Thread Count

RunA cnt=1
RunB cnt=1
RunA cnt=2
RunA cnt=3
RunB cnt=2
RunA cnt=4
RunA cnt=5
RunB cnt=3
RunA cnt=6
RunB cnt=4
RunA cnt=7
RunA cnt=8
RunB cnt=5

Thread で起動したタスクでカウントします。

前田稔(Maeda Minoru)の超初心者のプログラム入門

プログラムの説明

スレッドとはプロセスの実行単位で、通常のプログラムは１プロセス(シングルスレッド)で実行されます。
先に説明した Thread では Console Mode を使っていますが、今回は Windows Mode でプログラムします。
C++ Windows でもスレッドの基礎を掲載しています。
自動生成を使って Form を作成でプロジェクトを作成して下さい。
スレッドを使うときは using で Threading を追加します。
using System.Threading;

Form1.cs にスレッドで起動するメソッドを定義します。
RunA() は 300 ミリ秒間隔で、RunB() は 500 ミリ秒間隔でカウントするメソッドです。

        // 300 間隔でカウント
        void RunA()
        {   string str;
            for (int i = 1; i < 100; ++i)
            {
                System.Threading.Thread.Sleep(300);
                str = "RunA cnt=" + i;
                Console.WriteLine(str);
            }
        }
        // 500 間隔でカウント
        void RunB()
        {   string str;
            for (int i = 1; i < 100; ++i)
            {
                System.Threading.Thread.Sleep(500);
                str = "RunB cnt=" + i;
                Console.WriteLine(str);
            }
        }

Form1 の Constructor から RunA, RunB を起動します。
バックグラウンド・スレッドで起動すると、親が停止するとスレッドも停止します。

        public Form1()
        {
            InitializeComponent();
            Thread threadA = new Thread(new ThreadStart(RunA));
            threadA.IsBackground = true;    //バックグラウンド・スレッドとする
            threadA.Start();
            Thread threadB = new Thread(new ThreadStart(RunB));
            threadB.IsBackground = true;    //バックグラウンド・スレッドとする
            threadB.Start();
        }

コンパイル＆実行するとカウントした値が Console.WriteLine で出力ウインドウに印字されます。
RunA() は 300 ミリ秒間隔、RunB() は 500 ミリ秒間隔なので、次のように印字されました。
RunA cnt=1 RunB cnt=1 RunA cnt=2 RunA cnt=3 RunB cnt=2 RunA cnt=4 RunA cnt=5 RunB cnt=3 RunA cnt=6 RunB cnt=4 RunA cnt=7 RunA cnt=8 RunB cnt=5

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超初心者のプログラム入門(C# Frame Work)

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