黒 鱒 日 記
由衛氏!66cmのロクマルモンスターGET!

日 時 |
2001/5/4(金)AM6:00−PM6:00 |
場 所 |
七色ダム (和歌山県) |
天 気 |
晴れのち曇り |
水 温 |
15.3℃―17.2℃ |
Anglar |
釣 果 |
Big One |
Big One Lure |
西 田 |
2尾 |
37cm |
ラバージグ11g+ゲーリーWテイルグラブ |
河 野 |
0尾 |
cm |
|
由 衛 |
2尾 |
66cm |
ラバージグ(チャート)+グラブ(白) |
高 原 |
1尾 |
25cm |
ゲーリー4インチワーム(ノーシンカーリグ) |
前日PM11:00富田林で高原氏&由衛氏と合流。 AM2:00七色ダムに到着。 いつも降ろしていたスロープが完全閉鎖されており、今年から開店したレンタルボート店からボートを降ろす事にした。(スロープ使用料3,000円) 日の出から営業開始につき私と河野氏は車で仮眠をとった。 高原氏&由衛氏は車でラインを換えたり(16ポンドに巻き換えたのが功を奏した)、ビールを飲んだり起きていたようだ。
AM5:30頃、ボートセッティングを開始。 AM6:00スタート。 小口橋から一気にダムサイトまで下った。(約30分)
私は2psの船外機が故障したのでヤマハ4psに買い換えたのだ。 しかしVボートに抜かれまくり、ダムサイトではすでに10艇弱のボートがサイトフィッシングを行っていた。 水質はクリアーで水深3〜4Mまでは水中がクッキリ見えるのでサイトで見えバスを効率良く釣っていくスタイルのバサーが大方であった。
バスは近くに寄ると浮いているのがいたり、ネストに付いているバスがいたり、所々でバスを確認できた。 しかしノーシンカーを入れても逆に逃げていくバスが多かった。
1時間ほどダムサイトで粘ったが釣れなかったので由衛&高原艇と合流。 状況を確認すると高原氏がゲーリー4インチワーム(ノーシンカーリグ)にて25cmぐらいのバスを1尾ゲットしていた。 バスが浮いてきていると判断、ノーシンカーで見事ゲット。 高原氏はその後もギルバイトは多数あったがバスはこの1尾のみで終わった。
小ワンド奥でバスを何尾か確認できたのでワンドを中心に攻めることした。 ダムサイト近くの柳谷ワンド内の岬で由衛氏がセンコー(ノーシンカー)でヒット。 由衛氏がヒットすると由衛氏がボート上で暴れるので近くに居ると非常に分かり易いのである。 しかし、ランディングでネットをセッティングしておらず、その間にバスがまた下に潜り立木に巻かれバラシ。 結構イイサイズだったようだ。
私と河野氏はまだノーフィッシュが続いていた。
柳谷ワンドの次に大井谷ワンドへ移動した。 このワンドで初めてロクマルモンスターと遭遇することなった。
私と河野氏はワンド中流部から上流部に流しながら上がっていった。 由衛氏&高原氏は中流部で粘っていた。 上流部では他のバサーがネストのデカバスをサイトで捕らえており、休憩を入れながらその場から動かず。 多分見える間は釣れるまで居るのだろう。 そこより上流はヘラ師が塞いでおりインレットまで進めず。
釣れないので場所を移動しようと由衛艇までエレキで戻ると「ネストに50cmUPのバスが居てる」と大声で叫んだ。 エレキで近くまで進んで行くと、また由衛艇が大きく左右に揺れた。 由衛氏が「クソ!雄の方が食ってきよった!」と37cmバスをゲット。 ヒットルアーはラバジ(チャート)+グラブ(白)のハデハデカラー。 「もうメスは釣れへんわ」と諦めモード。 ネストの近くまで寄ると確かに明かに50cmを超えるバスがステイしている。 ネストは岸から2M近く離れていて、水深1Mぐらいの所にあり、ボートで通れば誰でも分かる場所にあった。 由衛艇が入る前に3艇ほどその辺りを攻めていたそうだ。 すでにAM11:00で丁度メスがネストに入ってきた処だったのだろうか?
