動く4コマ漫画作成方法


このような、動く絵を創りたい方は以下を参考にしてください。

ところで、コンピューターで絵を描こうと思っておられる方、大切なのは絵を描く能力の方でして、 コンピューターの操作が上手でも関係ありません。
つまり、鉛筆や筆で絵を描けない人は、マウスやパッドを使ったからといって描けるわけではありません。
反面、絵心のある人はコンピューターに詳しくなくても、少し練習すればCG(コンピューターグラフィック) を作成することが出来ると思います。

私は以下の手順で作成しています。

1,まずキャラクターのイメージづくりをします。
(身長・体重・BWHのサイズ・性格・生育歴・現在の境遇など)

2,人物の原画を作成します。(私はB5の用紙にシャープペンシルで書いています。)

3,原画が完成したらコピーをとっておきます。そしてコピーの方に黒のサインペンで輪郭を書き込んでいきます。
この場合サインペンのラインは必ず閉じておきます。
できれば同じ色にする予定のところは輪郭を閉じておくと、 あとで色を付けるとき早く出来ます。


4,サインペンで輪郭をとった絵をスキャナーで取り込みます。
このとき、雑誌のカラーの人物画などを隅の方に張り付けておいて、 カラーで取り込んでおくと、色の配合の手間が省けます。


5,取り込んだ原画に色付けをします。私はペイントショッププロ5,0Jを使っています。
初心者の方はwindows98などに付いているおまけのペイントで充分でしょう。
まず、一緒に取り込んだ雑誌のカラーページの色を選び、塗りつぶしツールで塗っていきます。
その後、拡大してペン先ツールで仕上げていきます。完成したら保存します。
(このとき、BMPもしくは使っているグラフィックソフトの形式で保存します。圧縮はかけないようにしましょう。)


6,次に背景を用意します。自分で描く以外に、デジカメで撮った写真やスキャナーで取り込んだ写真を使う方法もあります。
この場合は、16色に減色するとアニメ風の背景が出来上がります。
あと明暗・コントラストなど調整したり、不要な部分を消したりします。


7,背景の絵をサイズ変更します。私の動く4コマの第3話は横400ピクセル、縦300ビクセルにしています。
そしてレイヤーを作成します。レイヤーというのは透明な板を連想してください。
背景の上に透明な板を置いて、その上に絵を描くと思っていただけると分かり易いと思います。

8,人物の絵を適当なサイズに変更し、必要な部分を切り取り又はコピーし、背景のレイヤーの上に貼り付けます。
この時点で、名前を付けて保存しておきます。


9,人物の貼り付いた絵の上にさらにレイヤーを作成し、別の人物やせりふを載せていきます。
そして、その都度名前をつけて保存していきます。

10、出来上がったコマをアニメ作成ツールでアニメに仕上げ、各コマの時間設定をします。
圧縮率を決定して、gif形式で保存します。
これでホームページに使うことが出来ます。