画像をそのままのサイズで入力する

画像ファイルからそのままのサイズで入力して、サイズに合わせてウインドウを設定します。
既定値では、画像は２のベキ乗にサイズが調整されます。

プロジェクトの設定

空のプロジェクトを作成して、ソースプログラムをプロジェクトに取り込んで下さい。
詳細は DirectX 3D で Form を表示を参照して下さい。
画像は適当なものを調達して下さい。

Main() メソッドから呼ばれる CreateDevice Class です。
device が DirectX の Device の定義です。
Sprite が Sprite Object Class で device から生成します。
texture が Texture Image Class で、ここに描画するイメージを読み込みます。
ImgFile が入力する画像ファイルの名前です。
width, height は入力する画像ファイルの幅と高さを格納する領域です。

    public class CreateDevice : Form
    {
        Device  device = null;          // Direct Device の定義
        Sprite  sprite = null;          // Sprite Object Class
        Texture texture;                // Texture Image
        string ImgFile = "c:\\data\\girl.bmp";
        int     width, height;

Main() から呼ばれる DirectX Sprite の初期化を行う InitializeGraphics() です。
new Device() で DirectX の Device を取得します。
device が取得出来たら、続いて sprite を生成します。
new Bitmap(ImgFile) で画像ファイルを入力して幅と高さを取得します。
用済みの bmp を Dispose(); で開放します。
WriteLine() で幅と高さを印字してみました。
new System.Drawing.Size(width, height); で画像サイズに合わせてウインドウのサイズを設定します。
FromFile() で texture に画像を入力します。
幅と高さを指定すると、そのサイズで画像が入力されます。
unchecked((int)0xFF000000) は透明色の設定で、黒を透明色に設定しています。
透明色は int 型ですが、１６進数をこのままキャストするとオーバーフローが生じます。
unchecked() はオーバーフローを無視してコンパイルすることを指示します。
透明色を使った描画は透明色を使うを参照して下さい。

    public bool InitializeGraphics()
    {
        try
        {
            PresentParameters presentParams = new PresentParameters();
            presentParams.Windowed=true;
            presentParams.SwapEffect = SwapEffect.Discard;
            device = new Device(0, DeviceType.Hardware, this, CreateFlags.SoftwareVertexProcessing, presentParams);
            sprite = new Sprite(device);
            //Image File をロードしてサイズを取得
            Bitmap  bmp= new Bitmap(ImgFile);
            width = bmp.Width;
            height = bmp.Height;
            bmp.Dispose();
            Console.WriteLine("Width={0}, Height={1}", width, height);
            ClientSize = new System.Drawing.Size(width, height);
            texture = TextureLoader.FromFile(device, ImgFile, width, height, 0,
                      Usage.None, Format.A8R8G8B8, Pool.Managed, Filter.None, Filter.None, unchecked((int)0xFF000000));
            return true;
        }
        catch (DirectXException)
        {
            return false; 
        }
    }

【演習】

プログラムを完成させて下さい。

超初心者のプログラム入門(C# Frame Work)

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