修学旅行の注意(女子のみなさんへ)

修学旅行が近づいてきました。楽しい思い出になるよう充実したものにしたいですね。でも、少し心配している人がいると思います。次のことに注意して楽しく過ごせるようにしましょう。
 
 
 
(1)全員が必ず生理用品を持っていくこと。
  「私は終わったから必要ないわ」「まだ初潮がないからいらないの」 と 思う人があるでしょうが、普段と違った雰囲気の中では、順調な人でも くるって突然始まったりします。必ず用意していきましょう。
 
(2)「生理日を早めたり、遅くしたりする薬を飲もう」と、思っている人がい るかもしれませんが
  答えは、「飲んではいけません」思春期の体はとてもデリケートですから、自然のリズムにまかせるのが一番いいのです。その薬は、医師に相談しなければ使えませんので、友達同士で勝手に飲んではいけません。それに、みなさんの時期は、子宮の発育が完全でないので、いろいろ害があります。
 
(3)生理痛で、下腹部痛・頭痛・気分が悪くなるなど、いろんな症状があります
  特に下腹部が痛くなるのは、子宮が収縮して血液を絞り出す時の痛 みですので、痛みがさほどきつくなければ安易に薬に頼るのはやめましょう。痛みがかなりきつければ、痛み止めの薬を服用してもよいですが 月経は、「生理」といわれるくらい女性にとってごく当たり前のことですから、特に量が多かったり、痛みが激しくなければ、体操などの運動は差し支えなく、むしろ循環がよくなり痛みがやわらぎ気分転換にもなります。
 
(4)月経痛は、特に清潔が大切ですからナプキンは、一日数回取りかえてください。
  4時間以上しないように、寝るときや量の多いときなどは重ねて当てるとかの工夫がいります。例えば、夜は少し後ろの方へずらしてナプキンを当てるとかして失敗しないようにしましょう。また膣の中に入れるタンポン型式のものは、もう少し大きくなってからのほうがいいです。
 
(5)入浴
  清潔にすることは大切であり、きれいなお湯で体を流すことはいいことです。シャワーを浴びるのはいいです。旅行中、同じお湯に何人もの人が入る場合は、細菌の侵入ということも考えてやめてください。出血の量が少なければ自宅のお風呂なら入ってもかまいません。
 
(6)トイレへ入った時
  ナプキンは、ペーパーに包んでエチケット缶に捨てましょう。便器を汚してしまった時は、ふいて後始末をし、次に利用する人や掃除の人にいやな思いをさせないようにしましょう。美しい女性のたしなみです。
 
(7)生活の中で
  月経時は、腰やお腹を冷やさないようにしましょう。
栄養、睡眠もよくとりましょう。生理記録をつけておくと、月経周期がつかめて次の生理の予測が出来ます。自分の体のリズムを知ることは毎日の生活をする上で役に立ちます。また、初潮の後2・3年ぐらいは、月経がきちんとした周期でないことがあります。2・3ヶ月ぐらい間があいたり、1ヶ月に2回あったりして不安定になることがあります。16才を過ぎてもまだ不順であれば専門医に相談しましょう。
  生理中は、人によって気分がすぐれなかったり、だるかったりすることもありますが、いつもと同じように明るくさわやかに過ごせるように心がけましょう。
 
 
このほかにも、何かわからないことがあれば、いつでも先生に聞きに来て下さい。