魚の住む水環境とバクテリアのしくみについて            

         
目的    自然界の水の浄化作用(浄化サイクル)を少しでも理解していただきたく書きました。また、水槽の仕組みもほとんど自然界の水の浄化サイクルをコンパクトにしたものと考えても良いと考えます。それで、水槽の管理に役立てて欲しいと思いこのようなコーナーを設けました。管理が上手く行かないと魚は直ぐに死んでしまいます。    
         
    自然界の水の話し
1    魚が住みやすい水とは  
     魚にとっての「水」は私たちにとっての「空気」のようなもので、生きていく上で大変重要なものです。空気が汚れていては、人間は息苦しくなってしまいます。魚もおなじように、水が汚れていては生きて行けません。ですから魚に合った水を作ってあげることが大切です。では、魚に合った水とは、どんな水のことをいうのでしょう?
魚が必要とするのは、湖沼や河川の水、地下水や雨水といった自然の水です。 なぜならここにはバクテリアなどの微生物や、ミネラルがたくさん含まれているからです。くわしく説明すると、水中の微生物の働きによって、フンやコミが分解され、魚が生活しやすい環境が、自然のうちに保たれるのです。そして魚たちを水槽で飼うときも、”この自然な水”とおなじ状態を作ってあげることが必要になります。
HISSOお魚飼育百科よりコピー
       
2   地域によっても水質は達う  
     川を流れる水は、いったいどこからくるのか、もう一度思い出してみてください。まず、雲の上で水蒸気が氷の結晶になり、それらが溶けて雨になります。地上へ降った雨は、高いところから海をめざして、地下水や川の水となって流れます。
こうした水の流れの過程で、たとえば雨が多く植物の多い熱帯雨林型の地域と、雨が少なく植物も少ない砂漠型の地域では、河川や湖沼の水質に違いが出てきます。ですから魚が住んでいた場所によって「飼育水」が違うのです。
 
       
 

    バクテリアの働き(硝化サイクル)  
         
  バクテリアは水の掃除屋さん    
     地球上のあらゆるところで活動しているバクテリアですが、水槽の中では「濾過バクテリア」として、重要な働きをします。
濾過バクテリアは大きく分けて2種類あります。ひとつは、エサの食べ残しやフンなどから出る魚に有害なアンモニアを、亜硝酸に変える
亜硝酸バクテリアです。もうひとつはさらに害の少ない硝酸塩に変える硝酸バクテリアです。
   
     これらは水槽の水をきれいにしてくれるため、魚にとっては欠かせないものなのです。
「濾過バクテリア」はフィルターの中の濾過材に多く繁殖するので、新しく水槽をセットした時には、この「濾過バクテリア」が繁殖するまで、約1ヵ月ぐらいは魚やエサを少なめにしたほう良いようです。また
フィルターを洗うときは、少しだけ洗わない「濾過材」を残しておくと、必要な「濾過バクテリア」が早く増えます。尚、より早く「濾過クテリア」を繁殖させるために、市販されている水物語シリーズの「生きたバクテリア液」等を使えばより効果的です。
   
         
  参考文献   NISSOのお魚飼育百科より
 
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