故郷 高野辰之 詩/岡野貞一 曲 尋常小学唱歌(大正 3年)
混声合唱のための唱歌
第1ステージ
明治・大正・昭和に渡って小学校の音楽の教科書に登場した、懐かしい唱歌
によるメドレー。日本の美しい自然の様々な移り変わりが、四季折々の歌に
よって描き出されています。多くの人々から愛され、脈々と歌い継がれて来
たこれらの歌は、今も尚色あせることなく私達の心をとらえます。この曲に
描かれている日本の風景と、美しい日本語が失われることのない様に……。
紫野オンステージ愛唱歌で
故郷 − 春の小川 −
朧月夜 − 鯉のぼり −
茶摘 − 夏は来ぬ −
− 紅葉 − 冬景色 −
われは海の子 − 村祭
源田 俊一郎 編曲
作詞丸山豊/作曲團伊玖磨。混声合唱組曲「筑後川」の第1曲。
阿蘇外輪に源を発し、やがて有明海へと続く壮大な川の旅が始ま
る。歩み始めた混声合唱団紫野の第1回演奏会にふさわしい曲で
はないでしょうか。
今生まれたばかりの川……
みなかみ
少年時代
漫画家藤子不二男A原作の映画「少年時代」の主題歌として井上
陽水が作詞・作曲。東京から富山県の小さな村に疎開して来た少
年とその村の少年との、おさない友情と葛藤を描いたこの作品の
ラストシーンは、美しい曲と共に記憶されている方も多いことで
しょう。
川の流れ
のように
作詞秋元康/作曲見岳章。多くの日本人に愛され続けている不世
出の大歌手 美空ひばりが、病と闘いながら不死鳥の様に再び輝
きを放った晩年に、新境地で歌った曲です。
生きることは旅すること、終わりのないこの道……
「水のいのち」と共に多くの合唱団に愛唱される、高田三郎の珠玉の合唱曲の
混声合唱組曲「心の四季」
雪 − 故郷
ピアノ : 松阪 香織
春の小川 高野辰之 詩(林柳波 改作)/岡野貞一 曲
尋常小学唱歌(大正 元年)を改作(昭和17年、22年)
朧月夜 高野辰之 詩/岡野貞一 曲 尋常小学唱歌(大正 3年)
鯉のぼり 文部省唱歌 尋常小学唱歌(大正 2年)
茶摘 文部省唱歌 尋常小学唱歌(明治45年)
村祭 文部省唱歌 尋常小学唱歌(明治45年)
われは海の子 文部省唱歌 尋常小学読本唱歌
(明治43年)
夏は来ぬ 佐々木信綱 詩/小山作之助 曲 新編教育唱歌集
(明治29年)
雪 文部省唱歌 尋常小学唱歌(明治44年)
冬景色 文部省唱歌 尋常小学唱歌(大正 2年)
紅葉 高野辰之 詩/岡野貞一 曲 尋常小学唱歌(明治44年)
ピアノ : 松阪 香織
祝婚歌
日本人の手による祝婚歌を、との意図でシャンソン歌手芦野宏の
結婚を祝して、作曲家大中恩が詩人野上彰と共に贈った曲です。
春夏秋冬に託して、若い二人に人生と未来を語りかけるこの曲は、
1968年のコンクール自由曲として歌ったこともある、混声合
唱団紫野にとって忘れ難い曲です。
行こう
ふたたび
作詞田中清光/作曲佐藤眞。混声合唱のための組曲「旅」の終曲。
幾度も季節がめぐり、想い出が遠く過ぎ去っても、人はいつでも
希望とあこがれを持って、新たな旅に向かうのです。果てしない
人生という旅路に。
吉野 弘 作詞
高田 三郎 作曲
ピアノ : 松阪 香織
の1つです。氏は歌うに適し、聴いて解る′セ葉にと、詩人吉野弘に加筆・
書き換えを依頼。愛そして風∞真昼の星≠ヘこの組曲の為に新たに書き加
えられ、組曲のクライマックスである雪の日に≠ヘ、殆ど原詩の姿を留めぬ
までに生まれ変わりました。また、1968年5月の初版以来、2000年3
月まで実に60刷を数え、その間幾度も補筆・改訂を続けました。氏の作品へ
の厳しさと情熱の前で、合唱する私達は崇高なものへの畏敬の念を抱かずには
いられません。