由衛氏に「こんなデカバスやったら一日狙う価値あるで〜」と励まし、我々は後ろで観客となった。 再度、ラバジ(チャート)+グラブ(白)をネストのメスバスにキャスト。 数投目で「クッタ〜」、「アッ バレタ〜」と叫ぶ由衛氏。 そしてもう一度バラシ。 メスバスももう逃げるかと思ったがすぐに戻ってきて、またラバジに興味を示した。
そして運命の瞬間がやってきた。 「ヨッシャ 食った!」、「デカイ! デカイ! デカイ! メスや!」とデカイ声が周囲100Mに響きわたった。 我々は由衛艇の向こう側でのバトルで、まだどれくらいのバスが食ったのか見えない。 すると由衛艇越しにメスバスのエラ洗いが・・・。 確かにデカイ。 我々はメスバスとボート上で暴れる由衛氏とランディングに備える高原氏の3者(正確には2者1バス)を追った。 由衛氏は沖にバスを持って行きたかったようだが、バスは意に反し岸側へ走った。 岸際には立木があるので巻かれては朝の二の舞になる。 が、なんとか近くまで引き寄せ、最後のネットランディングが近づいてきたがバスがまた暴れ出した。 「高原君、はよ採って!」「何してんや!」「高原君!」「ハヨ ハヨ」と由衛氏の悲鳴のような叫びが響く。(私と河野氏は由衛艇に同乗してなくて良かったと意見が一致) 高原氏も必死でネットを何度か水中に入れていた。(高原氏も必死だったようで由衛氏の声はほとんど聞こえてなかったそうだ) 3分ほどの格闘の末、遂に高原氏のネットにバスが入った。 ネットから取り出し由衛氏が両手で持ち上げ、我々は50UPなんかじゃないロクマルモンスターであることを確信した。
クーラー上に置き、サイズを計るとなんと60cmを裕に超える66cmのモンスターバス!(写真) しかもスポーンの腹ボテボテバスであった。 いや、これはバスではなく、クエかアンコウに近い生き物に見えた。 さらに驚いたのが口の中を見ると喉の奥に飲み込んだ魚の尻尾だけ出ていた。 黒い尻尾だったのでバスかギルである。 しかも尻尾の大きさからして20cmは間違いなくある魚であった。 さすがロクマルモンスターだった。 重量は推定だが6,000g前後ではないだろうか? 由衛氏は今までの自己最高が48cmだったので18cmもサイズを更新した。 我々みんなもうこれ以上のバスを見ることは無いだろう。 しかしロクマルモンスターを実際見ると毎週池原に通う人の気持ちも十分分かるぐらい興奮する1尾であった。
私と河野氏はまだボーズ街道を進んでおり、私は極悪非道の方法で37cmバスをゲットした。 そう、由衛氏が先に釣ったネストの雄バスがネストに戻ってきたのでそれをラバジで釣ったのだ。 もう釣れないだろうと思っていたがラバジで2投目ですぐにバイトしてきた。 釣ったが後味の悪い事をしてしまった。
その後、午後からは大又川の高尾谷ワンド、西ノ川インレット、北山川本流の発電所跡付近を攻め、私がPM5:30にゲーリーカットテイル(スプリットショット)にて33cmをゲット。 PM6:00終了した。
今回ロクマルモンスターが釣れたが確立はかなり低かったと思う。 まずロクマルモンスターを発見する確立はサイトの素人である我々は10%以下ではないだろうか?
そしてバイトする可能性については、今回何度もアタックしてきたのでこれは高確率か?
そしてランディングの可能性は20%ぐらいだったのでは? ラインブレイクが50%、フックアウトが20%、あとの10%は由衛氏がボートから転覆してバラシというとこでは? 勝手な推測だが。
やはり寝ずにラインを16ポンドに巻き換えたのが幸運を呼び寄せたのだろうか? 喉の奥にジグが刺さっており、ランディングした際ラインはボロボロ状態だったようで、もう一度潜られたり暴れられたりしていたらラインブレイクしていた可能性が高かった。
何はともあれ由衛さんオメデトウ。
由衛氏のホームページ
【Nishida】
サイトフィッシングでロクマルモンスターを狙っている由衛氏
両手でないと持てないそうだ
これはバスではない、クエです。 歯が鋭く、由衛氏の手が切れ血が出た。
低画質にて見えないが喉の奥には飲み込んだバスかギルの尻尾が出ていた。
口の大きさと言えば拳が簡単に入り、口の中で十分指が動かせる大きさだった。
ニセモノ河野氏(ボーズ)

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