第17回紀州口熊野マラソン(平成24年2月5日)

      
                                    熊野古道を含む 富田川沿いコース

増田英光会長のレポートです


口熊野マラソンは、60歳から参加して、今回で5回連続の出場となりました。

一度でいいから、60代の部で6位まで入賞したいと思っていたのですが、

過去4回で7位が最高で入賞には至っておりませんでした。

しかし、今回は、6位になり、入賞することが出来、64歳で目標達成です。

 

午前8時過ぎに受付を済ませ、着替えて軽いアップの後、10時のスタートを待ちました。

天気は晴れで絶好のマラソン日和でした。

スタート1分前、前の方に並んでスタートを待つ瞬間はなんとも言えない緊張感があります。
そして今回こそ30キロ過ぎで歩かないようにと思いつつスタートしました。

 

目標は3時間30分だったのでキロ5分のペースです。最初の1キロでタイムを見ると5分14秒、最初から14秒遅れで少し焦りました。

その後1キロ毎のラップを確認しながら走ると少しずつ5分ペースが維持されるようになり、安心。

5キロで5分ペースの25分から1分の貯金。5キロ地点で当クラブの「走る女」のランシャツを着た彼女、野田さんを追い越す。

10キロで47分52秒と2分あまりの貯金。この頃になると体の方も軽くなってきて快適に走れるようになる。

田んぼの道を走る抜け、河川敷きを走る頃には、20キロで4分の貯金ができる。

中間の折り返しで当クラブ川崎さんとすれ違う。彼女のひたむきな走りを見て元気をもらう。

そして30キロを超える時は5分の貯金。

残り12キロ、足の裏がまた痛んで来て大腿部がだるくなって来ました。給水所でペースを落とし水飲みし、我慢すること数回

何とか抑えて35キロまで来る。今回は不思議と走れました。
日頃のスクワットの筋トレが効いているのかもと思ったりしました。しかし貯金がだんだんと減ってきた。

残り5キロのところでいつも上位に入る人が止まって水を飲んでいた。

この人を追い越したことで、気分的にまた走れるようになる。
でも、残り2キロは足がパンパン。時計を見ると30分ぎりぎりのゴール予定。貯金はほぼゼロに近い。

そして沿道の声援で最後まで歩くことなく必死のゴール。

時間3時間30分15秒、キロ平均4分59秒でした。

 

これで16回目のフルになりますが、過去歩かずに走れたのは今回を含め3回だけでした。

それだけに走り通せたことは満足でした。次のレースに生きる走りだったと思います。

記録証をもらうと60歳以上で7位と打刻されていました。今回もあと一人で入賞できず。残念と思いました。しかしこれには後日談がありました。

あくる日にマラソン事務局より電話があり、
60代で1位の方は、途中棄権でしたが、間違ってカウントしていました。だから全員1つずつ繰り上がりになりますとのことでした。
これにより、6位入賞となり思い出に残る大会となりました。

 


パワフルママNさんのレポート

なんでデコ…第17回紀州口熊野マラソン

 

風邪はいついたまま前日もマスクして仕事でした。
それでも第17回紀州口熊野マラソン行って来ました。

朝からおにぎりを作って旦那の運転で一路、上富田へ。

着替えて、レースでだけ会う友人達と会って話して、レース前の緊張もなく、スタート位置へ向かった。
今回はちゃんと腕時計もしてきた。

ドン

ストップウォッチが動かない〜
ちゃんと000に合わせて用意してたのに、ボタン押したら999になってどもならん。
そんなこんなしてたらペースもあったもんじゃない。


だいぶ行ったとこでクラブの人が追い越して来た。
「速いな〜」ってちゃうちゃう
もうガタガタです。
結局普通の時計のまま走りました。10時スタートなんやから計算したらいいわ。
と開き直り。

エイドで水分補給したらその後脇腹が痛くなった。
押さえながら走っていると、
後ろから来た男性が
「親指の付け根こうして押さえるといいですよ」と教えてくれました。嬉しかった。


10km
 4859 も絶対速過ぎ。
なんか走り方もガタガタで体がうまく動かない感じ。
足付きもうまくいかない。
走ってないんじゃなくて体調崩して走れてないので、まだ体戻ってないんかな〜
なんかめちゃしんどい。


ハーフ通過。1時間44分位。やっぱ速過ぎ。
しんどいけど、足を止めることは出来ず。
きついきついらくきつい位の割合でなんかやっぱきつい〜


そんな時は沿道に椅子持ち出して座って応援してくれてるおばあちゃん達に
「おばちゃ〜ん
」と声掛けて応援してもらうのです。
並んで手を叩いて応援してくれる人に「タッチして〜」とパンパンパンと元気もらうのです。
やっぱストイックに真面目に走るより、
ちゃらちゃらとキャーキャーしながら走る方が走りやすいや。


とそんなこんなしてると、
なんかでっぱりに躓いてバーンと転んでしまいました。ひゃ〜〜〜

タイツ穴開きました
そんで後で気付きました。デコも打っててタンコブ出来てる。
キャップも被ってたのに、どんなしたらデコ?

も思いっきり打ってるんやけど、シュタっと立ち上がり、
そのまま普通に走れます。痛くもない。
大会マジック。


30km
 タイム忘れた。こらで道間違えた。

ここらまで来るともう足もピキピキし出す。足の裏が攣ってる。
でも神戸みたいにならないようにと様子見ながら、早めに梅干や塩飴、栄養補給しながら走った


ずーっと向こうの見えるとこも、そこを走る自分をイメージしながら走った。

そこまで
こんな痛む足でも行けるんや、そう思うとなんか嬉しかった。

でも全然走れてる感じがしない。スピードもどんだけ出てるんかわからない。どんだけのラップなんやろう。
足の裏、脹脛、太もも、あちこちが攣り出す。でもそれ以上にならないように用心用心。

40km
 3時間40分。後2km。ダッシュしても2kmだけど、
ウルトラの時はゴール
100m手前で肉離れ、それがフラッシュバックした。そんなんなったら2kmは遠い。
用心しながらスピード上げた。後ちょっと。
河川敷を役場の方に駆け下りた。
一人の女性を抜きかけたけど、向こうも飛ばすんやもん。もう力は残ってませんでした。

ゴ〜〜〜ル

3時間5120秒。記録更新です

そして着替えて膝消毒してもらって、ステージ前へ。
入賞者控えの椅子んとこにクラブのKさんが。
近付いて聞くと「ぎりぎり6位に入ったみたいで」って。かっこいい。
そして、総合優勝の人の表彰にフルを走り終えたマッチが来てくれました。

こんな感じでなかなかハードなレースでした。

奈良のあの楽しさが嘘のよう。
でもしんどい中にも、
今までと違った見方が出来て来たんで、ちょっとは私も進歩してるんかなと思いました。


諦めずにとにかく足を進める。そしたら絶対ゴールに着くのだからね。