50号    3月《行事》
 □今月の特集 土の伝統行事 嵯峨お松明式

  春を告げる嵯峨釈迦堂のお松明式は、3月15日、清涼寺(右京区嵯峨釈迦堂)で行われます。大文字送り火・鞍馬の火祭と並んで京都三大火祭として知られます。

 この行事は、お釈迦さんが荼毘(だび、火葬)にふされたことを再現。境内に立てられた3基の約7bの大松明が燃える炎の勢いで、その年の稲作の豊凶を占い、米相場を判断するなど庶民の願いがしのばれます。

 当日は、午前10時から護摩木の厄除けなど儀式、午後3時ごろから涅槃会大法要で京都三大念仏狂言の一つ嵯峨大念仏狂言(国・無形重文)の特別公開などがあります(見学は無料)。夜8時半に点火されます。

 ここはもと嵯峨天皇の離宮のあった所で、皇子源融(とおる)が山荘を設け棲霞館と名づけ、後これを寺として棲む霞と呼んだ。風流人・源融は、光源氏のモデルといわれている。釈迦如来像は国宝

問い合わせ:TEL.075-861-0343

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