薪能の発祥

  41号 6月
 □今月の特集 派手な傑物の祭り、最古級の祭りーーー

 水無月。ちょっとお祭りを見直してみますか?派手な傑物の祭り、最古級といわれる祭りーーー

 ●「信長まつり」=6月2日(土)、3日(日)の2日間、会場:本能寺(地下鉄市役所前)

 戦国の異色の権力者・織田信長をしのんで同実行委員会主催。十数年間途絶えていた武者行列パレードを再興、3年目。通算26回目。京都情緒あふれる出店やバザーの他に、越前織田町の「明神ばやし」、袋中会「エイサー」、伊賀忍者集団「黒党」、囲碁大会、ゲーム大会、踊り等が境内で行われます。

●竹伐り会式= 6月20日(水) 、鞍馬寺

京都の夏の露払い祭事といえば鞍馬寺の竹伐り会式=写真= 。青竹を大蛇になぞらえて、それを切り落とすことにより災いを払う。ほら貝の音、僧兵の「竹ならし」。舞楽奉納で「勝負伐り」。東西で速さを競い豊凶を占った。拝観料(愛山費として)200円。

●夏越祓(なごしのはらえ)=月末、各神社

 夏越の節供と。各神社では参詣人に茅の輪をくぐらせて払い清める。邪神を和ませるという。民間伝承では、この日は河童(かっぱ=水神)が、山から下りると言い伝え、人、牛馬の水浴が行われたという。