平方根の計算

CLI で 平方根の計算 のプログラムを動かします。
CLI を使えば「ソースプログラム一本」だけで動きます。

前田稔の超初心者のプログラム入門

プロジェクトの設定

  1. C:\DATA\Cpp\BAT\Console に Sqrt.cpp を utf-8(BOM 有り)でタイプして格納して下さい。
    専用のエディッタを使わない時は、メモ帳を使ってタイプして下さい。
    /*★ ニュートンラプソンで平方根を計算する     前田  稔 ★*/
    #include <stdio.h>
    
    // Function Prototype
    double  Sqrt(double x);
    
    //★ MAIN PROGRAM
    int  main()
    {   double  x;
    
        for(x=2.0; x<10.0; x++) Sqrt(x);
        return(0);
    }
    
    // SQRT() 関数
    double  Sqrt(double x)
    {   double  x1,xw;
        int     i;
    
        printf("\nSQRT(x=%f)\n",x);
        x1= x;
        for(i=0; i<5; i++)
        {   xw= x/x1;
            printf("I=%d    x1=%f    x/x1=%f",i,x1,xw);
            x1= (x1+xw)/2.0;
            printf("    ANS(%f)\n",x1);
        }
        return(x1);
    }
    
  2. スタートメニューから[すべてのプログラム][Visual C++ 2005 Express Edition][Visual Studio Tools] [Visual Studio 2005 コマンド プロンプト] から起動します。
  3. 次のコマンドをタイプして下さい。
    C:\Users\maeda>CD C:\DATA\Cpp\BAT\Console
    C:\DATA\Cpp\BAT\Console>CL Sqrt.cpp
    C:\DATA\Cpp\BAT\Console>Sqrt.exe
    
  4. どうです!驚くほど簡単でしょう。 \(^o^)/
    cl コマンドでそのままコンパイルすると Native Code になります。
    それに対して /clr を設定してコンパイルすると CLI Code になります。
    cl /clr sqrt.cpp
    
  5. Native Code はコンピュータがそのまま実行出来るコードですが、CLI Code は Java と同様に中間コードです。
    CLI Code を実行するには「中間コードを Native Code に変換する」仕組みが必要です。
    CLI Code を使う利点は幾つかあるのですが、最大の利点は「マシンに依存しない事とサイズが小さい事」でしょうか。
    そこで sqrt.exe のサイズを調べてみました。
    CLI Code は Native Code の約1/3のサイズでした。
    ファイル名 サイズ 説明
    sqrt.exe 69,632 byte Native Code(CL Sqrt.cpp)
    sqrt.exe 23,040 byte CLI Code(CL /clr Sqrt.cpp)
    sqrt.exe.manifest 383 byte CLI のとき作成される

超初心者のプログラム入門(C/C++)