プードルのかかりやすい病気
犬は犬種ごとに原産が異なり、また遺伝的な系統も違います。それが犬の体質の違いとなり、かかりやすい病気にも犬種ごとにある種の傾向があります。
低血糖症 | 体がぐったりし、けんれんする 血液中の糖分の濃度がいちじるしく低くなり、体がぐったりします。子犬によくみられますが、成犬でもすい臓のガンが原因で、この病気になることがあります。また、糖尿病の治療のために、インスリンを過剰に投与した時にもおこります。 |
睾丸停滞 | 睾丸が陰嚢の中に降りてこない |
気管虚脱 | 気管がつぶれて呼吸困難になる 遺伝的な原因や、肥満・老齢のために気管が押しつぶされて扁平となり、呼吸が困難になる病気です。小型の犬や短頭の犬に発生しやすく、とくに暑い季節に症状が出ます。 |
てんかん | 口から泡をふいて倒れる 脳をつくっているニューロン(神経細胞)に何らかの異常がおこると、とつぜん足をつっぱらせ、泡をふいて倒れたり、けいれんをおこすことがあります。これがてんかんの発作で、犬は動物の中ではもっともよく発病します。ふつう発作がおさまると、犬はふだんの状態にもどります。いわゆるけいれんとてんかん(脳の異常によってひきおこされる)は専門的には区別されますが、飼い主にとってその区別は容易ではありません。 |
白内障 | 進行すると失明する 目の水晶体の1部ないしは全部が白く濁る病気です。進行すると視力が低下し、失明に至ることもあります。 |
膝蓋骨の脱臼 | 関節の骨がずれる ひざの関節の皿(膝蓋骨)がずれるもので、先天性と後天性があります。小型犬では、膝蓋骨の亜脱臼がとくに多くみられます。 プードルの足の骨の構造とは、もともと脱臼しやすい構造になっており、もともと脱臼しやすいところへ成長期の体重の増加などがプラスされ病気の症状が現れます。 足の滑りやすいフローリングでの飼育では脱臼しても仕方ないと言っても過言ではありません。脱臼を防いだり治したりするには後ろ足が蹴って歩ける環境で筋肉がつくように飼育しましょう。 |
眼瞼内反症 | まぶたが内側にめくれている まぶたが内側に曲がり込んだ状態を眼瞼内反症といいます。この症状になるとまつ毛が角膜や結膜を刺激して、角膜炎や結膜炎をひきおこすことがあります。まぶたの内反そのものは、2次的な病気をおこさないかぎり、放置してもとくに問題はありません。 |
クッシング症候群 | 毛が乾燥して脱毛する 糖の代謝を助ける副腎皮質ホルモンが異常に多く分泌されることによっておこる病気です。7歳以上の子が水を大量に飲み、異常にたくさん食べるようになったら、この病気ではないかと疑いましょう。 |
軟骨形成不全 | 軟骨の形成不全(異形成)の素因を持ち、長骨の軟骨が石灰化するため、異常に短い足になることがあります。ミニチュア・プードルとトイ・プードルでみられます。 |
レッグ・パーセス (ペルテス) |
生後1年以内の幼犬がかかる 股関節の大腿骨頭(大腿骨の先端)への血液の供給が不足し、骨の変形や壊死がおこる病気です。成熟前の小型犬がかかります。 |
一覧以外にもガンや皮膚炎などなどプードルのかかりやすいとされる病気はたくさんあります。
もちろん他の犬種にも、それぞれかかりやすい病気はありますが、ここではプードルについてのみ書いてます。
詳しくは犬の病気の本をご覧下さい。
プードルに、かかりやすい病気として紹介されていると言う事は、そのくらいプードルに多い・つきものの病気であると言う事であり可愛いからと何も勉強せず子犬を迎えるのではなく、それぞれの犬種には、それぞれかかりやすい病気があり迎えた子が、いつこれらの病気にかかり治療を必要とする日がくるかもしれないと言う事を理解した上で子犬を迎えて下さい。
誤解しないで頂きたいのは、それぞれの犬種がそれぞれの、かかりやすい病気の要素を持っていると言うだけで症状が出る出ないは個々によります。
犬は自分の異常を訴えることができません。その為犬に異常があらわれたら、まず飼い主や家族が、その異常に気付かなくてはなりません。
飼い主や家族は、自分達が世話をし、いっしょに生活している犬の健康状態については誰よりもよく知っています。
いつもは元気な犬の行動や外見に変化が生じたら、それは異常がおきていることのサインです。生活をともにしている犬の健康状態や生命については、飼い主に100パーセントの責任があります。
病気や怪我は発見が早いほど治療の効果も高く、回復も早いく犬も苦しみが少なくてすみます。
marvyでは遺伝性の病気を持つ犬に繁殖はさせておりません。
また子犬をお譲りする前は獣医師による健康診断(触診にてヘルニアや足や頭に異常を持たないか等・心音・検便)を済ませ、お譲り致しております。
しかし万が一、お引渡し後1ヶ月以内に、先天性など生命に関わる原因が当方にあると認められる事例の場合のみ子犬の代金内にて保証させて頂きます。
御連絡の上、獣医さんの診断書及び治療明細書を添えて郵送又は御持参下さい。
ただし、先天性のものであっても当方に責任がない場合のクレームには対応出来ません。
たとえば、膝蓋骨脱臼やレッグ・パーセス(ペルテス)などはプードルにかかりやすい病気にも紹介されていますがプードルの足の骨の構造とは、もともと脱臼しやすい構造になっており、もともと持ち合わせたものの多くが生後半年〜1歳以内に病気の症状として現れます。
また飼育環境により誘発させれることもあります。
これらの病気については生まれつき症状が出ている場合を除き、譲渡時に病気を予測することが出来ません。その為当方に責任はないものとし飼い主様の責任のもと治療をお願い致します。
プードルに多い病気について、しっかり勉強して頂けるとご理解頂けると思います。トラブルを防ぐ為にもプードルについてしっかり勉強してから子犬を迎えて頂くようお願い致します。
クレームには対応出来ませんが、報告を頂けると飼育環境についてのアドバイスや病気の症状が出た場合などのご相談については応じておりますので、お気軽にご相談下さい。
また今後ブリーディングしていく上での参考とさせていただきます。