RichSaveLoad

RichTextBox の状態を Save, Load します。

前田稔(Maeda Minoru)の超初心者のプログラム入門

プロジェクトの作成

  1. "C:\\TMP\\Rich.rtf" が編集中の状態を Save, Load するファイルです。
    事前に "C:\\TMP" のフォルダを作成しておいて下さい。
    .rtf は RichTextBox の状態を保存する専用の形式です。
    TEXT 形式で書かれているので Editor で確認出来ます。
    RichTextBox にファイルからテキストデータを入力/保存する方法は、この後のページを参照して下さい。
  2. Visual Studio を起動してベースとなるプロジェクトファイルを開いて下さい。
    詳細は RichTextBox を参照して下さい。
    ツールボックスからフォームにコントロールを貼り付けます。
    コントロール 説明
    RichTextBox テキストデータの表示&編集
    Save Button SaveButton_Click で RichTextBox をセーブ
    Load Button LoadButton_Click で RichTextBox にロード
  3. form.cs の MyForm の Constructor です。
    "ABC" を検索して、赤色に設定します。
        public MyForm()
        {
            string text =
            "ABCDEFGabcdefg\nABC abc\nXYZ xyz\n";
            InitializeComponent();
    
            richTextBox1.Text = text;
    
            for(int pos=0; ; )
            {
                //文字列を検索して、選択状態にする
                pos = richTextBox1.Find("ABC", pos, RichTextBoxFinds.None);
                if (pos < 0)    break;
    
                //文字の色を赤にする
                richTextBox1.SelectionColor = Color.Red;
                pos++;
            }
            richTextBox1.Select(0, 0);
        }
    
  4. Save ボタンのイベントハンドラ SaveButton_Click です。
    RichTextBox で編集中の状態を "C:\\TMP\\Rich.rtf" に保存します。
        private void SaveButton_Click(object sender, EventArgs e)
        {
            richTextBox1.SaveFile("C:\\TMP\\Rich.rtf");
        }
    
  5. Load ボタンのイベントハンドラ LoadButton_Click です。
    "C:\\TMP\\Rich.rtf" から RichTextBox の状態を再現します。
        private void LoadButton_Click(object sender, EventArgs e)
        {
            richTextBox1.LoadFile("C:\\TMP\\Rich.rtf");
        }
    
  6. テストの手順です。
    1. プログラムを実行すると "ABC" が赤色で表示されます。
    2. Save ボタンをクリックすると RichTextBox の状態が "C:\\TMP\\Rich.rtf" に保存されます。
    3. 適当に RichTextBox を編集して下さい。
    4. Load ボタンをクリックすると、保存した状態が再現されます。

超初心者のプログラム入門(C# Frame Work)