BYTE DATA の出力

C# の FileStream でバイナリー形式のデータ(BYTE DATA)を File に出力します。

前田稔(Maeda Minoru)の超初心者のプログラム入門

プログラムの説明

  1. ファイルに格納するデータの形式には TEXT DATA と BINARY DATA があります。
    TEXT DATA はメモ帳や Text Editor を使って簡単に読んだり書いたりすることが出来ます。
    BINARY DATA はプログラムに依存していて、データを見ただけでは何が書かれているか解らないのが普通です (^_^;)
    またメモ帳などで読もうとしても文字コードとして意味をなさないデータが書かれているので正常に表示することが出来無いでしょう。
    BINARY DATA は8ビット(1バイト)を単位としてファイルに出力されます。
  2. このプログラムを実行するときは、事前に "C:\\data\\" のフォルダーを作成しておいて下さい。
    プログラムを実行すると、このフォルダーに work.bin のファイルが作成されます。
    もちろん実行環境に合わせて、下記の行を修正してもかまいません。
    "C:\\data\\work.bin"
  3. このプログラムは16進数で「FF~01」までの255バイトのデータをファイルに書き出します。
    10進数では「255~1」の値です。
  4. byte byt は8ビットのサイン無し領域の定義です。
    writer.WriteByte() で1バイトずつ書き込みます。
  5. 作成されたファイルは、メモ帳などでは読めません。
    バイナリエディッタなどで確認して下さい。
    バイナリエディッタは 前田稔の超初心者のプログラム入門 から 「Game Program & Tool のダウンロード」で取得することが出来ます。
  6. ソースコードです。
    /**************************************************/
    /*★ BYTE データをファイルに出力する    前田 稔 ★*/
    /**************************************************/
    using System.IO;    // for File, StreamReader
    
    class ByteFileWrite
    {
        public static int Main()
        {
            string file_name = "C:\\data\\work.bin";
            byte byt;
            FileStream writer = new FileStream(file_name,
                                               FileMode.Create,  // 上書き
                                               FileAccess.Write);
    
            for(byt=0xFF; byt!=0; byt--)   writer.WriteByte(byt);
            writer.Close();
            return 0;
        }
    }
    

超初心者のプログラム入門(C# Frame Work)