C++/CLI⇒C#/GcmLcm.dll

C# で作成した GcmLcm.dll を C++/CLI から呼び出します。

前田稔(Maeda Minoru)の超初心者のプログラム入門

プロジェクトの説明

  1. C# で作成した GcmLcm.dll を C++/CLI から呼び出す方法を説明します。
    呼び出される DLL の作成方法は C# GcmLcm.dll を参照して下さい。
  2. 空のプロジェクトからシンプルなプロジェクトを作成します。
    Visual Studio .NET を起動して「空の CLR プロジェクト」を選択します。
  3. プロジェクトのフォルダーに Main.cpp を格納して、プロジェクトに組み込みます。
    Main.cpp のソースコードです。
    ClassLibrary1 は DLL の namespace の名前です。
    /*★ C++/CLI から C# DLL を呼び出す    前田稔 */
    using namespace System;
    using namespace ClassLibrary1;
    
    int main(array ^args)
    {
        int     d1 = 32;
        int     d2 = 24;
        GcmLcm^ cls = gcnew GcmLcm(d1,d2);
        Console::WriteLine("{0} と {1} のGCM は {2} で、LCM は {3} です",
            d1,d2,cls->Gcm(),cls->Lcm());
        delete cls;
        System::Console::ReadLine();
        return 0;
    }
    
  4. プロジェクトのフォルダーに GcmLcm.dll を格納します。
    メニューから[プロジェクト(P)][プロパティ]を開きます。
    [共通プロパティ-参照設定]から[新しい参照の追加]を選択します。
    参照の追加から[参照]タグを選び DLL を組み込みます。

  5. プロジェクトを実行すると GCM と LCM が計算されます。
    今回は必要ありませんでしたが、コンパイル(x86, x64)と DLL のモードを合わせる必要があるかも知れません。

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