国会運営の難しさとは別の次元で我々地方議員も今後の対応を真剣に考える必要があります。批判は容易であっても批判のみに終始してはなりません。今後の対応こそ大切であります。まず政治不信を払拭するためにも自民党の抜本改革を断行すべきです。
自民党が議員中心の政党であり続ける限り未来の展望はないでしょう。特定の信条に基づく政党は強固な組織力がありますが、漠然とした綱領に基づく自民党の支持層は心情的な保守派でしかなく組織政党とは言えないのが泣き所ですが、それだけに選挙民との接点を多く持ち柔軟な対応が可能です。この特質を更に掘り下げ、民意を正しく反映する政党に脱皮すべきです。時には甘えた民意もありましょうが、その時は率直にあるべき姿を訴える勇気も身につけるべきであります。総理のもたつきを痛烈に批判をしましたが、今回の選挙を通じて学んだことは「政治家は国民が何を求めているのかを肌身で感じるべきであり、痛みを分かち合うことも含め決断する勇気を持つべきである」という当たり前のことであります。
私は常々、地方議員にはさほど政党政派の論理は必要ではないと言い続けてきましたが、紛れもなく自民党の党籍を持つものとして、決してこの事態から逃れることなく選挙結果を厳粛に受け止め謙虚に研鑽を続け、府民の負託に応えねばならないと考えております。
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