Sound Guid

前田稔(Maeda Minoru)の超初心者のプログラム入門

Sound & AVI Guid

1. プログラムで鳴らす音にも色々あります。
   最も手軽なのは、パソコンに備わっている性能の悪いスピーカーでも「喚起音」として使用する BEEP音でしょうか？
   ビープ音は、単一の波形で構成される音で、これは単純な電子回路で合成できることから、様々な機器に組み込まれています。
   Beep 音は Beep 音を鳴らす を参照して下さい。
   
2. MIDI(Musical Instrument Digital Interface) は音楽で言えば楽譜が記録されたファイルです。
   WAVE に比べてファイルサイズが随分小さいでしょう。
   MIDI を演奏するには音源(楽器)が必要ですが、最近ではシステムの中に素晴らしい音源が組み込まれているようです。
   MIDI の演奏は MIDI を演奏 を参照して下さい。
   
3. WAVE(Waveform Audio File Format) には音をサンプリングしたデータが記録されています。
   音は空気の振動で伝わり、音楽プレイヤーなどではスピーカを振動させて音楽を演奏します。
   スピーカの振動は、振動の大きさ(波の高さ)と振動の速度(周波数)で音楽を奏でます。
   WAVE で音を記録するには、一定間隔(サンプリング周波数)で音を調べます。
   様々なサンプリング周波数が使われているのですが、高音を再生するほど高い周波数が必要です。
   人が聞き取れる周波数(可聴領域)はおおよそ20Hz(ヘルツ)から2万Hz(20kHz)と言われています。
   音楽ＣＤのサンプリング周波数は 44.1 kHz(44100回/秒)で、少し余裕を持たせて 22.05Hz まで記録されています。
   量子ビット(波の高さを記録)も、当初は８bitで記録されていたのですが、音楽ＣＤでは１６bitで記録されています。
   当初はモノラルで記録されていましたが、すぐにステレオ録音になり左スピーカーと右スピーカーが別々に記録されます。
   音楽ＣＤでは、毎秒 44100回も左右別々に記録するのですから、ファイルサイズも随分大きくなります。
   WAVE の演奏は WAVE を演奏 を参照して下さい。
   WAVE FILE の説明は WAV ファイルフォーマット を参照して下さい。
   
4. MP3(MPEG Audio Layer-3) は、簡単に言うと WAVE を圧縮してサイズを小さくしたファイルです。
   MP3 への圧縮は「非可逆圧縮」で、完全に元の音声に戻すことはできません。
   MPEG(Moving Picture Experts Group)とは、動画・音声データの圧縮方式の標準規格を検討するため、ISO(国際標準化機構)とIEC(国際電気標準会議)が合同で設置した専門家委員会です。
   MP3 は音楽ＣＤに使われることが多く、MP3 と言えば歌謡曲などの録音でしょうか。
   MP3 を再生するには、圧縮データを伸長しながら演奏する必要があり、専用の伸長演奏ソフトが必要ですが、最近ではシステムの中に組み込まれているようです。
   MP3⇔WAVE の相互変換は Windows10 のストアアプリでプログラムすると簡単で、私は自作のアプリを使っています。
   MP3⇔WAVE の相互変換は MP3 ⇔ WAV を参照して下さい。
   一般には自作しなくてもネットで検索すれば山のようにヒットします。
   MP3 の演奏は MP3 を演奏 を参照して下さい。
   
5. MP4(Moving Picture Experts Group phase 4) は動画と音声が格納されたムービーファイルで AVI よりも広く普及しています。
   スマホで動画を撮影すると MP4 で保存され、最近では簡単に手に入れることが出来ます。
   MP4 の再生は MP4 を再生 を参照して下さい。
   
6. AVI(Audio Video Interleave) は動画と音声が格納されたムービーファイルです。
   昔はネットで検索してもなかなか見つからないので、比較的手に入りやすい MP2 から AVI に変換していました。
   その後、デジカメを購入して動画で撮影すると AVI で保存されました。
   AVI の再生は ファイル選択 を参照して下さい。
   MP4⇔AVI の相互変換は MP4 ⇔ AVI を参照して下さい。
   

超初心者のプログラム入門(C# Frame Work)