1000年の満月
     
京は
みんなの故郷

凍てついた
月の光が
静かにこころを
満たしていく

人間のおろかで
かわいい営みを
千年も
見てきたから

なつかしい
人間のにおい
なつかしい
仏のにおいもする

そんな いにしえを
たどりながら
歩く道・・・


こころは
秘めやかに
満月と
重なって行く

Poem by kaze


Painting by kaze

京都の町はいつ訪れても
なんかいい気分になる
それは多分
神社仏閣が都を囲んで
いるのも大きな原因やと思っている
人間の愚かさや弱さを
神や仏がともに悲しんだり
励ましたりしてくれる
その匂いが1000年の時を
こえて京の町をやさしい町に
していると思う・・・   風

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