ゴロタ浜のメバル釣り

女性や子供でも、遠投さえ出来れば簡単に釣れる
この釣りを「めばるんるん」と命名〜^^

波止釣りの人気者『メバル』
根魚ゆえ、釣り場となるのは、波止や磯が一般的だった。

ところが、休日などには大勢の釣り人が押し寄せ、
狙いたいポイントに入れなかったり、
スレた魚の相手で、釣果に恵まれない事も多くなってきた。

どこか、広々と気楽にメバルの狙える場所はないものか?

と、目をつけたのは「ゴロタ浜」
ゴロゴロと大きな石が転がって、絶好の根になって居る
ただし、遠浅の浜がほとんどで、足元から水深のある場所で狙う事が普通の人には

投げ釣りなら何とか・・・

と思える場所で、メバルを狙ってみた。

結果、こんなに面白い釣り、今まで知らずに損をした!

 

釣果を得るための第一歩

ポイントとタックル

 

波打ち際で釣れることもあるが、基本は「干潮時でも海水のある場所」である。目をつけたいポイントは次の通り。

1.なだらかな浜が落ち込む『ブレイクライン』

2.点在するシモリ

3.潮目

普通の電気ウキ仕掛けだと、せいぜい竿3本(15m)の遠投が出来る程度だろう。
15mと言えば、投げ釣りをする人にはわかりやすい「力糸」ラインであり、撒き餌で寄せない限り、それより足元側には魚が薄い。

従って、遠投出来る仕掛けにする方がいいのだ。

 

私が当初狙い始めた頃の仕掛けは左図

電気ウキより、遠投性能のある円すいタイプの電気ウキを使う。

誘いを多用するため、ハリ上20cmにオモリを打つ。
流れがある場所では、このオモリが2Bになり、ウキの下の浮力調整オモリはそれにより変化する。

沖の潮目狙いの場合など、潜り潮のポイントも多いので、オモリを軽い目にして残存浮力を取る方が、アタリを確認しやすい。

 

ただし・・・

この仕掛けで、思い切り投げると・・・

「仕掛けが絡む」

のである。

磯釣りのように、ハリ近くにオモリをつけないと絡みにくくなる。
しかし、流れの中・誘いなどの条件クリアには、オモリが不可欠である。

どないしましょ??

 

解決策として考えたのは、先オモリの胴突き仕掛けに、ウキを付けて流すこと。

オモリを大きくすれば、遠投できる。
オモリが先にあれば、狙ったタナをトレースできる。

と、ここまで考えて、胴突きの先におまけバリを付けたらどうだろ?

 

あれ?

左図の右の仕掛けになるんだけど、これのオモリを小さくしたら、あら不思議・・・普通のメバルウキ釣り仕掛けじゃありませんか??

そう言うことだったのか!

 

2号くらいのオモリに、2号のウキで考案したが、どうも大味すぎる。
これ以上の進化は出来ないのか?

答え=オモリを『ド遠投水中ウキ』にすること。

これで挑んだ。

「全く飛ばない」

ウキと水中ウキ、二つの支点があることで、力が相殺される。

あれこれやって、最終的にたどり着いた仕掛けは左図である。

自重のある棒ウキタイプの電気ウキ。

道糸は抵抗の少ないように細くする。(風がなければPEの細糸も?)

ハリは、向こうあわせで掛かるハリ

からまん棒とウキ止めに距離(矢引〜1ヒロ)を取り、早く誘えば浅いウキ下。流せば深いウキ下を探れるようにする。

チヌ竿を使うことが多いのだが、仕掛けが重いので磯竿1号がベストマッチ。

刺し餌は、冬場にシラサ、他の時期はアオイソメ

その後の改良の結果、現在は下記のようになった。
また、遠投ゴロタ浜での釣りを、「メバルんるん」と命名

実釣編(どこ狙う?)

このページ最初の写真で説明すると、釣り座はA。画面中央に見える『根』のようなものを中心に、1に遠投して誘いながら根をかすめるようにトレースする。

潮が引けば、Bの釣り座まで出ることが可能だろうから、2に遠投。流れに任せてブレイクラインを探す。

なお、AとBの間の浜を見ればわかるが、この間は小さい石(砂利?)が多く、画面手前は岩が大きい。この境目が狙い易い。

 

実績場

今のところ、岬町から加太にかけての実績が多い

長松海岸(通称)みさき公園裏 深日漁港寄りに、干潮時露出する「ひょうたん岩」がある。
そのラインでブレイクしているので、そこまでの遠投が必要。

干潮の時、少し前に出て・・・の時、寄せてくるラインを確保すること。露出した岩越えはあり得ません。

満潮時、護岸道路から・・・の時、投入時の背後の木に注意しましょう!

美化センター裏 ピアッツア5から入った突き当たり、左右共に面白い。
ここは満潮時に15mラインが面白い。
投げるだけが脳じゃない?場所。
小島砂利出しコンベア付近 シモリが横たわり、階段状になっている。
左右の流れに乗せ、階段の裏で掛け、浮かせて寄せる。
大きいのは根に入られて取り込めないので、強引さが必要。
大川峠(潮騒下)

 

砂利浜から狙う。25〜30mラインにシモリが点在する。
その上を誘いながら流す。早朝、50mラインでライズするのを見ることが出来る。
加太国民宿舎下 古い小さな突堤がベストポジション。
潮位が上がれば(105cm以上)、左にある瀬が水没して近くを潮が通るようになる。そうなると時合いが来る。
30mラインが最もアタリが多いが、満潮時には足元まで餌を求めて寄ってくる。エビを撒いても面白い。ただし、、、15分の道中をエビブク持参はきついかも?
大神子海岸 徳島県小松島市にある大神子海岸は、根掛かりのない砂浜ながら、メバルが狙える。両端の磯場寄りでも、サーフ中央でも。サイズは20〜23cmがレギュラー。