Class のメソッドをデリゲート

前田稔の超初心者のプログラム入門

プログラムの説明

1. Cpp/CLI のデリゲート(委譲)に Class のメソッドを登録してみましょう。
   C# ではＯＫなのに、メソッドに static 宣言しないとエラーになります。 (^_^;)
   デリゲート(委譲)の基礎は Delegate の基礎 を参照して下さい。
   
2. デリゲート(delegate)を用いて、メソッドの形式(タイプと引数)を定義します。
   呼び出すメソッドは int 型で、二個の int 型の引数を受け取ります。
   

   delegate int TestDelegate( int x, int y );

3. デリゲートから呼び出されるメソッドを method() を定義した Class です。
   method() に static 宣言をしないとエラーになります。
   

   ref class Class1 { public: static int method(int x, int y) { Console::WriteLine("method が呼ばれました"); return x*y; } };

4. Class１ を生成して、デリゲートに method を登録します。
   登録するメソッドは、型と引数が一致していなければなりません。
   

   Class1^ class1 = gcnew Class1(); TestDelegate^ testdelegate = gcnew TestDelegate(&class1->method);

5. デリゲートを通じてメソッドを呼び出します。
   

   int result = testdelegate(3,4); Console::WriteLine("testdelegate(3,4)= {0}", result);

6. static 宣言されたメソッドなら、Class を生成しなくても登録することが出来ます。
   

   TestDelegate^ testdelegate = gcnew TestDelegate(&Class1::method); int result = testdelegate(3,4);

前田稔(Maeda Minoru)の超初心者の C++