出力編集のサイズを指定

width で出力編集のサイズ(幅)を設定して印字します。

前田稔の超初心者のプログラム入門

  1. ソースプログラムです。
    ファイル名 説明
    Stream4.cpp 出力編集のサイズを指定
  2. cout は標準出力オブジェクトで、cin は標準入力オブジェクトです。
    cout のフィールド幅を決める public 領域(width) に幅を設定して編集します。
    width はリセットされるので、項目ごとに毎回設定しなければなりません。
    次の例では "abcde" に対して width(10) が適用されますが、123 には適用されません。
        cout.width(10);                 //フィールド幅は、毎回設定する
        cout << "abcde" << 123 << '\n';
    
    123 に対しても幅を設定するときは、次のように書きます。
        cout.width(8); cout << "abcde";
        cout.width(8); cout << 123 << '\n';
    
  3. 同様に fill はフィルキャラクターの設定です。
    width は毎回リセットされるのに対して fill はリセットされずに残ります。
        cout.fill('*');                 //フィルは、設定すると引き継がれる
        cout.width(10); cout << 123 << '\n';
        cout.width(8); cout << "xyz";
        cout.width(8); cout << 456;
    
  4. このプログラムの実行結果です。
         abcde123
       abcde     123
    *******123
    *****xyz*****456
    

超初心者のプログラム入門(C/C++)