Visual Studio のプロジェクトでラインを描画

Visual Studio の環境で C++/CLI のプロジェクトを作成して、ラインを描画します。

プログラムの説明

C++/CLI の Form(Window)プロジェクトは [Visual C++] [CLR] [Windows フォームアプリケーション] として構築します。
プロジェクトの作成は Visual Studio で C++/CLI のプロジェクトを作成を参照して下さい。

自動的に作成されたファイル Form1.h を編集して、ラインを描画します。
Form1.h にはプログラムの主要部分である Form1 Object Class が記述されています。
Main.cpp は Form1 を呼び出すだけです。
Form1 の Constructor に Paint イベントメソッドの呼び出しを設定して下さい。
Paint += は省略した書き方です。

        Form1(void)
        {
            InitializeComponent();
            //
            //TODO: ここにコンストラクタ コードを追加します
            //
            //Paint += gcnew PaintEventHandler(this, &Form1::MyHandler);
            System::Windows::Forms::Control::Paint += gcnew PaintEventHandler(this, &Form1::MyHandler);
        }

MyHandler() メソッドは Form1() に続いて記述します。
Graphics^ g = は省略した書き方です。
赤色の細いラインと緑色の太い線を描画しています。

        void MyHandler(Object^ sender, PaintEventArgs^ e)
        {
            //Graphics^ g = e->Graphics;
            System::Drawing::Graphics^  g = e->Graphics;
            g->DrawLine(gcnew Pen(Color::Red),10,50,260,50);
            g->DrawLine(gcnew Pen(Color::Green,10),10,150,260,150);
        }

ビルド(コンパイル)に続いて実行を行うと、ウインドウに二本のラインが描画されます。
この方法で作成したプロジェクトには、非常に多くのファイルが自動的に作成されます。
例えば次のようなファイルで、削除しても差し支えないファイルも含まれます。

app.ico
app.rc
AssemblyInfo.cpp
Form1.h
Form1.resx
Main.cpp
Main.ncb
Main.sln
Main.suo
Main.vcproj
ReadMe.txt
resource.h
stdafx.cpp
stdafx.h

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