湯船の出入り、
体を洗う事、着替え(身支度)、等々沢山出来ませんでした。
この日、近所の整形外科医院で診察を受けました。


血液検査の結果が分った日、人払いをして仕切りのカーテンを閉めた診察室で
「症状と血液検査の結果から、リウマチと診断せざるをえません」と宣告されました。
本を示して、リウマチのこと、治療の事を話してくださいました。
涙があふれ出ました、Drもなみだ目でした。
早期に「リウマチ」と診断を下してくれ、適切な薬を処方して下さった先生には感謝しています。


3週間後より、総合病院の「リウマチ科」に移りました。
これからずっと長くリウマチと付き合っていくのには、そのほうが良いと思ったからです。
ここでも良い先生にめぐり会えました。
経験豊富で、ゆったりした雰囲気の先生でした。
せっかちな私には、こんな先生がいいんです。


   



2002年

3月  痛み止めも、抗リウマチ薬も何も効かないような状態。
     
     体中の関節が異常に痛くて
     関節がこんなにも沢山あるのかと思った。
     体がだるく、長く座っている事も辛い。
     横になっても、座っていても痛い。
     身の置き所がないような、日々が続いた。
     どんどん悪くなっていくような気がした。
     
     痛くて痛くて、夜も寝返りが出来ないので眠れない。
     何とか息だけして生きているような日々だった。
     2月25日 CRP 14.8 
     3月19日 CRP 8.75



4月 体中の関節が痛い、肩が一番痛かった。

     腕が自分の前以外にやれないので、困る事がいっぱい。
     入浴(洗えない、湯船に入れない、座れない)、
     身支度(ブラジャーが付けられない等)
     洗濯物が干せない、・・・・・書ききれない。

     痛みに耐え切れず「何とかしてください」と先生に訴える。
     この頃から関節に直接薬を入れる関節注射が始まった。
     これは効いた。2、3日は楽だった。
     2週間ごとの診察のたびに、その時一番痛いところ数ヶ所に 関節注射。
     ともかく炎症を抑え、リウマトレックスが効いてくるのを待ったのだ。

     「何ヶ所も注射針を刺しても全然痛くない。」と、言ったら、
     Drは「それに近い事を言った人はいたが、こんな事を言った人は初めてだ」と
     笑っていた。
     私にとってリウマチの痛みのほうが勝っていたのだ。


    
5月  全身が痛い。膝の裏が腫れてきた。

     あわてて病院へ行った(5時間待った)が、リウマチならよくある事と言われてしまった。
     膝の裏に注射針を刺すも、何回やっても中の液体が抜けない。
     それ以来、炎症を抑えるために腫れのひどい時はシップでしのぐ。

     もちろんしゃがむ事や正座が出来ない。
     歩くのもかなり大変。
     肩も相変わらず痛いので、物が持てない、出来ない事が多い。
     異常な疲労感は続いていた。
     5月8日 CRP 6.37



6月  リウマトレックスが効き始めたのか?ほんの少し楽になってきた。
      でも相変わらずの生活状態。

      Drから「かなりしつっこいリウマチに、取り付かれているなぁ」
      と、言われるほどだった。
      6月5日 CRP 3.69
 


7月  痛み、疲労感は先月よりまた少し楽になった。
      気温が上がってきたので関節には良いみたい。
      CRP 3.72



8月  痛みはかなりあったが、疲労感は少し少なくなった。
      お昼寝しなくてもいい日が、あるようになった。

      涼しいショッピングセンターの中で、歩く練習を始めたが、
      すぐ疲れて歩けなくなる。
      ゆっくりゆっくりから、少しずつ時間を増やした。
      8月13日 CRP 2、47



9月   痛みも、疲労感も相変わらず。
       お風呂上りに 自分なりにリハビリ体操を始めた。
       9月25日 CRP 4.87



10月    発病以来初めてお出かけをした

         夫の運転で海遊館へ。何とか歩いてまわってきた。
         もう限界に近かった。
         帰りは助手席でぐっすり。


           
11月    大胆にも、香港旅行に行った。

         万端の準備で出掛け、歩けなかったら、
         美味しい物だけでも食べてこようと思った。
         休み休みではあるが、予想より動く事が出来た。
         夫共々、大いに気分転換になり、自信がついた。


 
12月     かなり痛みも和らぎ、腕の稼動範囲も広がった。          
          しかし、洗濯干し、調理、ゴミだし、掃除・・・・・出来ない事が多い。

          疲労感もなかなかとれない。
          寒いので関節の保温に気を付けた。



2003年

1月 
   
夫と娘に手伝ってもらって何とか「おせち」も作り、新年を迎えた。

         免疫抑制剤を飲んでいるので、人ごみではマスクを
         していたのに風邪をひいてしまった。
         今までなら、売薬で済ますような風邪だったが、
         なかなか治らずひどくなり、点滴をしなければならない羽目になった。
         CRPも12、6




2月    
寒さで関節が固まったような感じ。
        厚着とホカロンでしのいだ。
        肩が痛い。膝が痛い。
        冬眠状態だった。



3月    発病から、1年が経った。
        痛み、疲労感はあるものの
        1年前と比べると、比べ物にならないほど
        楽になり、生活の質も向上した。
        CRP 0.93 初めて 1 以下になった。


      

   ここに書き切れない辛かった事(泣き笑い)が、
   沢山ありますが、それは又次の機会にでも。

   以上が、メリーのリウマチライフの最初の一年です。

  


   飲んでいる薬        
リウマトレックス《1週間に3カプセル》
                                    (免疫抑制剤)《2004年3月より、一週間に4カプセルとなる》
              ボルタレン錠《朝、昼、夕》
         (抗炎症鎮痛剤)
               ノイロトロピン《朝、昼、夕》
          (抗炎症鎮痛剤) 
              セルベックス《朝、昼、夕》
       (胃薬)    
 最近飲み始めた薬
    増血剤、コレステロールを下げる薬


  



メリーは早期にリウマチと診断され、適切な治療を受けられた幸運に
感謝しています。


今、リウマチかどうか悩んでいらしゃる方が、
一日も早く専門医の診察を受けられて、
少しでも楽になられる事を心より願っています。


    メリー