研究発表

平成13年度   大阪府実践交流会

   日 時 : 平成14年1月29日(火)  会場 : 大阪府教育センタ−
   主 催 : 大阪府教育委員会

   発表テ−マ : 「思春期精神保健の研究」15年間のあゆみ
  
 発表を終えて

 「元気な南河内を伝えたい!」そう思ってステージに立ちました。でも、やっぱり私らしいです、原稿を読む目が泳いでしまいました。
 今回の発表では、専門委員の先生方から、おしみない協力をいただき、その暖かいお人柄にふれたことが何よりの収穫でした。 (感謝)



1,はじめに        
 南河内は、大阪府の東南部に位置し、6市3町1村からなり、東に金剛・葛城、南に和泉山系に囲まれ森林や田畑、河川、ため池が地域面積の60%を占め、日本で最大級の古市古墳群をはじめとして身近に貴重な遺跡が多数点在しています。この歴史と緑の息づく南河内には40校の中学校があります。今回の発表は、南河内が15年前から取り組んできた「思春期精神保健の研究」についての報告です。
2,これまでの経過
  昭和61年度より厚生省の「心の健康づくり推進事業」の一環として、松原保健所が「大阪府思春期精神保健推進事業」のモデル地区になり、南河内地区・中学校養護教諭部会と共同で思春期精神保健事業を開始しました。その当時は、どの学校も不登校生に対しどう指導していけばいいのか苦悩していました。この事業での研修会や事例検討会では、専門の医師から助言を受けることができ、養護教諭にとっては、非常に恵まれた勉強会となりました。また、不登校に限らず支援の難しい事例や心理テスト・カウンセリング技法などの基礎的事項についての研修や講演会なども実施してきました。これらの取り組みを通して、保健所・医療機関・福祉機関・学校は互いに共通理解をはかり連携を深めることができました。
  平成2年度には、「保健室は登校拒否生徒に何ができるか」という冊子を作成し、 平成6年度には、大阪府の実践交流会で報告をしています。
 しかし、残念ながらこの事業は、平成11年度で終了となってしまいましたが、養護教諭の続けたいという熱意と専門家の方々の協力のもと、現在まで続けてくることができました。今後も私たちにとってこの蓄積された実践をどのように発展させていくかが課題です。
3,アンケ−トから、現状と今後
 増え続ける不登校や心の問題に対し、過去から現在まで振り返り、これからの実践の方向性について考えるために南河内の中学校40校の養護教諭にアンケ−トをとりました。
○南河内の不登校生の推移
○気になる生徒
○不登校生の居場所
○保健室登校生の受け入れについて
○スク−ルカウンセラ−や心の相談員との連携 など。
4,事例検討会について

5,まとめ
   

発表内容はこちらをクリックしてご覧下さい。

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