ここでは、管理人がシーバス(スズキ)を生きた餌で狙う釣りのひとつ・・・『ズボ釣り』を紹介します。



  押さえ込むかも知れない穂先を凝視し、撒き餌を打ち返す...
  そして、一旦魚を掛けると取り込むまでの緊張感...
  逃した魚に落胆し、仕留めた魚には一喜一憂する...
  あれこれと悩みながら...明日の大物を夢見ながら...
  今日も通います。波止のズボ釣り...


★道具は!?
■竿は?
専用竿(日新・攻堤波止240、波止スズキ240等)が一番がしっくりきます。
長さは2.4mを使ってます。勿論、筏竿やバスロッドでもOKですが、少々テクを必要とします。
タナを1mか50cm間隔で3本(置くのは1mくらいの間隔で並べます)出します。

■リールは?
チヌ用両軸リールを使用しています。
あわせる時は、親指でスプールを抑えてあわせ、魚が掛かった後は突っ込むと親指を緩めて糸を出してやり取りします。魚が喰うとスプールが逆転するくらいにドラグを緩めておきます。でないと、不意の大物が来たときに竿ごと持っていかれてしまいますよ。

■仕掛けは?
針はチヌ針3号、最近は”がまかつ”の”細地チヌ”を使っています。食い込みが良さげです。道糸3号。ハリスは3号、1ヒロがいつものパターンです。潮の流れが速い時は、仕掛けが上がりますので撒き餌も考えて撒きます。刺し餌と撒き餌を同調させるイメージですね。
オモリはクッションゴム付き2〜4号。思わぬ大物が来た時の為に、ショックを吸収するって訳です。

■餌は?
シラサエビを主とし、他にアオイソメ、季節によってはアジやイワシ、サッパなどの活き餌をノマセで使います。
とにかく、魚を寄せる事をイメージして撒き餌をします。刺し餌は、透明感があって大きすぎない元気なやつを選びます。付け方はチョン掛け、ほほ掛けにします。
底撒きカゴを使い古した竿に付け、1m単位のPEラインで撒き餌の位置(狙いのタナより50cm〜2m上、潮上等)を決めます。
撒き餌の間隔は、10分〜15分、状況によっては少量を5分間隔ぐらいで撒く事もあります。

■玉網は?
思わぬ大物を確実に取り込む為、60cm枠を使用し、柄の長さは5mのものを使用しています。

■エビクーラーは?
シマノの”エビ活かしクール”を使用しています。夏場でもクーラーの中の温度が上がらなくてシラサエビも元気です。
エアポンプはナショナル”BH−708”です。強弱切り替え可能で、防水仕様。水洗いもできます。

■竿受けは?
両軸リールは、竿の上側に取り付けるので常時手持ち(3本じゃあ、これは無理ですね)するか竿受けが必要です。
管理人の場合は、筏用のゴム製竿受け(L)を使ってます。洗濯ばさみやオリジナルの竿受け等、皆さん工夫して楽しんでいます。

■他には?
スズキ・ハネのヒレは鋭く、直接触ると怪我をする事があります。そんな時のためにタオルや軍手、フィッシュグリップ等があるといいでしょう。
魚を生かしておくのであれば、ストリンガーにぶら下げておきます。魚のサイズを計るなら、メジャーですね。

★それでは、釣りましょう!
■釣座は?
実績のある場所はさる事ながら、その日の状況や潮汐によって違いますから常連さんと仲良くなって情報収集しましょう。色んな釣りの情報を教えてもらえて、必ず釣果に結びつきます。

■まずは?
釣り場に着いたら、竿を出したい気持ちを抑え、狙いのタナへまず撒き餌。ちょい多めに餌を撒きます。
それから竿と玉網の用意です。管理人はズボラなんで、車の後部座席に竿を3セット、竿を継ぎさえすれば後は、仕掛けをセットするだけ...みたいな感じです(^。^;)

■タナ?
釣果を左右するのは、その日のタナが全てです。
魚がいない所にいくら撒き餌をうっても、喰う事はありません。
管理人は水温が高い時は上タナから攻めて、序々(50cmづつ)に下ろしてアタリを取りますが、底に落としていきなりグッドサイズが喰ってくることもあります。
季節にもよりますから、日頃のデータ収集が釣果を左右するかもしれませんね。
アタリがあったタナを中心に攻めて、その上下(50cm〜1m)も探るのがいいですね。

■誘い?
道糸を引っ張って誘いを掛けてやります。これまた撒き餌と同調するイメージです。

■アタリは?
その日によってアタリは様々です。ガッツーンと一気に穂先が突っ込むアタリや、モゾモゾ...グー...、チョンチョン...等々。スズキクラスは、モゾモゾ...ってパターンみたいです。←そんな大物釣った事が
無いので、よくわかりません(^-^; 焦って早合わせをせずに、一呼吸置くのがいいのかもしれません。満を持して鋭くあわせると、必ず手応えがあるはずです。
アタリが無い時は?...管理人の場合は、餌撒きした未練を断ち切り、思い切って移動します。ちょっとだけ右や左、はたまた思い切って車で移動して釣り場を変えます。
移動してボーズでもともと、釣れたらラッキー!みたいな感じです。
良い思いをした事も、失敗した事もありますが...(^。^;)

■魚が掛かったら?
魚が掛かったら、これからがズボ釣りの醍醐味です。ハラハラドキドキ...魚のパワーを直に感じ取ってください。やりとりは、焦らずに『突っ込んだら糸を出す。でも、必要以上に糸を出さない』みたいな感じです。
ズボの場合は、波止が大抵スリットで手前に突っ込んできます(突っ込まれると擦れて、あっという間に
ハリス切れします)ので、魚を前に出すようにやり取りします。海面に上がってきたら、最後のエラ洗いにバラさぬよう気を付けて取り込みます。取り込んだ後は、ハリス、道糸のチェックは忘れずに!

■バラしたら?
ようやくのアタリをとらえても、バラしてしまうとショックですよね?
そんな時も、諦めずに撒き餌を打つ事が大切です。魚は間違いなく近くにいますから、生きの良い新しい刺し餌と撒き餌をうってください。必ず、喰ってきます。

さて、つたない説明ながら管理人の個人的見解で、ズボ釣りを紹介しました。
後は釣り場に行って、実釣あるのみ!ダイレクトに伝わる魚のパワーを楽しみましょう!
そんな魚のパワーを感じ取ったら、間違いなくズボ釣りの魅力に取り付かれるはず!








 

 






ズボ釣りについての詳しい説明は、ズボ釣りの巨匠、椋本さんのホームページ『ズボ釣りランド』をご覧下さい。

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