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加太の天気
<はじめに>
最近は、少子高齢化が進んでいます。その中で家庭では、核家族かが進み、子どもさんが、お年寄りから昔の話を
聞く機会が大変少なくなっています。その中で、加太地区の「昔の智恵」や「昔からの言い伝え」が、伝わらないので
はと気になります。
そこで、和歌山市教育委員会文化振興課が、昭和63(1988)年に発行した「和歌山市民俗歳時記」に編集されてい
る加太地区の色々な昔からの「言い伝え」、及び加太地区の年中行事を抜粋してみたいと思います。
また、それ以外に私のささやかな知識の中から、関係するものをあげてみたいと思います。私の間違いや気になる
点など、ご意見があればお聞かせ下さい。 (平成17(05)年 5月20日 淡路 宏 tel:073-459-0535
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○やまで、長ごうて、西吹(にしふ)かん。 冬の南風(まぜ)が吹き、西風が吹かない。
○やまで返しの西こわい。(冬南風(ふゆまぜ)が吹く時、突然雲行きが止まり、雨を伴い西風が吹くこと)
○大霜(おおしも)のあさって(冬に大霜が降りた3日後には、天気が悪くなる。)
○鳴門(なると)の方が暗いと明日も風(冬)
○鳴門(なると)へ雲の土手ができると西の突風(とっぷう)が吹く (冬〜春先)
○春の夕焼けがいつまでも続いている時は、良い天気になる。
夕焼けが急になくなると雨が降る。
○にっぱち日和(ひより)。
→昔の諺であるため、旧暦の2月・8月に吹く南風(まぜ)
→今では3〜4月始めに吹く春一番と9月の台風を言う。
○春に三日の日和なし(春はひと雨ひと雨ごとに暖かくなるので、雨がよく降る事)
○八十八夜の通せんぼ(八十八夜前後に突風が吹く)
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