Key Search

RichTextBox を KeyWord で検索します。

プログラムの説明

2019/07/18 Windows10 ＆ Visual Studio 2005 の環境で開発します。
画面全体に貼り付けられている RichTextBox のテキスト文を KeyWord で検索します。
Windows10 では、検索キーは TextBox からタイプ入力するのが一般的です。
DialogBox(Form2)を使えば良いのでしょうが、ソースコードが長く面倒です。
そこで検索キーを入力するときだけ RichTextBox を隠す方法を考えました。

Window の画面全体に RichTextBox を貼り付けます。
RichTextBox に重なるように Button と TextBox を貼り付けて下さい。
Button には button_Click のイベントを設定します。
テキストデータを入力するので using を追加して下さい。
MyForm には Button と TextBox と RichTextBox が定義されています。

using System.IO;    // for File, StreamReader
using System.Text;  // for Encoding

public class MyForm : Form
{
    private Button button1;
    private TextBox textBox1;
    private RichTextBox richTextBox1;

MyForm.cs の Constructor です。
起動時には button1 と textBox1 に Hide() を指定して非表示にします。
@"C:\DATA\CSForm.cs" から utf-8 でタイプされたソースプログラムを入力して RichTextBox に表示します。
事前に適当なソースプログラムファイルを格納しておいて下さい。
RichTextBox では、改行コード(\n)を区切りとして sring[] 配列に格納されるようです。

    public MyForm()
    {
        InitializeComponent();
        button1.Hide();
        textBox1.Hide();
        string file_name = @"C:\DATA\CSForm.cs";
        StreamReader reader = new StreamReader(file_name);
        string str;
        str = reader.ReadToEnd();
        richTextBox1.Text = str;
        reader.Close();
    }

検索するときは RichTextBox 上でマウスをクリックします。

        // richTextBox1
        this.richTextBox1.Location = new System.Drawing.Point(12, 12);
        this.richTextBox1.Name = "richTextBox1";
        this.richTextBox1.Size = new System.Drawing.Size(551, 409);
        this.richTextBox1.TabIndex = 0;
        this.richTextBox1.Text = "";
        this.richTextBox1.MouseDown += new System.Windows.Forms.MouseEventHandler(this.mouse_Click);

mouse_Click() メソッドでは richTextBox1 を非表示にして、button1 と textBox1 を表示します。

    // richTextBox でマウスがクリックされたとき
    private void mouse_Click(object sender, MouseEventArgs e)
    {
        // MessageBox.Show("マウスがクリックされた");
        richTextBox1.Hide();
        button1.Show();
        textBox1.Show();
    }

TextBox から検索キーワードをタイプしてボタンをクリックすると RichTextBox のテキストを検索します。
richTextBox1.Find() で s_key を選択して、色を DarkMagenta に設定します。
検索が終われば richTextBox1 を表示して button1 と textBox1 を非表示にします。

    // ボタンクリックでキーサーチ
    private void button_Click(object sender, EventArgs e)
    {
        string  s_key;
        s_key = textBox1.Text;
        for(int pos = 0; ; )
        {
            pos = richTextBox1.Find(s_key, pos, RichTextBoxFinds.None);
            if (pos < 0) break;
            richTextBox1.SelectionColor = Color.DarkMagenta;
            pos++;
        }
        richTextBox1.Select(0, 0);
        richTextBox1.Show();
        button1.Hide();
        textBox1.Hide();
    }

RichTextBox 上でマウスのダブルクリックでキーワードを取得する方法も考えられます。
ダブルクリックで richTextBox1_DoubleClick() メソッドを呼び出します。
最初のクリックで mouse_Click が呼び出されるので、シングルクリックをコメントアウトして下さい。

    this.richTextBox1.MouseDoubleClick += new System.Windows.Forms.MouseEventHandler(this.richTextBox1_DoubleClick);
    //this.richTextBox1.MouseDown += new System.Windows.Forms.MouseEventHandler(this.mouse_Click);

キャレット(マウスカーソル)位置から８文字を抽出してタイトルバーに表示してみましょう。

    private void richTextBox1_DoubleClick(object sender, MouseEventArgs e)
    {
        MessageBox.Show("RichTextBox DoubleClick");
        int pos = richTextBox1.SelectionStart;
        richTextBox1.Select(pos, 8);
        this.Text = richTextBox1.SelectedText;
    }

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