Contex Menu

Contex Menu を設定して編集メニューをコーディングします。

プログラムの説明

今回は Contex Menu を設定して編集メニューをコーディングします。
Exec メニューもコーディングするので、重ならないように using を追加して下さい。

using System;
using System.Drawing;
using System.Windows.Forms;
using System.Text;          // for Encoding
using System.IO;            // for File, StreamReader
using System.Collections;   // ArrayList
using System.Diagnostics;   // Process の起動

TextBox を使うと自動的に Contex Menu が設定されるのですが、RichTextBox には設定されません。
本格的な Editor となると RichTextBox に限るので、Contex Menu を設定します。
CLI で Contex Menu(右クリックメニュー)を設定する方法は RitchText ContexMenu を参照して下さい。
行のペーストは Paste メソッドと共通です。

メニュー	メソッド
コピー(&C)	Copy メソッド
カット(&T)	Cut メソッド
ペースト(&P)	Paste メソッド
行コピー(&B)	LCopy メソッド
行カット(&L)	LCut メソッド

RichTextBox に Contex Menu を設定します。
Contex Menu は次のページを参照して下さい。
ContextMenu(右クリックメニュー)を設定する
Rich Contex
1. ツールボックスから Form に ContextMenuStrip をドラッグします。
2. 画面下に MenuStrip1 と並んで ContextMenuStrip1 が表示されます。
  同時に画面上部に[ここへ入力]が表示されます。
  先に TabControl を設定しているので、上から重ねて表示されるかも知れません。
3. 最初のメニュー「コピー(&C)」とタイプします。
4. イベントアイコンをクリックして Click に Copy とタイプします。
  (メニューと共通のイベントハンドラは作成済です)
5. 同じ要領でコンテックスメニューをタイプして下さい。
6. richTextBox1 のプロパティから ContextMenuStrip に ContextMenuStrip1 を選択します。
  ContextMenu が正常に作成されていると ContextMenuStrip1 が選択できるようになっています。

編集メニュー

編集メニューをコーディングします。
Copy や Paste はクリップボードを介して操作することで、他の汎用的なアプリと共有出来ます。
例えば、メモ帳でコピーした TEXT を張り付けたり、逆の操作も出来るようになります。
またブラウザの URL をコピーして、張り付けることも出来ます。

    //☆ 編集メソッド
    private void Copy(object sender, EventArgs e)
    {
        if (richTextBox1.SelectionLength > 0)
        {   richTextBox1.Copy();  }
    }
    private void Cut(object sender, EventArgs e)
    {
        if (richTextBox1.SelectionLength > 0)
        {   richTextBox1.Cut();  }
    }
    private void Paste(object sender, EventArgs e)
    {
        ClipPaste();
    }
    private void Undo(object sender, EventArgs e)
    {
        if (richTextBox1.CanUndo)
        {   richTextBox1.Undo();  }
    }
    private void Redo(object sender, EventArgs e)
    {
        if (richTextBox1.CanRedo)
        {   richTextBox1.Redo();  }
    }
    private void LCopy(object sender, EventArgs e)
    {
        m_fclass.LineEdit(richTextBox1);
        Clipboard.SetDataObject(m_fclass.lstr, true);
    }
    private void LCut(object sender, EventArgs e)
    {
        m_fclass.LineEdit(richTextBox1);
        Clipboard.SetDataObject(m_fclass.lstr, true);
        richTextBox1.Text = richTextBox1.Text.Remove(m_fclass.st, m_fclass.nx - m_fclass.st);
        richTextBox1.SelectionStart = m_fclass.st;
    }
    private void ClipPaste()
    {
        IDataObject data = Clipboard.GetDataObject();
        if (data != null && data.GetDataPresent(DataFormats.Text) == true)
        {
            richTextBox1.Paste();
        }
    }

編集メニュー以外に、この段階でプログラム出来るメニューもコーディングします。
Exec は、編集中のファイルを既定のプログラムで実行します。
Ut8Load, UniLoad, JisLoad, EucLoad は、文字化けするときコードを指定して読み直します。

    private void Exec(object sender, EventArgs e)
    {
        if (File.Exists(m_fclass.path))
            System.Diagnostics.Process.Start(m_fclass.path);
    }

    private void Ut8Load(object sender, EventArgs e)
    {
        m_fclass.ReadFile("utf-8");
        m_fclass.Load(richTextBox1);
    }
    private void UniLoad(object sender, EventArgs e)
    {
        m_fclass.ReadFile("utf-16");
        m_fclass.Load(richTextBox1);
    }
    private void JisLoad(object sender, EventArgs e)
    {
        m_fclass.ReadFile("shift_jis");
        m_fclass.Load(richTextBox1);
    }
    private void EucLoad(object sender, EventArgs e)
    {
        m_fclass.ReadFile("euc-jp");
        m_fclass.Load(richTextBox1);
    }
    private void HelpAbout(object sender, EventArgs e)
    {
        MessageBox.Show("Text Editor by Maeda Minoru  Contex Version");
    }

プログラムを実行して、編集メニューや Exec メニューが実行できることを確認して下さい。
また RichTextBox 上で右クリックして Contex Menu の実行を確認して下さい。
一応これで Text Editor が使えるようになります。

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