京都観光情報館 34号

□今月の特集 京都にいた「天下人」ゆかりの祭り

      京都は8世紀、平安時代以来、朝廷のあった王城の地といわれてきました。激動の時、英雄豪傑は都をめざしてやって来ました。

  天皇に「征夷大将軍」の地位を認めてもらうことが必要でした。野望の挫折した信長の後、全国を統一したのは、関白となった豊臣秀吉、将軍となった徳川家康、「天下人」となって君臨しました。

 京都の伏見城で亡くなった秀吉は、神となって豊国神社(例祭:9月18、19日)に祀られました。この神社は、死後しばらく,豊国祭での京都一の 賑わいがあり崇拝されました。この祭、江戸期には、家康に配慮して廃れ、現在もひっそりとした例祭となっています。しかし、18日は、命日の旧暦8月18日。今も舞楽もあり、参道には屋台、おもしろ市、フリーマーケットのコーナーが並びます。毎月8日は、骨董市が立ちます

 家康は、駿府を居城にしていましたが、1603年、二条城の築城に着手。御所の守護、上洛の宿にと整備、約20年後の3代家光の時に完工しました。9月15日から「お城まつり」がはじまります。本丸御殿、文化財が特別公開されます。

 信長は建勲神社(北区・船岡山)に祀られ10月19日に船岡大祭が行われ

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