Javascript の変数

実行画面には Javascript のソースコードが記述されています。
ページ上で右クリックして「ソースの表示」で html 文を確認してみて下さい。

【実行画面】

【Source Code】
実行画面に書かれているソースコードです。
<body>
<h1>Javascript の変数</h1>

<script type="text/javascript">
<!--
  var a = 3;
  var b = 5;
  var w;
  w = a + b;
  document.write("a:", a, " b:", b, "<br>");
  document.write("w=a+b:" + w + "<br>");

  var c = "java"; 
  var d = "Script";
  w = a + c;
  document.write("c:" + c + " d:" + d + "<br>");
  document.write("a:", a, " c:", c, "<br>");
  document.write("w=a+c:" + w + "<br>");
// -->
</script>

JavaScript では変数を宣言する必要はありませんが、明示的に宣言するときは var を使います。
変数に、数値(整数,浮動小数点)と文字列と論理型の区別はありません。
変数にはグローバル変数とローカル変数があります。
グローバル変数は、メソッド(関数)の外で宣言された変数で、ローカル変数はメソッド(関数)内で宣言された変数です。
グローバル変数はどこからでも参照することができますが、ローカル変数は宣言された関数内でのみ参照できます。
関数内で var を忘れた変数に値を代入するとグローバル変数が上書きされるので注意が必要です。
このトラブルを防ぐためにも関数内では「var」で宣言する方が良いと思います。
予約語は変数名、関数名などには使えません。
予約語の一覧は JavaScript Keyword 検索 後部の予約語一覧を参照して下さい。

変数を宣言しなくても使えることは良し悪しで、必ず宣言することにすれば変数名を間違ってタイプすればコンパイル時にエラーとして認識できます。
もっとも JavaScript では事前にコンパイルしないのでどちらでも同じかも知れません。
プログラムを作成するときは「変数名の打ち間違い」などに十分注意して下さい。
document.write() では、文字列をカンマで区切って並べることが出来ます。
または「+」演算子で文字列を連結して指定しても同じです。
document.write() に配列名や Object を直接指定することができます。

Source Code の w = a + c; に注目して下さい。
数値(3)と文字(java)を+で連結しています。
  w = a + c;
  document.write("w=a+c:" + w + "<br>");
実行結果を見ればOK("3java")ですが、本来なら次のように書くのが正しい書き方です。
w = a.toString() + c;
算術演算子(数値として演算するときは) Number() を使います。
num= Number(str);
端数を切り捨てるときは Math.floor() を使います。
Math.floor(v1/v2);
文字を数値(int)に変換するときは parseInt() を使います。
n = parseInt("123"); 
文字を浮動小数点に変換するときは parseFloat() を使います。
n = parseFloat("3.14"); 

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