iostream でデータをタイプ入力

C++ の iostream を使ってコンソールからデータをタイプ入力します。

前田稔(Maeda Minoru)の超初心者のプログラム入門

プログラムの説明

  1. ソースプログラムです。
    ファイル名 説明
    Stream2.cpp iostream でタイプ入力
  2. C++ の iostream を使ってコンソールからデータをタイプ入力します。
    cin は Console Input の略で標準入力装置(通常はキーボード)を表します。
    入力と出力は記号が逆になっています。 (+_+)
    この書き方は UNIX のリダイレクトに良く似ていますね。
    iostream に「.h」が付けられていないことに注目して下さい。
    少し前のバージョンには iostream.h と iostream の両方が格納されていたのですが、 Visual Studio .NET 2005 以降では iostream.h が使えなくなりました。 (^_^;)
    iostream を使う時は using namespace で std を指定して下さい。
    iostream で定義されている標準的な名前は std:: として宣言されています。
        //#include <iostream.h>
        #include <iostream>
        using namespace std;
        
  3. いきなり入力待ちになったのではハングアップしたかと思われるので、事前にメッセージを表示します。
    標準入力(cin) からタイプ入力するときは >> を使います。
    入力したデータを標準出力(cout) に表示するときは << を使います。
    int に続いて double d2, char s[32] をタイプ入力しています。
        int     d1;
    
        cout << "int を入力して下さい\n";
        cin >> d1;
        cout << "int=";
        cout << d1 << "\n";
        
  4. このプログラムの実行結果です。
    int を入力して下さい
    int=123
    double を入力して下さい
    double=6543.21
    文字列 を入力して下さい
    文字列=abcdefg
    
  5. cin.get(ch) はコンソール画面に表示されたメッセージを確認するためのコードです。
    画面がすぐに閉じて、表示が確認出来ないときはコメントを外して下さい。
        cout << "Ctrl+Z  Enter で終了\n";
        char  ch;
        while(cin.get(ch));
    
  6. string 型の文字列入力は 文字列の入力 を参照して下さい。

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