[ 平面図形 ] [ 底角が15度の二等辺三角形 ]  関学エキスプレス №8-2

     下の図は半径12cmの円の円周を12等分したものです。

     図の影の部分の面積は何cmですか。 ただし、円周率は3.14とします。



   


   [ 解説 ]

   面積を求める部分を下の図のように4つに分けます。


   (ア)=12×12×3.14×1/4=113.04cm

   (イ)=12×12×1/2=72cm

   (ウ)は等しい辺の長さが12cmで、頂角が30°の二等辺三角形です。

     図のように、12cmの辺に垂直に線を下ろすと、30°60°90°の三角形になりますので、辺の長さの比は②:①ですから、

     垂直に下ろした線の長さは12÷2=6より6cmとなり、面積は 12×6÷2=36cm となります。

   (エ)は底角が15°の二等辺三角形ですが、このままでは面積は求められません。

     図のように、頂点から底辺に垂直に線を下ろして合同な2つの直角三角形に切り分けて、15°の底角がそろうようにくっつけます。

     そうすると、(ウ)と同じ直角三角形になりますので、その面積も 12×6÷2=36cm となります。


   以上より、(ア)、(イ)、(ウ)、(エ)の面積を全て足して、

   113.04+72+36+36=257.04cm   これが解になります。     [解] 257.04cm  


   [ 図解 ]