Thread Join

Thread 0 : 1
Thread 1 : 1
Thread 0 : 2
Thread 2 : 1
Thread 0 : 3
Thread 1 : 2
Thread 0 : 4
Thread 0 : 5
Thread 1 : 3
Thread 2 : 2
Thread 0 : 6
Thread 0 : 7
Thread 1 : 4
Thread 0 : 8
Thread 2 : 3
ID:0 が終了しました
ID:1 が終了しました
ID:2 が終了しました
Thread の終了を待ち合せます。

前田稔(Maeda Minoru)の超初心者のプログラム入門

プログラムの説明

  1. Thread を配列で定義して、複数のスレッドを起動します。
    次に Abort() でスレッドの実行を停止して Join() で終了を待ち合わせます。
    自動生成を使って Form を作成 でプロジェクトを作成して下さい。
    スレッドを使うときは using で Threading を追加します。
    using System.Threading;
  2. Form1.cs に Count Class を定義します。
    id は Object の識別で、 wait はカウントアップする間隔です。
        // スレッドでカウントする Class
    class Count
    {   string  Id;
        int     Wait;
        
        // Constructor
        public Count(string id, int wait)
        {   Id = id;
            Wait = wait;
        }
        // Wait 間隔でカウント
        public void Run()
        {   for (int i = 1; i < 100; ++i)
            {
                System.Threading.Thread.Sleep(Wait);
                Console.WriteLine(Id + " : " + i);
            }
        }
    }
  3. Form1 で Thread[] の配列を定義して Constructor から３本のスレッドを起動します。
    スレッドでカウントアップする間隔は 100, 200, 300 です。
            Thread[]    threads = new Thread[3];  

        public Form1()
        {
            InitializeComponent();
            for(int id=0; id<3; id++)
            {   Count   obj = new Count("Thread " + id, (id+1)*100);
                threads[id] = new Thread(new ThreadStart(obj.Run));
                threads[id].Start();
            }
        }
  4. マウスのクリックで起動されたスレッドを停止して、終了を待ち合せます。
    Form1 に MouseDown のイベントを設定して下さい。
    Abort() がスレッドを停止する関数で、Join() が終了を待ち合す関数です。
            private void mouseDown(object sender, MouseEventArgs e)
        {
            for(int id=0; id<3; id++)
            {
                threads[id].Abort();
            }

            for(int id=0; id<3; id++)
            {
                threads[id].Join();
                Console.WriteLine("ID:{0} が終了しました", id);
            }
            Application.Exit();
        }
    }
  5. コンパイル＆実行するとカウントした値が Console.WriteLine で出力ウインドウに印字されます。
    'WindowsApplication1.vshost.exe' (マネージ型):
'C:\DATA\C#\02Windows\03ThreadJoin\bin\Debug\WindowsApplication1.exe' が読み込まれました。
シンボルが読み込まれました。
Thread 0 : 1
Thread 1 : 1
Thread 0 : 2
Thread 2 : 1
Thread 0 : 3
Thread 1 : 2
Thread 0 : 4
Thread 0 : 5
Thread 1 : 3
Thread 2 : 2
Thread 0 : 6
Thread 0 : 7
Thread 1 : 4
Thread 0 : 8
Thread 2 : 3
'System.Threading.ThreadAbortException' の初回例外が WindowsApplication1.exe で発生しました。
ID:0 が終了しました
ID:1 が終了しました
ID:2 が終了しました
スレッド 0x32c0 はコード 0 (0x0) で終了しました。
'System.Threading.ThreadAbortException' の初回例外が WindowsApplication1.exe で発生しました。
スレッド 0x38f0 はコード 0 (0x0) で終了しました。
'System.Threading.ThreadAbortException' の初回例外が WindowsApplication1.exe で発生しました。
スレッド 0x1efc はコード 0 (0x0) で終了しました。
スレッド 0xc18 はコード 0 (0x0) で終了しました。
スレッド 0x1038 はコード 0 (0x0) で終了しました。
プログラム '[3748] WindowsApplication1.vshost.exe: マネージ' はコード 0 (0x0) で終了しました。

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超初心者のプログラム入門(C# Frame Work)

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