コイン選別機の製作

・ 2mmのアクリル板を、斜面・側面の両方に使用
・ 磁石の影響を一番受けやすい1円から順番に、磁力を強めながら
  10円、5円、500円と下に落とす方法で分ける
・ 最後に残った、100円と50円をシーソー型の天秤を使い選別した。

コイン選別機

コインの選別の様子
-写真&下記をクリックするとコインが選別されるようすが動画で見れます。
1円 10円 5円 500円 100円 50円

コイン選別の製作にあたって・・・
磁石に対する影響のちがいから、速度が一番遅い、1円、10円、50円を順番に落とす。1円は、最も磁石の影響を受けやすいので、小さい磁石(磁力が弱いもの)を使った。
5円と10円での、速度の差は小さい。そのため、角度の変化や、磁石を置く位置(高さ)を変えて、コインを落とした。
500円は、微量であるが、磁石に反応を示した。はじめは、ほとんど影響を示さなかったが、強力磁石を用いて実験をしてみると、速度が弱まる傾向を示した。しかし、選別機に強力磁石を用いると、コインの通る斜面の隙間が磁力によって狭められ、摩擦が強く起こりコインが詰まった。そこで、コインの通路をコインのぎりぎりの幅にして、実験を行った。すると、500円は、速度が弱まるのではなく、コインの回転の軌道が変わり、磁力の影響を受けることが分かった。500円も、磁力の影響を受けていることが明らかにわかり、速度に変化が見られ、5円の次に落とすようにした。
最後に残った、100円と50円であるが、この2つは、まったく同じ素材で出来ているため、磁力の影響を使うことは難しいと考え、重さの差(0.8g)を使って、天秤で分けることにした。二つの重さのおよそ中間の4.5gをおもりとして使い、おもりよりも重い100円は、シーソーが傾き、50円は軽くて、そのまま転がる方式をとった。
コインの転がる斜面は、コインが途中で挟まらないように、コインを落とす隙間の後は、約1cmほど低くした。
*コインの転がる様子*

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