複数のメソッドを委譲

複数のメソッドをデリゲート(委譲)します。

プログラムの説明

Cpp/CLI のデリゲート(委譲)に複数のメソッドを登録して、一度に実行してみましょう。
デリゲート(delegate)を用いて、メソッドの形式(タイプと引数)を定義します。
呼び出すメソッドは void 型で、引数はありません。

delegate void TestDelegate();

デリゲートから呼び出されるメソッドです。

    void method1()
    {
        Console::WriteLine("method No1 が呼ばれました");
    }
    void method2()
    {
        Console::WriteLine("method No2 が呼ばれました");
    }
    void method3()
    {
        Console::WriteLine("method No3 が呼ばれました");
    }

testdelegate に method1 を、test2 に method2 を登録します。
登録するメソッドは、型と引数が一致していなければなりません。
testdelegate に test2 を追加して、さらに method3 を追加します。
この状態で testdelegate() を呼び出すと三個のメソッドが呼び出されます。
testdelegate から test2 を削除して、testdelegate() を呼び出します。
こんどは method1 と method3 が呼び出されます。
デリゲートへのメソッドの追加は += で、削除は -= で行います。

    TestDelegate ^testdelegate = gcnew TestDelegate(&method1);
    TestDelegate ^test2 = gcnew TestDelegate(&method2);
    testdelegate += test2;
    testdelegate += gcnew TestDelegate(&method3);
    testdelegate();
    testdelegate -= test2;
    Console::WriteLine("※method No2 を削除");
    testdelegate();

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