inline 関数

inline(インライン)関数を使うと、その位置で関数のコードが展開されます。

前田稔の超初心者のプログラム入門

プログラムの説明

  1. ソースプログラムです。
    ファイル名 説明
    Inline.cpp inline 関数
  2. inline 関数とは、関数を呼び出しても実際には呼び出しが行われず、その位置に関数のコードが展開されます。
    関数を呼び出す手間がかからない分だけ処理が速くなりますが、コードが長いとプログラムのサイズが大きくなります。
    従って、コードの短い簡単な関数に適しています。
    Object Class では、クラスを定義するブロックの中で実装すると inline 関数となります。
    Object Class の例は UnManeged Mode の簡単な Object Class を参照して下さい。
  3. inline 関数 sin_d() の定義です。
    関数の見かけ上は inline 宣言が付け加えられているだけです。
    sin 関数のパラメータはラジアン角で渡すので、度数法を弧度法に変換しています。
    inline double sin_d(int k)
    {   return sin((double)k/180.0*3.14);
    }
    
  4. sin_d() を呼び出す main() 関数です。
    使い方も普通の関数と変わりません。
        for(kaku=0; kaku<360; kaku+=30)
            printf("sin(%d)= %f\n",kaku,sin_d(kaku));
    

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